先週日曜日に辰野町で開催された
「寺子屋シアター」プロジェクトの
キック・オフ・イベント時に
Sさんと言う女性の方から
もっと歴史についてお聞きしたい
という発言があった。
終了後、Sさんに
歴史がお好きなんですねー
と、話しかけたところ
木曽義仲公について調査をしているそうで
その母体が松本(?)にあるという。
更に、樋口次郎兼光公の兄弟についての
新事実を聞いて驚いた‼
しかもその新事実について書かれた本があるとのこと。
どうやら販売はされていないらしく
伊那の図書館にはあるとか💦
うーむ・・・読みたい!
台本に反映出来るかどうかわからないけど
読んでみたい‼
けど、伊那の図書館か・・・
借りるには時間がかかりそう。
さて、どうしよう・・・
と悩んでいたら、Sさんが貸して下さるという。
ありがたやー❣
木曜日にMさんから本が届き、早速読破。
タイトルは・・・
東の春近 六百年の謎 ―田原殿島の領主検証―
著者:野溝 定芳さん
野溝さんは伊那市の方らしい。
樋口兼光公のお兄さんと三男の弟さんは
早世されたと思い込んでいた。
が、この本には生きておられたとの記述が💦
妹さんが二人いたとも・・・
うーん・・・
お父さんの中原兼遠氏の関連本には
次男・樋口次郎兼光、四男・今井四郎兼平
娘・巴御前、そして兼光公の姉が二人という記述が・・・
さて・・・
実は、辰野町市民劇第一弾となる今年の作品は
中原家の家族をメインに書きたいと思っていた。
ところが、ここに来て新事実が発覚!
何しろ600年前のことだから
真実に迫るには、史実・文献を探るしか手はない。
もう台本執筆に入らなければならない時期だけど
フィールドワークに行ってみようか・・・
で、Nさんにお願いして
この件に詳しいN氏をご紹介いただき
昨夜お電話でヒアリングをさせていただいた。
Nさんたちのグループは
木曽義仲公の京都で悪評を払拭したいと考え
調査を続けているご様子。
平家物語に田舎者の義仲軍は
京都で乱暴狼藉を働き
飢饉で苦しむ京都の民を
更に苦しめたというような記述がある。
私もこの平家物語の記述は
違うのではないかと思っていて・・・
というのも、義仲の育ての親は中原兼遠氏
中原兼遠とその家族の人物像を探っていくと
民に対して乱暴狼藉を働く人間が育つとは
考えにくいのだ。
人間の性質を形作るのは「環境」
持って生まれた性質(DNA含む)もあるけど
その人の人生に大きく影響するのは
「環境」だと、私は思っている。
N氏に
資料を差し上げるので松本へ来ませんか?
と仰っていただき
時間が限られているので悩んだけど
やはり伺うべきだ!
と思い、来週、松本へ行くことに決めた。
上田藩士・赤松小三郎氏が主人公の
「維新の彗星」を執筆した時は
原作「龍馬の影」の著者・江宮隆之先生に
赤松小三郎顕彰会の会長さんをご紹介いただき
ヒアリングを行わせていただた上に
資料本までご提供いただき、大いに助かった。
フィールドワークを怠ってはいけませぬ💦
足を使って歩くのが大事💛
※フィールドワークとは・・・
テーマに即した場所(現地)を訪れ、対象を直接観察し
関係者には聞き取りやアンケート調査を行い
現地での史料・資料の採取を行う調査技法のこと。
辰野町の史跡や兼光公ゆかりの地は見学したけど
それ以外は、地図と写真を見て
机上で旅した気分になっていた。
そんなわけで、辰野市民劇の台本は
来週N氏のヒアリングが終わってから
執筆に取り掛かることにしよう・・・
Sさん、本を送ってくださった上に
N氏をご紹介くださり
誠にありがとうございました❣
この一歩が説得力のある作品創作に
繋がってくれますように・・・
下記はキックオフイベントの時の
演舞&お練りの写真↓