蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

赤ちゃん♪

2009年10月26日 14時39分51秒 | 日記
一昨日の土曜日、準劇団員の稽古時間に
生後一ヶ月ほどの赤ちゃんを連れたRinaちゃんが
顔を出しくれた。

彼女は退団後も時間を作っては
稽古場まで激励に足を運んでくれている。
嬉しいですよね、こういうのって

赤ちゃん、抱かせてもらいました!

  うぉっ!
  ちっちゃ~い!
  かる~い!
  かわいい~~!!

大声で発声しているにもかかわらず
スヤスヤ寝ているこの子は
きっと大物になる?!

赤ちゃんを見ながら
この子たちの未来を考えたとき
自分が出来ることは何だろう…
つい、そんな衝動に駆り立てられる。

私は子育て中、我が子を少しでも
社会のお役に立てる人間になって欲しいと考えていた。
そして、夢を持てる大人になって欲しいとも…
だから、彼らのやりたいと思うことには
出来る限り応援をしてきたつもりだ。
彼らの気持ちを汲み取りながらも
中途半端で終わらせることだけは避けたいと
挫折しそうなときは励まし、時には厳しい言葉も吐き
別の視点から現状を見つめられるように
いろんな言葉かけをしてきた。

家族は大切です。
まずはその絆を太く揺るぎないものにして
その後、またやりたいことに挑めばいい。
基盤が揺るげば、やりたいことも出来なくなる。

独身のうちは、夢に向かって
ひたすら邁進して欲しいと思います
その強い思いは、いずれ必ず役に立つはずだから

これからも縁をした人々との繋がりを
大切にしながら生きていきたい…
そういう劇団でありたい、と思います

市長選投票日です!

2009年10月25日 10時57分59秒 | 日記
今日は、長野市長選挙投票日。

私は、団員が政治にも関心を持つよう
時折政治ネタやニュースの話題を取り上げる。
今回の市長選挙についても

  自分たちが住む長野市のリーダーを決定する選挙
  どんなビジョンでどんな政治が行なわれているか
  市民として知る権利と義務(責務)があるのではないか
  マニフェストを精査して、自分の判断で投票しよう

と言う話をした。

だって、投票率が30%とか40%台って言うのがおかしい。
市長や議員が、私たちの税金をどのように運用し
どんな町にしようと思っているのか
市民が知らずにいるってことは

  どうぞ、お好きなようにして下さい

と言ってるようなものだよね。
で、後に問題が起きたり
自分たちの不都合が起きたりすると
急に文句や苦情が殺到する。
市民には、本来監視する役割がある。
その認識のなさが、結果
腐敗政治の温床になっているのだ。

  たかが一票 されど一票
  一票の重みをヒシヒシと感じながら
  票を投じてもらいたい

こういう話は、大人たちがすべき役割。
語らなきゃ伝わらない。
報道まかせでは、一人一人の心に届かない。
誰に投票してくれと頼む前に
選挙の重要性を語ることが
必要なのではないかと私は思っている。

そんなわけで今朝、市内在住の団員に
「選挙に行きましょう」メールを送信。

次男には

  友人に「選挙に行こう」と声をかけてね。

と話し、常日頃から私と政治に関する話をしている次男は

  わかった。

と。

今回の市長選、現職と新人二人の三人が競り合っているらしい。
投票率の良し悪しが、直接結果に繋がりそうだ。
さて、どんな結果が出るか(゜ー゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)ウンウン…

有権者の皆さん
投票所に足を運びましょうね(*‘‐^)-☆

Simple is the best!

2009年10月24日 15時31分52秒 | 日記
昨日の夕方、ホテル国際21へ。

「夢を追いかける人たちへ贈るトークショー」
             by 紀里谷和明

という講演会に行って来た。

この講演会が始まるまでの30分間
牧さんがヴァイオリンを演奏されると伺い
それに間に合うように行こうと思ったんだけど
会場前に午後6:05到着。
既に牧さんの演奏は始まってました

  牧さん、ごめんなさい

急いで席につき、ヴァイオリンの音色に耳を傾け
ふと正面のスクリーンに目を向けると
紀里谷監督の紹介の合間に
音楽に合わせた映像が映し出されている。

講演会の開始時間は18:30のため
18:15頃から人がどんどん入ってきて
ざわめきが多くなり、ヴァイオリンの音色が
かき消されていく。

  マナーがないなぁ…
  しゃべりたければロビーに行けばいいのに…

と、演奏を聴きたい私は少々イラついた。
牧さんは、場内を歩きながら演奏し始めた。

  聴かぬなら 聴かせてやろう ホトトギス?

と、徐々に静かになり、最後の曲が終わると大きな拍手が♪

  さすが、牧さん!

と、本当に思いました

18:30、主催者であるN氏から挨拶が。
N氏は、5ヶ月前に情熱大陸というテレビ番組で
紀利谷さんを知り、その生き方に魅力を感じて

  会ってみたい
  長野に来てもらいたい

と思ったとか。

私は、紀里谷さんを知らなかったので
どんな講演会をされる方なのか
ネットで事前にサラッと調べたところ
かなり評判が良かったので
聴いてみる価値がありそうだと思ったが
牧さんの演奏がなければ
わざわざ予定をあけてまでは
行かなかったかもしれない。

N氏の話を伺って、ますますどんな人か興味を持ったところで
いよいよ紀里谷監督が登場!

よれよれのGパン姿。
ホテルでの講演会なので客席はスーツ姿が多いのにもかかわらず…
で、飾らない人だと一目でわかった。

年齢41歳。
けど、見た感じは30代に見える。
郷里は熊本の山に囲まれた盆地。
小学校5年生で山の向うの世界に行ってみたいと思い
父に「外国に行かせて欲しい」と言ったそうな。
「なにバカなことを言ってるんだ」と父は一笑したが
その後「考えておくから」と言ってくれた。
紀里谷さんは、その思いずっと持ち続け
中学二年でご家族や先生のご協力を得て
念願の渡米を果たし、米国のハイスクールに入学。
卒業後、様々な経験を経て
突如写真家になりたいと思い立ち
5ヵ月後には雑誌社の仕事を貰うようになり
写真家としてある程度知名度が上がったところで
PPVを撮影してみたいと思い、撮り始め
次は映画を撮ってみたと思って
映画「キャシャーン」を作ることを決意。
あたって砕けろ(?)状態で権利を譲って頂き
60億円かかる予算を6億円で製作したとか。
10分の1ですっ!
けど、「やりたい」と思ったことを
「無理だ」と思わず、やれる手法を考え
決して諦めず、必死に努力をして…
そういう彼の魅力にひかれて
協力する人もいたはず。
だから、映画を完成することが出来たんでしょうね。

その後、「GOEMON」を撮ることになった。
今年、公開され話題になった映画だ。

話し始めから、他の講演会とは異質だった。

  皆さん、せっかくいらしたんだから参加してくださいね。
  問いかけには応えてください。
  参加したいか、したくないか、です。
  参加したくない方は、どうぞあちらへ。

と、出口を指差す。

  コミュニケーションが大切なんです。
  さあ、前後左右の人と握手してみましょう。

と促され、観客はおずおずと照れながら
見知らぬ前後左右の人と握手をする。
思わず笑いがこぼれる。
何となく場の雰囲気が柔らかくなった。

  ほら、これだけでも変わるでしょ?

紀里谷さんは、こうしたワークショップを
数多くやってきたそうだ。
目的は「平和」
間が飛び過ぎで、わかりずらいかもしれないけど
人と人との繋がり、対話を大切にすることで
「平和」な国にしていきたい、と。

彼の話は実に

  Simple is the best!

そのものだった。

  やりたいから やる
  やりたくなければ やらない
  ただそれだけ

  人生は 生きる か 死ぬか
  生きたいから生きるんでしょ?

  この場も 参加するか 参加しないか
  したければする したくなければしない

  ただそれだけのこと

私には、とてもわかりやすい言葉だったし
私が常に考え、立ち戻っているところでもあった。

  しがらみとか皆さん言いますが
  自分でしがらみを作ってるんですよ
  囚われの身に自分からなってるんです
  それは、精神の奴隷―
  僕は奴隷にだけはなりたくない

彼は幼い頃からの体験を通して、聴衆に語りかける。

  インスピレーションは衝動
  天才はいないと僕は思ってます
  天才と呼ばれている人に何人も会いましたが
  みんな物凄く練習しているし
  寝る間を惜しんで努力をしている
  あの人は天才だから・・・というのは
  自分が努力しない言い訳ですよね

言葉は若干違うかもしれないが
上記のようなニュアンスのことを語ってくれたと思う。

  創造者は、生き方を追究するものなんだなぁ
  辿っていく過程が、似てるよなぁ…

同じようなことを日々考えている私は
ふと、そんなことを思った。

彼は、世界を歩いていろんな生き方を学び
「人間は自由なんだ」と言う考えに辿り着いた。

  やりたいことをやっていたら食えない

と思った時期もあるそうだが、ある人に

  食えなかったら飢え死にすりゃいい

と言われ

  そうだ…本当にそのとおりだ!

と思ったそうだ。

そこから、ひたすら「やりたいこと」だけをやり続け、今に至る。
彼は飢え死にせず、道はどんどん広がっている。
そこには人知れぬ努力があるのだろう。

  障害なんてものは、単なる不都合でしかないんですよ

しんどくなるときもあるだろう。
悩む瞬間もあるだろう。
それを、うまく切り替え
「やりたいこと」を一番手にドーンと置いて
熱い情熱で走り続けている人…

そんな印象を受けた。
  
  Simple is the best!

最近、これを実感していた私にとって
彼の言葉は後押しのように感じられ
講演会終了後、なんとも言えぬ爽快感があった。

牧さんの演奏と紀里谷さんの講演会
どちらも私の栄養となる貴重な時間でした。

牧さん、お誘いいただいて
本当にありがとうございました

  

あかとんぼ演劇祭♪

2009年10月21日 23時55分05秒 | 日記
今日の午後は“あかとんぼ演劇祭の”打ち合わせに
松代文化ホールまで行って来た。

 上演日 10月21日(土)
 場 所 松代文化ホール
 チケット料金 中学生以下/500円 高校生以上/800円
        (当日200円up)

上演時間は現在調整中。

この“あかとんぼ演劇祭”は
松代文化ホールの会館事業の一つで
中学・高校・大学の三校が競演する演劇祭。
年齢の異なる演劇関係者の交流を図るのが目的だとか。

実はこの演劇祭に、清泉短大“ドラマ・ワークショップ”の
文化祭で上演したお芝居「写真の中のピエロ」が招かれることになった。

  他は、どこの学校が上演するんだろう?

と、楽しみにしていたんだけど、残念ながら
今回は高校の演劇部が参加できないらしい。

  もったいないよなぁ…

今日、改めて松代文化ホール内を視察したところ
やっぱりここは、演劇を上演するのに適したホールだと実感。
声の通りは抜群、キャパもちょうど良い。
照明の数も、体育館で上演するのとは雲泥の差。
無料でこのホールを借りることができて
しかも、チケットの割り当て枚数も超少ない。

  それなのに、参加希望団体が殺到しないのはなぜ??

どうやら松代という場所に問題があるようだ。
長野中心市街地から松代まで来るのが不便なため
生徒達は断念せざるを得ない状況とか。

  何とかならないのかなぁ…
  リハーサルを含め
  わずか二日ばかりのことなのに

ご父兄や学校の協力があれば…とも思うが
現実は、厳しいってことか。。
長野駅からバスも出てるんだけど
乗車料金がバカ高い!
電車だと須坂周りでしか松代に辿り着けない。

この問題さえ解決すれば
このホールを利用する団体が増えるだろうなぁ。。

本当にもったいないって思います


あっ!そうそう!

話は変わりますが、わが劇団の生演奏隊として
大活躍して下さっている牧美花さんから
演奏&講演会のご案内を頂きました♪
  
日 時   10月23日(金)18:30~20:00
      18:00開場 18:00~18:30 ヴァイオリン演奏(牧美花)
場 所   ホテル国際21
チケット料金 4500円(ホテル国際21の1000円分の食事券付きのようです)
講 師   紀里谷(キリヤ)和明 監督
      映画キャシャーン・GOEMON・宇多田ヒカルの元ダンナさん?

紀里谷監督は、他地域でも多くの講演をされ
好評を博している方のようですよ♪

お世話になっている牧さんからのお誘いでもあり
しかも、牧さんのヴァイオリン演奏が聴ける

これは、どう考えても行くってもんでしょ(´∀`)

既に200名近くの方が予約をされているとか。

ちょっぴり料金がお高めですが・・・
もし、お時間に余裕がある方でご来場できそうな方は
ぜひいらしてみて下さいね(*‘‐^)-☆

牧さんの音色は本当に良いですよぉ~
多くの方に聴いて頂きたいです

始動!

2009年10月20日 23時40分46秒 | 日記
今日は、小学校公演に向けての稽古始め♪
オープンエアシアターが終わり
清泉短大の舞台発表も終わった。
いよいよ下半期、新たな作品に向けての始動である。

タイトルは『カン太の涙』

これは2年前に執筆したものの
そのままお蔵入り状態だった作品。
ようやく日の目を浴びる日がやって来た。

私は、子ども向けの芝居には
歌とダンスが必要だと思っている。
子どもたちは、乗りのいい音楽や
リズミカルな動きが大好き。
もちろん、切れのよさも必要だ。

この作品にも数曲、歌とダンスが入る予定。
作曲は、MORIさんにお願いすることに。

先々週、MORIさんに上演台本と
以前創作した子供向け作品のオープニング曲を渡して

  この曲を参考にして作ってみて下さい。

と依頼してあった。
作曲して頂く曲は全部で3曲。

と、一週間もたたずに森さんから

  オープニング曲が出来ました!
  一度、曲を聞いて頂きながらご相談したいのですが…

と、ご連絡を頂いたものの
先週は私の予定がつかず、今日の午後
森さんのお宅にお邪魔して曲を聞かせて頂いた。

  いいですねぇ~
  とってもポップで明るくて♪

基本路線はOK♪
もう一曲もなかなか良い感じ!
台本の情景を読み取ってくれているのがよくわかる。

  MORIさん、ありがとうございます

その後、三光さんに機材を返却に行った。

レンタル代金を支払いつつ
そばにいらした音響のNさんに

  パワードミキサーの件なんですが…

と、相談しようとしたところ

  スピーカーのワット数がわからないと…

と言われて、ハッと思い出し

  ごめんなさい!そうでした!!
  調べようと思って忘れてました!!!
  すぐ調べて、ご連絡しますね!!!!

三週間前ぐらいだったかな…
Nさんにお電話して、パワードミキサーのアドバイスを頂いて
その時に「スピーカーの最大入力ワット数を調べるように言われたのに
バタバタと他の作業に追われて、すっかり忘れていた

え?なぜパワードミキサーが必要かって?
小学校公演や、イベントなどで
夢幻が仕込みを行い、団員が音響オペをする場合
機材をレンタルするより劇団で機材を持っていたほうが
音響オペの稽古もできるし、経費も安くあがる。
だから、この小学校公演を機会に
パワードミキサーを購入しようと考えているところ。

劇団旗揚げの時に購入したミキサーが
3年ほど前に壊れてしまって
これまでは購入せずレンタルで賄ってきたんだけどね。
オープンエアの稽古の時もMDデッキじゃ音量が低くて
やっぱりミキサーとスピーカーが欲しいなぁ…
と思ったし、ここらで踏ん切りをつけようと…

なぜこんなに悩むかって?

あの…
高いんです…
高価な代物なんです!
貧乏劇団には痛い出費なんですっ

けど、今回は絶対買うぞぉ~~

と決意して、Nさんに相談してたってわけ♪

さっきスピーカー仕様を調べて
ちゃんとNさんにメールを送信しました
きっと一両日中にはお返事を頂けると思います

時計をみると、もう17:30を回っている。

  ヤバッ
  稽古に遅れるっ

と、慌てて自宅に戻り、サッと夕飯の準備を済ませ稽古場へ。

早速、MORIさんに作って頂いた曲を
団員に何回か聞いてもらって
詩を見ながら口ずさんでもらった。

キーが心配だったが、大声で歌ったらいけそうな感じ。

歌いながら踊るんだよねぇ…
アップテンポなので、高度なダンスになりそうだし
やっぱり歌は録音しておいた方が良さそうだなぁ…

続いて、キャスト発表をして台本の本読みに入る。
台本は一週間前に配布済み。
感想を聞いたら、マッチが

  いやぁ~仲間っていいなぁって…

みんな一瞬止まって、大笑い

いや、間違ってないよ♪
子どもたちにそう思ってもらいたくて書いた台本だもの
あまりに素直な感想に、ちょっと驚いただけ

本読みしながら、台本の不備をチェックしていく。
何しろ2年前に書いた台本ですからね。
2年たって、私が成長しているとするなら
おかしな点を見つけて良いはずで…

と…
やっぱりあるある、おかしなところが
こりゃ改訂が必要だわ…

で、台本は来週までに改訂することにして
今週は歌とダンスの稽古にすることに。

にしても、この台本…
本気で完成度を高く仕上げようと思ったら
かなり大変な作品だということが
本読みをしながらわかっちゃった。。

もたもたしてはいられない。
来春、劇団公演を行い
夏にはオープンエアシアターを上演する予定。
来年度は10回目のオープンエアなので
大々的に宣伝していきたいと思っている。

だから「カン太」はサッサと仕上げちゃわないとね

主役のケンタロウとモッちゃんは心配してないけど
子ども向け芝居初挑戦となる準劇団員たちが
どこまで付いて来てくれるか…
けど、どの団員も、みんなやる気は満々!
だからきっと大丈夫
一番心配なのは…私?
まずは体力をつけないと、マジやばい