蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

蕗の薹の綿毛

2015年04月29日 23時24分15秒 | 日記
在る方から、写真を送っていただきました(^^)

ご覧ください!

  

蕗の薹のお花って綿毛になるんですね~
白い小さな花が密集して咲くイメージだったけど
綿毛になるとは知らなかった(>_<)

なんとも可愛らしい~
けど、でっかくなるんですね~

あ、皆さんは知っていらっしゃいましたか(汗)

この写真を送ってくださったのは
先日ヒアリングをさせていただいたT氏。

耳より情報のお知らせと一緒に
写真を送ってくださったのでした。
何となく心がホッとして癒されました♪

誠にありがとうございましたm(__)m

知らないことはいくらでもあって
一生のうちに知る範囲なんて
小指の先ぐらいなのかも…

T氏は、耳より情報の発信者をご紹介くださると
仰ってくださり、有難いことですね。

今後の展開が益々楽しみになってきました~

準劇&研修生発表会第2弾!

2015年04月27日 16時57分23秒 | 日記
準劇&研修生発表会第2弾「短編劇3本立て」編の
発表会チラシが出来ました~♪



作成したのはマリちゃん♪
初めての経験で試行錯誤だった様子。
ご苦労さまでした!

この発表会の目的は、自分で役作りを出来るようになること。
企画自体も全て、準劇が中心となり研修生が自ら考え、進めている。

そんなわけで、私は殆ど携わっていません。

発表会前に団内試演会を予定していて
そこでは感想を述べさせてもらえるようです(笑)

 かわいい子には旅をさせろ

と言うが、最初のうちは口を出したくなるのを
我慢するのがとてもストレスだった。

が、役者としての彼らのことを考えれば
こういう稽古も必要なのだと思い
ひたすら黙って見学をし続けて・・・

 観察って大事だな

と、最近は思うようになった。

みんながどこでつっかかっているか
遠目で見ると見えて来ることもある。

また、各チーム、劇団員が一人ずつ
アシスタントで入っているので
その指導方法を見ながら、発見があったり。

劇団員によって、アシストの仕方が違う。

目的は何か
何を大事にしているのか

人によって異なるというのが一目でわかる。

今はストレスを感じなくなり
私にとっても貴重な時間となっている。

これは、劇団員にとっても良い経験なはず。

経験が自分の糧になっていくんだよね~

下記が研修生発表会の日程です。

 日時 5月16日(土)14:30開演
 会場 安茂里公民館 ステージ側
 入場無料

短編劇は“崖っぷちのピイプル”より2作品と
「バス・ストップ」の全3作品。

みんなの成長が楽しみです(^^)

オープンエアシアター2015 説明会

2015年04月26日 23時24分47秒 | 日記
今日は、オープンエアシアター一般参加者向けの説明会。

10:00 団員集合→準備開始

10:40に参加者の一人が到着。

その後、徐々に集まって来て
開始時間の11:00には
本日の参加予定者全員が到着。

司会進行は、制作のケンジ君。

昨年の暮れから制作になったケンジ君にとって
今年のオープンエアは
制作として初めて取り組む一大事業。

各スタッフポジションのメンバーと
お互いに支え合いながら
オープンエアを成功に導いていけるといいね。

ケンジ君は初めて説明会進行役。
なので少々心配だったけど
始まってみれば心配無用だった。
きちんと伝えるべきことを伝えられていたし
言葉も然程噛まなかったし…
前・制作のケンタロウ君が、引き継ぎとして
必要事項をとりまとめてくれたからだと思う。

伝達不足での不手際は出来るだけ避けたいが
とかくありがちなこと。

私も注意しながら、落ちのないように進めていこう。
あ、あまり言い過ぎない程度に…ね(汗)

先回りし過ぎると人は育たないのですね~
かと言って、大失敗は困る。

良い按配というのが難しいが
按配の加減を見極める夏にしたい(^^)

一般参加者は、今月末までご応募を受け付けています。
ご興味のある方は、是非ご連絡くださいm(__)m
下記は、昨年のオープンエアのエンディングを元に
製作した動画です。
【NPO法人 劇空間夢幻工房 プロデュース公演 NAGANO open-air THEATER 2015】



午後は、新潟で上演予定の短編芝居の稽古。
詳細は追ってお知らせしますね♪

今日はテーブル稽古だけで3時間が過ぎてしまったが
共通認識を持つための稽古時間も必要かと思い
最初にじっくりテーブル稽古をしてみようと…

国語的分析が出来たところで演技や表現には至らない。
それはそれで、必要な部分もあるが
役者にとって重要なのは
その役の感情・身体性・価値観―
価値観を育んだ環境をイメージすることも大切。
そして、登場する前の状態を具体的に想像することも―

具体的に想像して、とは言っているが
案外具体的に想像できている人が少ないように思う。

具体的な想像力
想像したイメージを身体に移すシナプスの通りの良さ

ずっと考え、色々試して来ているけれど
若干違う視点からのアプローチに
挑んでみようと思っている―

田中本家

2015年04月25日 16時05分43秒 | 日記
今日は、須坂市の豪商の館「田中本家」を訪れた。



晴れ晴れとしたお天気。
山に霞がかかり春の景色が
目と心を癒してくれる。

田中家は江戸時代須坂藩の御用達を勤め
北信濃屈指の豪商と呼ばれたお家柄。
現在、その一部が博物館として公開されている。

事前に前館長のT氏にご連絡をして
ヒアリングのお時間をいただけることになり
今日は、劇団員のもっちゃんとケンジ君
それと、夢幻の大応援者Sさんと4人で
伺ったのでした。

Sさんは、田中本家の接客講座をご担当した経緯があり
T氏とも面識があるとのことで、ご一緒くださった。

喫茶室に通され、T氏をお待ちしている間
(ほんの1分程度だったと思う)
喫茶室の調度品を眺めていたところ
壁にかけられた一枚の絵に目が止まった。
お殿様が食べた山鳥のお雑煮の絵…だったかな…

と、後ろから声が!

 その絵、描いてもらったんですよ

振り向くと、T氏が明るい笑顔で立っていらした。

田中本家には、古文書が良い状態で保存されており
着物や器、お人形なども、先人の知恵による保管方法で
劣化せず残されていて、博物館にはこれらが展示されている。

古文書には、お殿様が食べたお料理も描かれており
館内にあるお休み処ではナント!
江戸時代のお殿様が食べたお料理を
食べることが出来るのだヽ(^o^)丿

目にとまったイラストは、それを描いたものだった。

Sさんがご一緒してくだっさったおかげで
なごんだ雰囲気の中、お話を伺うことが出来た。

ひとしきり、お殿様の食べたお料理のお話を伺った後
順番が逆になってしまったが、ご挨拶をして
簡単な自己紹介とオープンエアの概略をご説明し
現在、直虎公に関するエピソードや時代背景などを
調べている旨をお伝えして、お話を伺っていく。

驚いたのは、山国だというのに
お刺身やお魚料理が多かったという点。
一年中通して食べていたらしいので
夏場も日本海から運ばれていたってことだよね。

現代は、保冷や冷凍技術が進み
鮮魚の保存&運搬が容易になったけど
科学が発達していない時代に
どうやって鮮度を保ちながら
山国に運搬したのか…

古文書や着物の保存方法もそうだけど
先人の知恵に敬服。

色々なお話を伺い、あっという間に一時間以上が過ぎ…
ちょうどT氏のご関係のお客様がご来館され
T氏が館内をご案内するとのことで
私たちも便乗して博物見学をさせていただいた。

展示物の保存状態の良さは感動物だ。

お雛様の展示も見応え充分。

昔と今のお雛様の従者の違いが面白かった。
昔は能などの舞台芸能に登場する役の人形が
下段に飾られている。

須坂も江戸時代までは舞台芸能が盛んだった様子。
芝居小屋もいくつかあったようだ、
再び演劇が盛んになってくれると嬉しいね~♪

他に色々なお屋敷の所蔵品やが展示されており
去年「なんでも鑑定団」で紹介されたという
「青井戸茶碗 岩水灰かつぎ茶碗」も拝見♪

実はこのお茶碗、1862年に須坂藩のお殿様から拝領した品。
堀直虎公が藩主を相続したのが1861年だから
直虎公からいただいたお茶碗ということになる。

そのまま保存されていれば
大変な価値があったはずだけど
明治3年に起きた須坂騒動で屋敷が焼き討ちに遭い
灰がかぶってしまったため
一見普通のお茶碗にしか見えないのが残念。
それでも原型をとどめいたおかげで
鑑定団の評価額は、350万円という結果だったそうだ。

T氏は20万円程度と思っていたのでビックリ!

鑑定団の評価を抜粋して掲載させていただこう。

  もし火に入っていなければ3500万しただろう。
  まちがいなく青井戸の名碗。
  これが須坂騒動の際に市中に出てしまっていたら
  ただの焼け茶碗で5~10万円。
  なぜ350万かというとこれが田中家の中にあり
  来歴を示した古文書が残されているから。

つまり田中本家にあったことと
お茶碗のルーツの証である古文書の存在が
このお茶碗の価値を高めているのだ。

在る(居る)場所の価値…ということになろうか。

博物館の庭園は、自然に近い雰囲気で
整備されていて、非常に心地よかった。

大半の桜は残念ながら散ってしまっていたけれど
しだれ桜はちょうど見ごろで
お花見気分を味わえた。

   


T前館長様、Sさん、誠にありがとうございましたm(__)m
もっちゃん、ケンジ君、お疲れさまm(__)m

余談だけど、当時は、四足の動物は
禁忌で食してはいけなかったそうで。
けど、2本足の鳥は例外として
食べられていたそうで。

今回は食べそびれたけど、次回はぜひ
お殿様が食べた山鳥のお雑煮を食べてみたいなぁ(^^)

奥田神社へ

2015年04月24日 16時31分10秒 | 日記
昨日は、須坂市の奥田神社へK宮司様を尋ねた。

奥田神社は明治13年に、須坂藩祖・堀直重公と
第13代藩主・堀直虎公を祭神として創建した神社。

  

藩祖と共に祀られている直虎公とは
どんな人物なのか…

直虎公は、幕末騒然たる世相の中
幕府の若年寄と外国奉行を務めた
頭脳明晰の文化人だった。
須坂藩の藩政改革を断行し
貧困にあえぐ庶民を救った殿様。

きっと藩士や庶民から慕われ
尊敬された御方なのだろう。

この神社に祭られているのが
何よりの証、かもしれない。

境内には戊辰戦争の戦没者を祀る招魂社もあった。

 あれ?
 この神社、来たことがある…
 そうか!
 あのときだ…
 数年前の映画撮影の時…

2008年に撮影した映画『草の実』に出演させていただいた折
お百度参りのシーン撮影で訪れた神社だった。

 あれから6年以上も過ぎたなんて…

時が過ぎるのは早いものだ。

今日は、とっても良い天気。
春の日差しが暖かい。

宮司様と一緒に招魂社の前に座り込み
青空の下でヒアリング♪

ありがとうございました!

その後、先週のヒアリングの御礼を兼ねて
市誌編纂室と博物館へ寄って進捗状況をご報告。

お天気が良いせいか、気持ちが晴れ晴れしている~

人間とは不思議な生き物だ。
お天気や些細な出来事でコロコロ気持ちが変化する。

だから面白いんだよね~
生き生きと躍動する人間を描いていきたい(^^)