蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演「ISHIN version.2024」

NPO法人劇空間夢幻工房 創立25周年記念公演
タイトル 『ISHIN ~狼たちは最果てに~ version.2024』
脚本・演出 青木由里
出演 青木賢治/栗生みな/村松沙理亜/清水まなぶ/井田亜彩実/導星ゆな 他

日時 2022年9月8日(日)11:00~/15:30~
会場 飯山市文化交流館 なちゅら 大ホール
チケット予約フォーム:https://www.quartet-online.net/ticket/ishin2024

皆さまへ感謝を込めて晴れやかに開催‼
どうぞお楽しみに‼

役者必見!スタニスラフスキーWS

2013年08月31日 12時57分13秒 | 日記
先程、ケンジ君から電話があり
明日、演劇大学を受講する予定の役者陣には
西村さんのワークショップをお勧めしたいとのこと。

下記がその内容

■実技/演劇体験講座I
 ロシア演劇ってなんだろう?
 講師=西村洋一
 9月1日[日]9:30~12:30
【対象】一般・学生
【定員】各回とも10名
【参加費】1回1,000円
【会場】プレゼンルーム(B棟5階)

スタニスラフスキー・システムを用いた「発声」と「身体」の表現ワークショップ。
知っているようで知らないロシア演劇が体験できるとのこと。

■西村洋一(にしむらよういち)
劇団京で活動した後、96年よりロシア国立サンクトペテルブルグ演劇大学の演出学科にて学ぶ
(1年間は文化庁在外研修員として)
在学中は、演出と並行して、俳優としてのトレーニングも受ける。
2001年に5年間の課程を修了して卒業。
帰国後は、演出や俳優トレーニングを行なう。
俳優トレーニングの内容は、スタニスラフスキー・システムに基づいた
ボイス・トレーニングやムーブメントなど。

私は、坂手洋二さんの講座を受けようと思っていたが
かなり良さそうなので、現在思案中。
なかなか長野では受講できない内容だもんね。
私は、システム自体は学んだことがあるので
大凡の見当はつくが、知らないメンバーは
この機会に是非体験してもらいたいな。

一昨日、Sariaからメールが届き

 行きたいです!

と申し出があり、一緒に行くことになっている。

車は5人乗り、もっちゃんが運転手
帰路はケンジ君が同乗するが
あと一人、乗ることが出来ます。

もし行ってみたいメンバーがいれば、連絡ください。
但し、1名限定です。

出発は朝6時、帰着は23:30頃の予定。
上記の他、実技発表会、シンポジウム、交流会に参加します。
かなりタイトなスケジュールだけど
せっかく行くんだから、吸収できることは何でも!という感じでして(笑)

実技発表会のほうは、松本修さんがチェーホフの「三人姉妹」を
ガッと縮めて書き下ろした四幕物を一幕ずつ
今回研修を受けた演出希望者が演出するそうだ。
一つの作品で、異なる演出が見れるというのも面白いかも?

ケンジ君は、和田先生と久しぶりにお会いし
たくさんお話が出来たようだ。
いろんな刺激を受けている様子が嬉しいね。
スタニスラフスキートレーニングの内容を聞くのも楽しみだし♪

ただ台風の動向が心配。。
無事故で帰って来れるように気をつけよう。

~追記~

限定枠1は、埋まりました(笑)
明日がますます楽しみになって来ました♪

文化庁「予算概算要求」発表!

2013年08月30日 22時40分46秒 | 日記
大分市ホルトホール大分の館長・是永さんから
文化庁の予算概算要求発表のご連絡メールが届いた。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

文化庁「平成26年度予算概算要求」が発表されました。

近年にない前年比17.71%増額という意欲的な予算
獲得目標となっています。総額1,216億4400万円。
とくに子どもたちに向けてのさまざまな支援事業を、
新規も含めて大幅に増額する概算要求となっています。

文化芸術による子どもの育成事業として、
・巡回公演事業を1,500公演から1,900公演に拡充
・芸術家派遣事業を2,400件に拡充
・新規のコミュニケーション能力向上事業で200件
この分野はいままで47億8400万でしたが、62億6100万の
獲得目標で、14億7700万増額目標です。

伝統文化親子教室事業は現状は3,400教室ですが、
5,500教室まで拡充し、現状の9億3500万を16億1200万
に増額する目標です。

劇場・音楽堂等活性化事業の枠のなかで、新規に、
地域の教育機関や児童福祉施設等の関係機関と連携・
協力して実施する子どもの実演芸術体験プログラム支援
事業に4億9000万の獲得目標で、全国120件程度で実施。

地域発・文化芸術創造イニシアチブ事業のなかで、
子どもの文化芸術鑑賞・体験事業支援で100件に対して、
5億の獲得目標です。

文化遺産を活かした地域活性化事業のなかで、新規に、
子ども歴史・伝統・文化体験事業」を創設し、全国120件に
6億の獲得目標です。

地域と協働した美術館・歴史博物館創造活動のなかで、
子どもを育むミュージアム支援事業を実施する全国40件
に2億1600万の獲得目標です。

劇場・音楽堂等活性化事業は7億4000万の拡充で、
37億400万の獲得目標です。
今年度から再開した地域のホールのネットワーク事業
(移動費・宿泊費支援)も拡充の方向です。

地域発・文化芸術創造イニシアチブ事業は、現状29億3600万
が34億1800万に拡充され、「文化芸術創造都市事業」も
新規に追加されています。

舞台芸術創造力向上・発信プランは現状の32億9400万が
42億4200万に拡充の方向で、新規に、戦略的芸術文化
創造推進事業も9億5400万獲得目標で、障がい者の芸術
活動や離島山村での鑑賞機会の提供を取り組みます。

今年度スタートの大学を活用した文化芸術推進事業は、
4億5000万が6億5000万に増額目標で、今年度20大学採択
を30大学採択の目標です。

新規に高校生国際文化交流推進事業(海外派遣等)も企画
され、7400万の獲得目標です。

文化芸術創造都市の推進は、現状1100万から3400万の
増額目標です。

芸術文化の世界への発信と新たな展開事業は、現状
9億3200万ですが、17億9100万に増額する目標です。
国際共同制作、国際フェスティバル開催、海外フェスティバル
への参加事業等への支援です。

以上、次世代の子どもたちに向けての新規事業も含めて、
重点施策として概算要求されていて、感動的な中身となって
います。

「概算要求」なので、来年度予算として決定していくには、
さまざまなハードルがありますが、音楽議員連盟の国会議員
の皆様方はじめ、国民の大きな声で、文化庁の概算要求
の実現に向けて、応援していきたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

国が、ようやく文化芸術に力を入れ始めようとしている?

長野県も文化芸術推進に力を入れていく方針とのこと。

経済優先から、少しだけ人間力(マン・パワー)の必要性に
みんなが気付き始めたのかもしれないね。

長野市も新・市民会館オープンに向けて財団が設立され
当然そういう流れになっていくはず…だと思うが…

この機会に舞台人たちが結束し、何か出来たらいいのになぁ…
なんて、夢を語ってる場合じゃなかった!

各方面からWSの打診が入り、県からのご依頼や
寸劇・コメディ・児童劇上演依頼もいただいていて
秋以降の予定がぎっちりになって来ている。

一つずつ丁寧に、効率よく進めていこう♪

演劇大学INにいがた 2013

2013年08月29日 22時20分27秒 | 日記
今日、劇団員・ケンジ君が新潟で開催される
演劇大学に向かった。
これは演出家・俳優養成セミナー。
下記が概要です。

■文化庁委託事業
 「平成25年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
 演出家・俳優養成セミナー
演劇大学INにいがた 2013
■期間=2013年8月29日[木] ~ 9月1日[日]
■会場=新潟大学(五十嵐キャンパス内、総合教育研究棟が主会場)

全四日間のコース。
ケンジ君は、このうちの実技/俳優育成講座を受講する。
講師は松本修さん。
下記は松本修さんの略歴です。

 俳優として文学座に10年間在籍の後、1989年に演劇集団MODEを設立。
 ワークショップを活用する独自の方法で
 チェーホフ、ベケット、カフカの作品を再読・再構成して上演。
 また、別役実、唐十郎、竹内銃一郎などの戯曲を新演出。
 読売演劇賞優秀演出家賞、湯浅芳子賞、千田是也賞、紀伊國屋演劇賞個人賞などを受賞。
 近畿大学芸術学科舞台芸術専攻教授。
 代表作『逃げ去る恋』『わたしが子どもだったころ』『失踪者』『城』『変身』など。
 
そして、最終日の日曜日には発表会が行われる。

≪実技講座 発表会≫
■日時 9月1日[日]13:00~14:30
■会場 スタジオ(B棟5階)

私は、MAをお休みさせていただいて
もっちゃんと、この発表会を見学に行く予定。

演劇大学の講師のお一人である和田喜夫先生は
演出者協会の理事長で
夢幻旗揚げ当初からずっと
オープンエアの監修をして下さった方。
2010年の「百々眼~スパイラル~」が
和田先生に監修していただいた最後の作品となったが。

旗揚げ当初3年間ぐらいは
劇団本公演の脚本も読んで頂き
アドバイスをいただいていた。

私が今、演出家として認めていただけるようになれたのは
和田先生のお力添えがあったからなのです。

その和田先生と初めて知り合ったのは
忘れもしない1997年に開催された「演劇大学 in 飯田」

そうなんです!
私にとっての大きな転機は、この演劇大学!
そこで和田先生と出会い、その翌年
劇団を立ち上げることになって
役者しか経験のない私が脚本・演出をやらざるを得なくなり
すがる思いで、和田先生に連絡を取ったところ

  君のことはよく覚えてるよ
  インパクトがあったからね~(笑)

と、仰ってくれて、それから何度か東京に通い
先生からご指導を受けて…

さんざんお世話になっておきながら
ここ三年はすっかりご無沙汰してしまっていた。

今月の始めに先生が演出される野外劇が
長野県内で上演されると知り
何とか駆けつけたかったが
オープエアの稽古が詰まっていて
断念せざるを得なかった。

ちょうどそんな頃、演出者協会から
新潟での演劇大学のチラシが届いた。

私にとって大きな転機となった演劇大学。
受講すれば、スキルのみならず人脈を広げる機会にもなる。
ケンジ君もきっと何らかの大きな刺激を受けるに違いない。

で、私も和田先生に久しぶりにお会いしたいと思い
日曜日の発表会を見学がてら新潟まで行くことにした次第。

ただ、直江津ならまだしも新潟市は遠い。
一人で運転していくには不安がありまして…
恐る恐る(?)もっちゃんに相談したところ
一つ返事でOKをくれて…

 ありがとう、もっちゃん!

久しぶりに和田先生と再会できそう♪
今からワクワクです。

積もる話はあるけれど、受講生じゃないので
取り敢えず元気な姿を見に、見せに、行って来ます。

怒涛の5日間

2013年08月28日 23時23分57秒 | 日記
先週末、怒涛のオープンエアが終了。

“怒涛”という言葉がぴったりの5日間だった。

先週の今頃は、仕込みのことで頭がいっぱいで
仕込み以降の記憶は、舞台に関することなら覚えているが
他のことは非常にあいまい。。

あっという間に過ぎ去った5日間。

 毎年こうだったっけ?

と周囲の人に聞いたら

 うん、毎年同じこと言ってる、

だって。

仕込み直前が疲労のピークで
あとは舞台の成功だけを考え
疲れを感じる間もなく時が過ぎる。

去年は、終演後のバラシが終わって集中力が切れ
翌日の片付けに参加できなかったが
今年は何とか参加できた。
3時間ほど寝かせてもらったので、遅刻だったけど。

去年は五十肩による痛みが酷い上に
炎天下でのゲネプロで軽い熱中症症状に陥って
かなり体力の消耗が激しかったが
今年は、五十肩の痛みもなくなり
ゲネプロ時には、三光さんがテントと
冷風扇まで用意してくれたので
西日を背負ってのゲネプロも、然程暑さを感じず
演出席に座っていることができた。

ブース内も、私の席の上に扇風機が取り付けられていて
至れり尽くせり。
三光スタッフさんのお気遣いのおかげで
今年は体力の消耗が殆どなかった。

Hさん、誠にありがとうございました!

今週は、御礼期間。
大勢の方のご協力で成り立っているのがこのオープンエア。
そして、今年は市外初上演だったにも拘わらず
900名もの方が足を運んでくださった。
これも、小布施町や須坂市の皆様のご支援の賜物です。

今日も電話とメールと訪問で一日が過ぎたが
殆どのご感想が

  感動した
  パワーをもらった
  凄かった
  面白かった
  歴史考証を重ねた作品だ
  福島正則公の偏見がとけた
  わかりやすかった

など、嬉しい声が多く

  こんな劇団が地元にあったなんて知らなかった
  もっと早く小布施に呼んでくれれば良かったのに
  もっと大勢の人に観てもらわなければ勿体ない

と、新たなご支援を申し出てくださる方もいらして
本当に有難いことだと思います。

中には、新たな何かの始まりを感じる出会いや再会もあって
更に気合いを入れて精進せねば!と決意を新たにした。

なんだろう?
もしや時の風が吹き始めた?

うふ…
ちょっとだけなら、そんな妄想も良いよね~

週末は反省会なので、明後日には現実を直視し
今後の課題を洗い出すことにしよう。

既にいくつかの改善点は、浮かびあがってるけどね。

オープンエアシアター2013終演!

2013年08月26日 22時51分33秒 | 日記
昨日は公演二日目。
昼間の通し稽古で、更に完成度を高めることができ

  うん!これなら大丈夫!

と思い、開演後は落ちついた気持ちでじっと舞台を見守っていた。

ところが・・・
あめが・・・雨が降って来てしまい・・・
途中で雨脚が強くなり始め、お席をお立ちになったお客様も
お帰りならず雨宿りしながら最後までご覧下さって・・・
途中、盆祭りのシーンで雨は上がり
ラストシーンの頃にはお月さまが顔を出してくれて、ホッ・・・

終演後、お見送りに客席に行くと
雨でずぶ濡れになりながら席も立たずに見て下さった方も多く
申し訳なさと有難さで、心が震えました。
最後までご覧頂いたお客様に感謝すると共に
雨に打たれながら、舞台周りやお客様への対応を迅速にしてくれた
三光スタッフさん、ボランティアスタッフさんに感謝!
そして、雨ふりにもめげず、最後まで持てる力を出してきって
エネルギッシュに演じてくれたキャスト陣
演奏隊、声楽隊の皆さんに感謝!
皆さん、本当にありがとうございました!

終幕後、早速バラシ開始。
午前2時頃には、舞台から全ての機材・資材がなくなり
ガラーンとなった会場に、祭りの後の静寂が訪れて・・・

 今年の夏もこれで終わりか・・・
 いや、まだ終わってない~!

そうです!
このオープンエアシアターは撤収作業を全て終えた時が
本当の意味での終演なのです。

今朝5:00過ぎに一通りのバラシを終え、再び9:00から撤収作業。
朝からの過酷なバラシ作業に参加してくれたメンバーはナント19人!
公演準備~仕込み~本番~バラシ~撤収まで、大勢の方にご協力をいただき、無事故で終えることができました。

改めまして、この公演に関わって下さいました全ての皆様に、深く御礼申し上げます。

今朝から私のところに何通も嬉しいご感想メールが届いています。
機会を見て、キャスト・スタッフの皆さんにご紹介したいと思っています。