大分市ホルトホール大分の館長・是永さんから
文化庁の予算概算要求発表のご連絡メールが届いた。
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文化庁「平成26年度予算概算要求」が発表されました。
近年にない前年比17.71%増額という意欲的な予算
獲得目標となっています。総額1,216億4400万円。
とくに子どもたちに向けてのさまざまな支援事業を、
新規も含めて大幅に増額する概算要求となっています。
文化芸術による子どもの育成事業として、
・巡回公演事業を1,500公演から1,900公演に拡充
・芸術家派遣事業を2,400件に拡充
・新規のコミュニケーション能力向上事業で200件
この分野はいままで47億8400万でしたが、62億6100万の
獲得目標で、14億7700万増額目標です。
伝統文化親子教室事業は現状は3,400教室ですが、
5,500教室まで拡充し、現状の9億3500万を16億1200万
に増額する目標です。
劇場・音楽堂等活性化事業の枠のなかで、新規に、
地域の教育機関や児童福祉施設等の関係機関と連携・
協力して実施する子どもの実演芸術体験プログラム支援
事業に4億9000万の獲得目標で、全国120件程度で実施。
地域発・文化芸術創造イニシアチブ事業のなかで、
子どもの文化芸術鑑賞・体験事業支援で100件に対して、
5億の獲得目標です。
文化遺産を活かした地域活性化事業のなかで、新規に、
子ども歴史・伝統・文化体験事業」を創設し、全国120件に
6億の獲得目標です。
地域と協働した美術館・歴史博物館創造活動のなかで、
子どもを育むミュージアム支援事業を実施する全国40件
に2億1600万の獲得目標です。
劇場・音楽堂等活性化事業は7億4000万の拡充で、
37億400万の獲得目標です。
今年度から再開した地域のホールのネットワーク事業
(移動費・宿泊費支援)も拡充の方向です。
地域発・文化芸術創造イニシアチブ事業は、現状29億3600万
が34億1800万に拡充され、「文化芸術創造都市事業」も
新規に追加されています。
舞台芸術創造力向上・発信プランは現状の32億9400万が
42億4200万に拡充の方向で、新規に、戦略的芸術文化
創造推進事業も9億5400万獲得目標で、障がい者の芸術
活動や離島山村での鑑賞機会の提供を取り組みます。
今年度スタートの大学を活用した文化芸術推進事業は、
4億5000万が6億5000万に増額目標で、今年度20大学採択
を30大学採択の目標です。
新規に高校生国際文化交流推進事業(海外派遣等)も企画
され、7400万の獲得目標です。
文化芸術創造都市の推進は、現状1100万から3400万の
増額目標です。
芸術文化の世界への発信と新たな展開事業は、現状
9億3200万ですが、17億9100万に増額する目標です。
国際共同制作、国際フェスティバル開催、海外フェスティバル
への参加事業等への支援です。
以上、次世代の子どもたちに向けての新規事業も含めて、
重点施策として概算要求されていて、感動的な中身となって
います。
「概算要求」なので、来年度予算として決定していくには、
さまざまなハードルがありますが、音楽議員連盟の国会議員
の皆様方はじめ、国民の大きな声で、文化庁の概算要求
の実現に向けて、応援していきたいと思います。
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国が、ようやく文化芸術に力を入れ始めようとしている?
長野県も文化芸術推進に力を入れていく方針とのこと。
経済優先から、少しだけ人間力(マン・パワー)の必要性に
みんなが気付き始めたのかもしれないね。
長野市も新・市民会館オープンに向けて財団が設立され
当然そういう流れになっていくはず…だと思うが…
この機会に舞台人たちが結束し、何か出来たらいいのになぁ…
なんて、夢を語ってる場合じゃなかった!
各方面からWSの打診が入り、県からのご依頼や
寸劇・コメディ・児童劇上演依頼もいただいていて
秋以降の予定がぎっちりになって来ている。
一つずつ丁寧に、効率よく進めていこう♪