蜜柑のつぶやき ~演出家の独り言~

NPO法人劇空間夢幻工房の演出家/青木由里の日々の呟き。脚本執筆・役者・ワークショップ講師も兼業する舞台人日記♪

原爆投下から71年―

2016年08月05日 23時21分35秒 | 日記
広島に原爆が投下されてから、明日で71年――

オープンエアシアターの稽古が
最後の追い込みに入るこの時期
毎年、広島・長崎への原爆投下と
終戦の日を迎える。

人間はなぜ争わずにはいられないのか…

人間は平和を願う。
しかしながら、今日も、この瞬間も
世界のどこかで戦争は起きている。

日本も振り返れば、血ぬられた歴史がある。

 歴史は難しい

と言う言葉をよく耳にするが

歴史は、私たちの祖先が生きた時代の
史実なんだよね。

つまり人ごとじゃないのだ。

と、若者に話すんだけどね・・・
なかなか伝わらないのが残念。

今、私たちに命があるのは父母がいたから
その父母が生まれたのは、そのまた父母がいたからで
その父母が生まれたのは、そのまた父母がいたからで・・・

父母と言う存在の男女がいなければ
この世に命は生まれない。

当たり前のことかもしれないが
改めて考えると、凄いことだと思いませんか?
素晴らしいことだと思いませんか?

想像すればするほど
命は私たちだけのものではない…という実感が強くなっていく。

脳でわかるとか、論理でわかるとか、でなく
お腹の底でわかると、現代の諸問題も
解決していけるように思う。

戦争も
原爆投下も

正邪だけでは片付けられない。

原発の再開にしても同じ。

何が一番大切なのか・・・

皆さんは。どんな未来を想像しますか?

命は過去から受け継ぎ、未来に紡いでいくもの

過去も今も未来も、他人事じゃないのです。

この時期は、戦争と人間について考えながら
自分を見つめる時期となっている。

今回のオープンエア作品、「奇想」というだけあって
ぶっ飛び作品ではあるけれど
上記に通じるものが、奥底に流れているんだよね。

せめて…
キャスト、スタッフには、戦争や命について
考える機会となってくれたら・・・
と思っているが、これがなかなか・・・

本番まで残り3週間――

面倒がらず、思いを伝えながら
稽古に取り組んでいこうと思います。


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