人の世は、滞在期間の定め無き、今日一日の旅の宿

 時 人を待たず、光陰 惜しむべし
 古より有道の人、国城 男女 七宝 百物を 惜しまず
 唯 光陰のみ、之を惜しむ

劇場版フェイククライシス - 危機と不安へ誘う

2022-06-06 | 日記

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     ※人は恐怖と欲望の歯車で動く恐怖の先には救済ワクチン欲望の先には投薬報酬システム

薬の分量について - 匙加減

2022-06-06 | 日記


少量で病を治すので有名なわが国の名医、蒲輔周老中医
「少量で効かせなければ」と言っている。

かつて久しく中陽虚弱で微熱の続く患者に升陽益胃湯を出したが、
一日量は15gで、日本の分量よりも少量で効果があった。

蒲老はいつも言っている「東垣の補中益気湯は労役で熱甚の者に用いるが、
黄耆一味だけは一銭を用いて他の薬味は数分でよい」と。
即ち中虚で重剤に耐えないからである。

処方用量を減らすのに散剤という手がある。
本来が散剤であるものを現在は湯剤としているものがかなりある。
これは薬材を大量に消費するばかりか却って効果も良くない。

岳美中老師は生前、表虚の自汗を治すのに玉屏風散の粗末を用いたが、
9gづつ朝晩二回煎じて飲ませただけで十分の効果を発揮した。

岳老は言っている「初めて医学を学んだ時、李東垣の<脾胃論>を読んで、
多くの方剤の下に毎服3、4銭と書いてあるのを見て、
こんなに少ない量では効く筈が無いと、散剤を湯剤に改め、
原方の数倍も薬量を用いたものだ。
しかし、その後の経験でそれが間違いだったことが分かった」と。

泡で飲むか(散剤にお湯をかけてかき混ぜて飲む)、
煮散で飲むか(散剤を暫時煎じて飲む)、いずれにせよ
微粉末にすると成分の溶出が容易になり少量で済む。

仲景は50余方の散剤を用いている。
五代から宋までの間に湯剤を散剤に直すことが盛んに行われた。<傷寒総病論>
甚だしいのになると全部が散剤で湯剤が無いのさへある。<経済総録>
<本草綱目>にも散末は沢山あり、用量の多くは“方寸匕”か“匙”
大抵は2、3銭である。
                     中国中医薬報 1994.6.26 

http://youjyodo.la.coocan.jp/geocities/mycoment/40.html

※1両=1.3~1.4g , 1両=10銭