Round Rock日記

テキサスの田舎でのんびり暮らし。
カロリー消費を目指して、オースティン近郊を今日も走る!

旧山田邸で、寄せ木と上げ下げ窓に胸キュン

2022-07-28 10:00:00 | お出かけ

続いてきたのは成城みつ池緑地にある旧山田邸(1937年)。

先ほどの旧猪俣邸住宅と同じく、

2015年、世田谷区に寄贈された邸宅を、

世田谷トラストまちづくり(財団)が、管理運営しています。

 

アメリカで事業を成功させた楢崎定吉さんの邸宅で、

アメリカの影響を受けたスパニッシュスタイルの洋館です。

また、隣接する成城みつ池緑地は、国分寺崖線上にあり、

一部は楢崎さんの土地だったそうです。

(注:緑地は、特別保護区のため、立ち入ることはできません

 

柱のない玄関ポーチ、

2種類のスクラッチタイルが使われています、

この表玄関は来客用で、かわいいステンドグラスも付いています。

 

 

立派な梁がログハウスのようですね、

見どころは、部屋だけではなく廊下まである寄せ木の床

お部屋によって寄せ木のデザインが異なっています。

(基本的に、来客エリアは凝っていて、生活エリアは簡素なデザイン)

一部が寄せ木な家はあるけど、全てが寄せ木なのは、とても珍しい。

  

 

階段は、お客さん用、家族用の2つあります。

そして、全ての窓が上げ下げ窓で統一されているので、

外から見たときのデザインがスッキリしています。

  

 

洋館の中で、唯一の日本間(書院造り)は、

日本間と外壁の間に、縁を置けています。

が、かなり無理矢理感漂っています

ただ、そのお陰で、障子を閉じてしまえば中からは和風に、

外側からは、上げ下げ窓の統一された洋館に見えるのです

 

 

戦後、GHQ(進駐軍)に接収されたときの名残は、

青いペイントで塗られた壁や、花柄の壁紙、に見ることができます。

ただ、それ以外の大幅な改造はなかったようで、

1960年、山田盛隆さん(画家)が住まい&アトリエとして購入、

世田谷区に寄贈するまで、ご家族と住んでいました。

  

旧猪俣邸住宅でも、旧山田邸でも、

ボランティアの方や財団の方から、

さまざまお話を聞くことができて、とても楽しかったです

みなさんの、生き生きとした明るい表情が印象的でした。

 

 

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