テキサスで湯治（天然温泉編）

やっとBig Bend National Parkに辿り着きました
メキシコ国境にあるPresidioから91マイル（約150km）、テキサスは大きいなぁ。
　

ちなみに、このBig Bendは、National Park（国立公園）の中で最も大きくて、
だけど、もっとも訪れる人が少ない公園です、やっぱり辺鄙なんだよね、どこからも遠いというか、
だって、大きさは、東京都の1.5倍もあるんだもん。
しかも、この公園の周りには小さな町しかなくて、
これといった観光名所もないから、わざわざここだけのために来るのもね・・・
だから、大半の訪問者は、テキサス州内からだそうです。
と言っても、テキサス内からでも10時間以上かかるのはザラなので、やっぱり遠いことには違いないんだな
入場料は、出入り自由の7日間有効で＄20。

今日は、そう時間もないので、温泉だけにします。
Hot Springsは、舗装道路からダートロード（未舗装道路）を1.5マイル（約2.4km）進んだところ。
ミルフィーユみたいな岩肌にビックリ触ってみるとモロいです。
　　　　

あった、あった、天然温泉
　　　

そこそこ暖かいけど、この日は気温も低かったから、全身浸かるには寒いかも。
ということで、彼だけ足湯で暖まりました。
　

来ている服をその場に脱ぐ捨てて、次々と入って行きますよ、
しかも、水着ではなく下着姿の人ばかり（女性含め）、
大人も子供も関係なく、思いっきり楽しむのがアメリカ流、奔放ですなぁ
　

ついでに、Hot Spring Loop Trail（1.4マイル）をグルっと歩きました
　　

小高い丘からの眺めも最高気持ちい～い。
馬に乗ってパトロール中のスタッフに遭遇かっこい～い。
　　　　

下を見ると、さきほど立ち寄った温泉が見えますよ。
ちなみに、川向こうはメキシコでございます、柵も何もありません。
　

Big Bendを後にして、宿泊するMarathonの町に向かいます。
公園を出るのに50マイル（80km）、公園を出てから町まで40マイル（65km）、ホントに遠い
途中、検問を通ります、私はグリーンカードを見せました。


小さな町で空いているレストランは、ここだけ、The Famous Burro。
めちゃ混みで、スタッフは、ややパニック状態
小さな町のレストランだから、こんなに混むことは1年に何回もないだろうし、
音楽でも聴きながら、気長に待つことにしましょう
　　

ブラッディメアリー、チキンウィング、チキンストリップス（鶏ささみのフライ）。
あまりの待ち時間に、よほど申し訳なく思ったのか？10%割引にしてくれました、良心的。
　　
こうして、Big Bendの1日はあっという間に過ぎました。

テキサスで湯治（ちょっとメキシコ編）

あっという間の湯治（2泊）であった
朝ごはんは、ベーグル、ポテトサラダ、チェリートマト、フルーツ（グレープ、オレンジ）、コーヒー。


Chinati Hot Springsに別れを告げ、次なる目的地Big Bend National Parkへ出発
すぐそこの川向こうはメキシコということで、
ランチを仕入れがてら、ちょこっとメキシコに寄ることにしました。
　　　
　

アメリカ出国＆メキシコ入国は、ノーチェック。
島国育ちの日本人にとって、陸続きの出入国管理って、ちょっと不思議な感覚
歩いて橋を渡ります、時間にすると5分くらいなもんで、この広くもない深くもない川（Rio Grande River）を境にして、
アメリカとメキシコです。
　　　　　

メキシコの町Ojinagaに入りました
道路標識も、マイル表示からキロ表示になってます。
　　　　　

こちらは、墓石屋さん。
アメリカのより大きくて立派な感じがする。
　

何か食べるもの売ってるかな？と思って、入ってみたら、トルティーヤの工場＆販売店。
スペイン語しか通じないんだけど、どうやら近くに飲食店があるらしいことは分かった。


レストランに入って聞いたら、お持ち帰りもできる＆ドルも使える（メキシコの通貨はペソ）というので、
メニューを眺めるんだけど、スペイン語だから何が何だか分からんとほほ。
テキトーに選んで指差し注文、お支払いも言われたドルを支払ったけど、
ペソのレートから換算しても、明らかに安い感じ、
まぁ、お店の人も面倒だからテキトーなんだろうね
　

再び歩いて橋を渡り、アメリカに入ります
メキシコ出国は30セント/人を支払うだけ、
アメリカ入国はグリーンカードを見せるだけ、いたってサッパリ。
もちろん、入国審査に並んでいるメキシコ人は、いっぱいいたけど。
　

メキシコで思ったより時間を食ってしまった先を急ごう。
　　　

なんだけど、Big Bend National Park（国立公園）へ行く手前にある、
Big Bend Ranch State Park（州立公園）に、
数々の映画の撮影場所にもなった場所があるというので、ちょこっと寄りましょう。
　　
　　　　

そうこうしているうちに、お腹が空いてきた
Lajitasのピクニックエリアで休憩しつつ、メキシコで仕入れたランチを食べるのだ
おぉぉぉタコスかと思ったら、しっとり系のパンに挟まっている、という想定外に期待大。
1つは牛肉、もう1つはスパイシーな豚肉？めっちゃ美味しいもっと買えば良かった。
これって、アメリカにあるメキシカンでは見たことないけど、何て料理なのかしら？
分からないから、買いたくったって2度と買うことができないよぉ。
　　

テキサスで湯治（うんち編）

泊まったボロ小屋は、冷暖房がうるさくて熟睡できなかったけど、
それは、以前泊まったときに知っていたし、それはそれとして、朝がやってきました
朝ごはんは、これまた手抜きで、ベーグル、レンズ豆のスープ（レトルト）、コーヒー


今日は1日、温泉宿周りをハイキング。
ちょうど、川沿い（ほとんど水はない）を歩けるので、
午前中は下流へ向けて、お昼ちょっと休んで、午後は上流へ向けて、歩くことにしました。
どちらも片道1時間なので、合計4時間のハイキングです
　

チョロチョロ流れている川のお水は、透明でキレイです。
　　

やはり、ここも地層がクッキリ。
　　

落ちている石も、縞々だったり、キラキラしたり、色や模様が様々。
　　

雨量が多いと、それなりに川が流れるのか？
木の根元に絡まっている草や木は、どのような過程でこうなるのか？
　　

誰かが作った自然のギャラリー、石にペイント
　　　　

よーく見ると昆虫もいる、そして、小動物の骨も。
　　　　

動物の足跡、うんちはあちこちにある、
あまり乾いていないので、昨日＆今日のうんちと思われる
宿泊者によると、この付近でマウンテン・ライオンやドンキーを見たらしい、ガラガラ蛇にも注意。
　　　　　　

下流のハイキングが終わり、
温泉宿でランチ（ラーメン）を食べて、ちょこっとお昼寝
午後のハイキングに出発
サボテンの針が鋭いのなんのって、シューズの上から刺さっても痛かった。
　

岩の間から咲いている花の周りを、蜂がブンブン飛んでいた。
　　

場所によって、地層や石の種類が違うようで、ここは所々に乳白色の岩。
　　

歩いているだけで、景色が劇的に変わります
ものすごーくダイナミックで、大きさの感覚が日常と変わってしまうのを感じます。
　　　　

温泉宿が見えてきて、午前＆午後のハイキング終了。
野生動物が見れなかったのは残念だけど（というか、会っちゃったら危険だよね）、
足跡やうんちから、ウロついているのは分かりました。
　

露天風呂にゆっくり浸かって、夜ごはん。
手抜きメニューは、クリーム系のパスタ（レトルト）、お魚（さば＆さわら）、白菜の漬物、
オレンジ、チェリートマト（甘くて美味しかったまた買お～っと）。
　　
今夜も、ゲームをしているうちに夜は更けていった

テキサスで湯治（秘湯編）

クリスマスっ気のない我が家は、
身体にたっぷり溜まった1年の垢＆ドロドロをサッパリするべく、湯治に向かいます
冬は、暗くなるのが早いので、朝5時に出発
更に、いつもの田舎道だと、まだ夜が明ける前、鹿が飛び出してきたら危ないので、
だって、この道では、車に轢かれた鹿＆それに群がるハゲタカを、何度も見ているから
安全第1で、サンアントニオを回るハイウェイにしました、
ハイウェイを飛ばせば、時間もそう変わらないし。

周りに何もないのと、そこそこ風のある場所なのか？風車がいっぱいありました。
　　

この辺りは岩盤、もろ地層が見れて面白い。
　　

ここからの7マイル（約11km）は、ダートロード（未舗装）のボコボコ道。
温泉に着くころには、砂埃で車が真っ白
ここは、ほとんどメキシコ（すぐそこの川向こうはメキシコ）で、
ケータイから、国際電話のお知らせテキストが入ります（メキシコにいると認識しているっぽい？）、お家から9時間かかりました。
　　　

途中、牛の群れに遭遇（うんち中）
私たちの方を見ると、仕方なさそうに、草むらの中へ移動しました。
　

　
半年ぶり（6月6日の日記）に訪れた、2度目のChinati Hot Springs
全7部屋の温泉宿は、テレビなし＆電話なし（圏外）＆ネットなし（通じない）＆レストランなし、
だけでなく、付近に何もなく、1番近い街まで1時間くらいかかる、という、とっても辺鄙な谷あいにポツンあります。
そんなもんで、お部屋に鍵もありません、
用事のない人はこんな不便なところまで来ないし、宿泊者同士は必ず顔を合わせるし＆会話するような環境にあるから。
　　　　
　　

私たちは2泊、
お部屋にバスルームがないので、お部屋のすぐ近くにある半屋外シャワー＆トイレを使います。
　　　

内湯、露天風呂あり。
温泉の温度は109F（約42℃）で、リチウム始め各種ミネラルが豊富に含まれているらしい、
夏は快適だった温泉だけど、冬はちょっとぬるいかなぁ（日本人には）、
出たばかりの温泉は適温だけど、浴槽の中で冷めてしまう温度なんだと思います。
出ると寒いから、いつまででも浸かっていられるという感じ。
当然のことながら、宿泊者がお湯に浸かりながら会話が始まる、アメリカにありがちな環境英語わから～ん。
　　

この温泉宿にはレストランがないので、
宿泊者の共用スペースであるコミュニティ・キッチンに食材を持ちこんで、自分で調理します、日本でいう湯治そのもの。
冷蔵庫、オーブン、電子レンジ、お皿や各種キッチンツールは揃っているから、食材さえあれば後は楽ちん、
使用後は、洗って元通りにしましょうというルール。
　　　

旅先なので、どこまでもお料理は簡単に済ませたい
レトルトのタイカレー、日本からのお土産にいただいたレトルトパウチのお魚（さば＆さわら）が
消費期限切れなのを、旅に出る食前、発見したので、ここぞとばかりに消費
こういう食材って、我が家は貴重なので、大切に取っておくから、短い消費期限のものは気を付けなきゃいけません。
彼の作った白菜の漬物、デザートのオレンジ。
食べ合わせめちゃくちゃ気にしない、気にしない。
　　

夕焼けで、空がオレンジ色に染まりました
ホントは、星がとってもキレイなんだけど、冬は（寒くて）外にいるの無理っ
テレビもネットもないから、ゲームで盛り上がりながら夜は更ける・・・何もないと、こういうことが出来るのは良いことだけど、
だったら普段はどうなんだ？ということになるから、反省も含め、考えさせられますね
Rummikubというゲーム、ルールは簡単だけど、頭も使って、かなり楽しかったです。
なんでも、1970年代にイスラエル人が発明したゲームで、3年に1度、世界大会があるんだとか。
　　　

気持ちだけでも、さっぱり系

今日は、とある方から、とあるお願い（相談）があるというので、
じゃぁ、ランチにミーティングしましょう、ということになりました
なんてったって、我が家の家訓は“頼まれたら断らない”
ですから、できることであれば、何でも引き受けますよ

ベトナム料理のSun Flower。
サンクスギビングから、我が家の2人は体重増加中、
“焼け石に水”だとしても、気持ちだけは、さっぱり系でいきましょう
　

外せない生春巻き。


私は、汁なし麺が好きなので、いつものバーミセリ（揚げ春巻きがのっている）。


彼はフォー（牛肉＆団子？）、スープに薬味を浸します。
お友だちは、ランチセットで、鶏肉のピリ辛炒め（パイナップルのスープ付き←ちょっと不思議な味、でも美味しい）。
　　　
この界隈は、アジア系のレストランも多く、
並びには、グロッサリストアHong Kong Supermarket、
いつも行列のラーメン屋さんRamen Tatsu-yaがあります。