ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

12.02大統領選挙行脚

2007-11-12 21:45:20 | ムルマンスク市・街の表情
 11月10日、ムルマンスク市の中央広場に「ロシアのハマコー」とも言われるロシア自由民主党のV・ジリノフスキー党首(写真。出展元:Яндекс)が姿を表しました。大型液晶ワイドスクリーンを備えた中央広場特設ステージで、

 「有権者数の20%の票を獲得すると確信している。
    もし到達できなくても野党第一党を目指して戦い抜く。」


と有権者に向かい雄叫びに近いパフォーマンス演説を展開していました。

 V・ジリノフスキー党首といえば、旧ソ連邦(と言うより旧ロシア帝国)の復活、アラスカのロシアに対する返還、北方領土返還の拒否や東京に対する原爆投下発言など、過激かつ奇矯な言動と行動で西側諸国からは異端視されていますが、体制崩壊後のクレイジーな生活苦に喘ぐ国民からは依然熱狂的支持を得ているので、今回の大統領選挙でどこまで追い上げるのでしょうか。

 余談ですが、V・ジリノフスキー党首の還暦を祝福して創設された「ジーリックブランド」では、タバコ、パヒューム、茶葉、チョコレートなど種類豊富。いまでも購入可能です。ロシアへ訪れた際には土産&話のネタにどうぞ。

ロシア自由民主党 http://www.ldpr.ru/
ジリノフスキーのブログ http://blogs.mail.ru/mail/zhirinovskyvv/

酒と泪と男と女

2007-11-12 02:49:22 | ムルマンスク市・街の表情
 飲んでぇ~飲んでぇ~飲まれてぇ飲んでぇ~
 飲んでぇ飲みつぶれてぇ~ 眠るまで飲んで~ぇ♪
(by河島英五)
 気がつけば最近演歌シリーズが多くなってますね。ムルは意外と演歌が似合うのでしょうか。

 さて11月4日。つまり一週間前の日曜日は、「民族統一の日」でした。
 モスクワなどの大都市では各政党の熱烈支援者たちが集会を開き、ちょっと物々しい雰囲気であったようです。
 しかしここムルマンスクでは、どっちかっていうと、路上に呑み助・呑み子たちの数が増えて祝日を楽しんでいた、という雰囲気があります(3日が土曜ということもあったし)。

 そこで、夜半の近所であった会話。原因不明だが、子持ちの女性が男性と口論に。双方べろべろに酔っ払って:
 女:あんたのこと絶対許さないから!ぶっ殺してやる!この子も殺して、
   私も死んでやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!

   (女の母と思しき女性が制止する)
 男:(無言でタクシーに乗り込みその場を離れていく。)

 でも翌朝にはケロリンコ。
 そんな喧騒あったの?と思ってしまうくらい、いつもと変わらない朝がやって来たのでした。