毎年恒例、
国際産業展示博覧会「セヴテック2007」が11月14日(水)からリダヴォイ・ドヴァレーツ特設会場で開催されています。今回は、仏・トータリ社、ノルウェー・スタットオイルギドロ社、露・ムルマンシェルフ社など、5カ国60社が参加しています。
展示物として
重機、造船、海運、ホース、継手、グラスウール、計測器、接着剤、作業着から天然石工芸品まで、重工業から軽工業まで幅広く展示されていました。また
航空サービス業のアエロノルド社や老舗銀行ズベルバンク銀行の展示まであり、各社有形無形の自社製品およびサービスをビジターにアピールしていました。
私見では露及び近隣諸国の産業界の開発品を垣間見れて嬉しく思いますが、どうも開催方法に関しては日本のそれと比較しまいがちです。日本のエクスポと言えばお祭りみたいで、ビジネスの商談もありますが、それだけでなく高校・大学生、家族連れなど、興味を持った人々が集い・学び・楽しむ空間であったような記憶があります。セヴテックはビジネステイストがもろ濃厚でした。
そう、この時期だからこそ忘れずお伝えしたかったことがあります。
それは展示会場の至る所に「
3色旗に熊」のマークが掲げられてたことです。つまり現大統領V・プーチン率いるロシア与党「統一ロシア」のマークです。先日お伝えしたように、来月2日には大統領選挙があります。さらに入口には「プーチンを支持して!」という看板が。産業界を掌握するロシア第一党の思惑を感ぜすにはいられません。
p.s.数年前のセヴテックではムルの食肉加工会社「オリンプ」が茹でたてのペリメニ(ロシアの水餃子)を販売してくれていたことがあります。その頃の方が個人的には良かったかな・・・という発言は、いやしんぼかな?
セヴテック2007関連記事:
http://murman.ru/news/14-11-2007.shtml#12:33
注:写真中、左側はEXPOの様子、右側は天然石工芸品ブースの様子。