ムルマンスク便り

-夏の完全白夜、冬のオーロラ- ロシア連邦北西部にあり北極圏最大都市ムルマンスク市(ムールマンスク)の現地情報をお届け。

コラ市てくてく。(2)

2007-11-14 20:26:31 | ムルマンスク市郊外
 「コラ市てくてく。(1)」の続編。

 バス停近くに建っているカフェつき小型スーパーマーケット「グヴォズジー」。中に入ると、右手にカフェ、中央がレジ、左手に商品棚がズラリ所狭しと並んでいます。小型なので品揃えは控えめですが、店内明るく買い物しやすいですね。その中に、醤油やオイスターソースが置いてあるのが日本人としてポイント高いと思う。

 カフェ(ここでは「トラクチール」言っている)では、立ち食い式でアルコールは持ち込み不可。プチケーキが20~40pくらいで食べられる。その他に惣菜パンや菓子パン(15~30p)、肉・魚料理(30~60p)も食することができる。

 2階はダンスホール「マグニット」。この訪問時にはベテランユニット「ルースキーラズメール」が10月19日に開催されるというお知らせが掲示されていました。9年前に初めて聞いたときは、当時の流行を反映してか、ユーロビート調の楽曲が多かったけど、今はどうでしょうか。あの時はどのアーティストもユーロビートテイストが強かった・・・・。長く活動し続けている息の長いPPに、芸能記者から熱いエールを贈るぞ!

ルースキーラズメール(Русский размер)の公式サイト:
www.russki-razmer.spb.ru

つらら観察日記(2)

2007-11-13 23:08:52 | ムルマンスク市・街の表情
11がつ13にち(かようび) くもり まいなす5ど

まただいどころのまどをみたら、あのつららが50せんちくらいになってた。
まえに、ままが「あんたはそだちざかりだからねえ」って言ってたけど、こういうのを「そだちざかり」っていうのかなあ。
もっとおおきくなあれ。

12.02大統領選挙行脚

2007-11-12 21:45:20 | ムルマンスク市・街の表情
 11月10日、ムルマンスク市の中央広場に「ロシアのハマコー」とも言われるロシア自由民主党のV・ジリノフスキー党首(写真。出展元:Яндекс)が姿を表しました。大型液晶ワイドスクリーンを備えた中央広場特設ステージで、

 「有権者数の20%の票を獲得すると確信している。
    もし到達できなくても野党第一党を目指して戦い抜く。」


と有権者に向かい雄叫びに近いパフォーマンス演説を展開していました。

 V・ジリノフスキー党首といえば、旧ソ連邦(と言うより旧ロシア帝国)の復活、アラスカのロシアに対する返還、北方領土返還の拒否や東京に対する原爆投下発言など、過激かつ奇矯な言動と行動で西側諸国からは異端視されていますが、体制崩壊後のクレイジーな生活苦に喘ぐ国民からは依然熱狂的支持を得ているので、今回の大統領選挙でどこまで追い上げるのでしょうか。

 余談ですが、V・ジリノフスキー党首の還暦を祝福して創設された「ジーリックブランド」では、タバコ、パヒューム、茶葉、チョコレートなど種類豊富。いまでも購入可能です。ロシアへ訪れた際には土産&話のネタにどうぞ。

ロシア自由民主党 http://www.ldpr.ru/
ジリノフスキーのブログ http://blogs.mail.ru/mail/zhirinovskyvv/

酒と泪と男と女

2007-11-12 02:49:22 | ムルマンスク市・街の表情
 飲んでぇ~飲んでぇ~飲まれてぇ飲んでぇ~
 飲んでぇ飲みつぶれてぇ~ 眠るまで飲んで~ぇ♪
(by河島英五)
 気がつけば最近演歌シリーズが多くなってますね。ムルは意外と演歌が似合うのでしょうか。

 さて11月4日。つまり一週間前の日曜日は、「民族統一の日」でした。
 モスクワなどの大都市では各政党の熱烈支援者たちが集会を開き、ちょっと物々しい雰囲気であったようです。
 しかしここムルマンスクでは、どっちかっていうと、路上に呑み助・呑み子たちの数が増えて祝日を楽しんでいた、という雰囲気があります(3日が土曜ということもあったし)。

 そこで、夜半の近所であった会話。原因不明だが、子持ちの女性が男性と口論に。双方べろべろに酔っ払って:
 女:あんたのこと絶対許さないから!ぶっ殺してやる!この子も殺して、
   私も死んでやるぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!!

   (女の母と思しき女性が制止する)
 男:(無言でタクシーに乗り込みその場を離れていく。)

 でも翌朝にはケロリンコ。
 そんな喧騒あったの?と思ってしまうくらい、いつもと変わらない朝がやって来たのでした。

つらら観察日記(1)

2007-11-10 02:29:19 | ムルマンスク市・街の表情
11がつ9か(きんようび) ゆき まいなす5ど

きょうだいどころのまどをみたら、30せんちくらいのこおりがいえのうえからできていました。
つららっていうんだって。ろしあごでは「さすーりか」っていうんだって。
もっとおおきくなるのかなあ。

セミョーノフスコエ湖凍結

2007-11-07 21:34:18 | ムルマンスク市・街の表情
 このところずーっと雪が降り続いています。

 昨日は用事があって中心街の方に行ってみたのですが、途中セミョーノフスコエ湖と通過する際、湖面がパリッと凍結していたのを目視確認しました。

 ここは毎年1月に寒中水泳大会が開かれる場所。私の知り合いはまた参加するのでしょうか・・・。それまでには湖面の氷もブ厚くなっているのでしょうね。
 またそのときに取材したいと思います。

ヤポメシチェック(1)

2007-11-03 23:25:05 | カフェ・レストラン・グルメ
 正しい日本料理を提供してくれるか検証していくコーナー、「ヤポメシチェック」。不定期更新。

 第1回目は、スシバー「Кай(カイ)」をご紹介します。

 パリャールヌィゾーリ通り沿いにある本格スシバー。一見寿司屋とは思えないが、黒色や木目調で統一されたアーバンな内装と、控えめに飾られている日本の写真が、とても調和が良い。寿司、てんぷら、うどん、トンカツ料理などある。

 入店して早々注文してないのに、ジャスミン茶のサービス。ジャスミン茶自体日本料理じゃないではないかい!・・・と下手に突っ込まないで下さいな。醤油(有料でないところが嬉しい)、一味唐辛子、ランチョンマット、箸などは既にセットされている。

 一番小さな寿司セット(写真。350ルーブル=1,400円)を注文。すると拭くのがもったいないくらいの綺麗なお絞りが出てきた。サービスになかなか感心してしまった。

 待つこと、待つこと・・・とても長く待った。20分は待ったろうか。写真のポーションぐらいではこんな待たされないだろうに・・・。注文した人が東洋人だから、「失敗は許されまい」とウェイトレスも板前さんも緊張してたのか?

 長旅を経てやってきた寿司セットは、少し表面が乾いていたものの、ちゃんとこの場で握られてでてきた寿司だった。決して冷凍寿司セット(※)を解凍したものではなかった。シャリも、米粒の中はふっくら、外側は酢でキュッとしめられていた。醤油も香り豊かな日本の醤油、ガリもホンモノ。山葵は練りものだった。

 帰りにはチューインガムのサービス。日本からダイブ離れた町にあるのに、日本人が納得できるだけのサービスを学んでいる。なかなかやるではないか!今度はうどんやてんぷらをチェックしてみたくなった。

 ムルマンスクへお越しの際は立ち寄ってみてください。

<アクセス>
 所在地  ул.Сомова 6
 電話   8152-44-1119
 営業時間 12:00-22:00

※冷凍寿司セット・・・某水産加工会社製の寿司セットの冷凍モノ。我々が見る寿司とはチョット違ってボール形状に近い。シャリは中がチョット芯があるアルデンテで、外側が酢でしめられているので、生米を食べているようです。ゴリゴリ。こんな寿司は御免です。

オーロラ観測結果(8月&9月)

2007-11-03 02:40:18 | オーロラ
ご無沙汰。
ムルマンスクから、8月及び9月のオーロラ観測結果が届きました。

  8月 1回
  9月 6回

 この結果は飽くまで「観測された」です。ちょっと少ないかな?
 曇天雨天雪天のときには、たとえオーロラがガンガン出現していてもカウントされませんし、晴天のときでも観測者の都合でカウントできなかったものもあります。予めご承知置きください。
 現在、太陽活動は極小期(1サイクル=11年)にあたり、この影響で例年よりも観測された回数は少なくなりました。この影響も考える必要があります。
 来期はまた上り調子でしょう。
 後日この結果をグラフ化したものをHPの方で紹介しようと計画しています。

 そういえば中学で黒点観測チームに参加したのはこの2サイクル前。群にもなってない極ヂミ~で孤独な黒点しか出ず、寂しい思いをしたことを思い出す。あの頃は猪突猛進型の天キチでした・・・。懐かしいですな。