信州の農村の某家にあるむかしの道具。
骨董品でも民芸品でもありません。ほんの少しむかしに使っていた機織り器具です。
糸繰りに使う苧環(オダマキ)・・・六角。四角のもあります。その向こうは機織りに使う杼(ヒ)・・・シャトルとも。
山野草のオダマキはこれに似ていることから命名(糸繰り草ともいう)。
古代織物「倭文・・・しず」に使ったといわれ「しずの苧環」という歌があります。
苧(カラムシ・オ)・・・・麻の古名、麻の原材です。
杼(ひ・シャトル)は緯糸(横糸)を経糸(縦糸)の間にくぐらせる道具。
日本中どこでもそうですが水耕民族の日本でも水利のないところの畑地は桑畑に、お蚕サマの生産は農家の貴重な収入源でした。繭としての出荷のほかに売り物にならない屑繭は自家製糸して銘仙などに。母親にむかしの娘はこの工程をマスターしないとお嫁にいけなかったと聞いたことがあります。
日本の畑で桑の木を見なくなったのはいつごろからでしょうか。
お先祖様の汗のしみこんだ道具です。
骨董品でも民芸品でもありません。ほんの少しむかしに使っていた機織り器具です。
糸繰りに使う苧環(オダマキ)・・・六角。四角のもあります。その向こうは機織りに使う杼(ヒ)・・・シャトルとも。
山野草のオダマキはこれに似ていることから命名(糸繰り草ともいう)。
古代織物「倭文・・・しず」に使ったといわれ「しずの苧環」という歌があります。
苧(カラムシ・オ)・・・・麻の古名、麻の原材です。
杼(ひ・シャトル)は緯糸(横糸)を経糸(縦糸)の間にくぐらせる道具。
日本中どこでもそうですが水耕民族の日本でも水利のないところの畑地は桑畑に、お蚕サマの生産は農家の貴重な収入源でした。繭としての出荷のほかに売り物にならない屑繭は自家製糸して銘仙などに。母親にむかしの娘はこの工程をマスターしないとお嫁にいけなかったと聞いたことがあります。
日本の畑で桑の木を見なくなったのはいつごろからでしょうか。
お先祖様の汗のしみこんだ道具です。
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