比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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富士山から・・・わが懐旧の・・・赤石山

2012-10-06 | 山が好き 中央・南 アルプス
9月24日、富士山のスバルライン四合目半の「お庭」のあたりを歩きました。
朝、順光のうちに西のほうに見える赤石山系の撮影です。山が好きなのです。

まずはじめに赤石山系の南部の山。フォトポイントから地図上を定規で測ると直線距離50kmと推測されます。300mmのレンズで撮影しました。遠いですから完全ジャスピンにはなりません。

塩見岳(3046m)。頂上から太平洋の潮路が見えることから名づけられたという。
左側の稜線を辿ると日本一の高さの三伏峠(1875年開削、2607m)。

荒川岳・・・俗に荒川三山、三つの山の総称・・・東岳(悪沢岳3141m)、中岳(3083m)、前岳(3068m)。

赤石山系の主峰・・・俗称で赤石山・・・右から小赤石岳(3030m、3044m)、赤石岳(3120m)。
岩がむかしの海底の生物ラジオラリア原虫の化石で赤く見えることから赤石岳。擂鉢状の窪みは雪食カール。
上高地で有名なウエストンは1892年この山に信州大鹿村側から登っています。

ふるさとの校歌の歌いだし、
赤石山は巍巍として・・・いまもって「巍巍」という意味がわかりません。
この写真の山の向こうから毎朝、毎夕、子どものころ眺めていた山々です。
むかしむかし高校生のころ歩いた山です。思い出だけが残っています。


赤石山系・・・南アルプスと俗称で呼ばれているところです。一般的な俗称ですから普通名詞だったのですがある公共団体が「南アルプス市」という名前にしたため固有名詞になり、混同しちゃうのでわたしだけかも知れませんが使いづらくなりました。これと同じような地名のつけ方が全国にいくらでもあるので当該市の責任ではありませんが、とにかく弱りましたね。

ここでは古くからいわれた赤石山系と呼ぶことにします。赤石山系、とにかく広大です。フォッサマグナと中央構造線のあいだ、甲斐駒ケ岳から赤石岳、聖岳に続く70kmに及ぶ主山脈。日本で二番目の高峰「北岳」を主峰とする白根三山鳳凰三山といわれる山脈、信州側には中央構造線の西に俗称伊那山脈といわれる山なみが。一市町村名で呼ぶようなスケールの小さな存在ではないのです。


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