比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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初冬の中山道・・・木曽川開発・・・電力王福澤桃介が架けた・・・桃介橋(ももすけばし)

2019-01-21 | 旧街道・峠道・旧宿場
信州上田の・・・六文銭の写真帳

初冬の中山道・・・「是より南 木曽路」の碑から贄川宿・・・平沢間の宿・・・奈良井宿・・・鳥居峠藪原宿、宮ノ越宿、福島宿、さらに南へと進んできました。
長野県木曽郡南木曽町読書の旧三留野宿に近い木曽川に架かる「桃介橋」です。
1922年大同電力(社長福澤桃介)が読書発電所建設の建設資材運搬用を兼ねて架けた橋。トロッコの軌道が敷かれていたという。1950年読書村(現南木曽町)に寄贈。1978年老朽化のため通行止め、廃橋となるはずが・・・撤去費用予算が無くて放置。1993年「ふるさと創生化事業」で復元。人道橋に。国指定重要文化財。当初は「桃之橋」であったが1993年「桃介橋」に。全長247m、幅員2.7m。3基の橋脚による4スパーン。木造吊橋としては日本有数の長さだそうです。

福澤桃介(ふくざわももすけ、1868~1938年)・・・武州横見郡荒子村(現埼玉県比企郡吉見町)岩崎家の生れ、慶応大学在学中に福澤諭吉の婿養子に。外国留学、幾つかの会社勤めのあと株式投資で財を成して幾つかの事業をしたあと電力事業に。大正の終りから昭和のはじめ木曽川電力開発を手がけ「電力王」と呼ばれています。
1988年NHK大河ドラマ「春の波濤」に川上音二郎、川上貞奴とともに中心人物として登場。







三留野の町並みが見えます。旧三留野宿は家数77、本陣1、脇本陣1、旅籠32、宿内人口594の大きな宿でしたが明治の大火で焼失、旧跡は残っていません。
※撮影日は11月27日、
読書村・・・1874年与川村、三留野村、柿其村の3つの村の合成地名。1961年南木曽町に。
★木曽川の河原・・・見たとおり真っ白な花崗岩の河原です。花崗岩の土地はしばしば土石流により崩壊。この地では「蛇抜け」と呼んで「蛇抜け橋」「蛇抜けの碑」などあります。

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