冬の釧路・・・釧路川・・・幣舞橋・・・釧路の夜

ふたたび釧路川の河口の橋・・・幣舞橋・・・橋の袂です。

幣舞橋から見る夕日は世界三大サンセット・・・だそうだ・・・

幣舞はヌサ・オ・マイ(アイヌ語＝幣場・祭場のある場所)。アイヌ語の表音と日本語の表音・表意がうまくマッチした地名表記です。
1889年(明治22年)渡し場だった場所に愛北橋という木造橋(207m)が架橋。氷結、流氷、流木で3年で崩壊、以後、崩落と架け替えを繰り返し1977年現在の橋(124m、5代目)に。
橋の4隅に4代目の橋のメインデザインであるオベリスク(尖塔)があります。3スパーンの箱桁はアーチ風にデザインされています。北海道三大名橋だそうです

橋の上にブロンズ像が見えます。著名な4人の彫刻家による「道東の四季」の像。

その中の一人の本郷新という名前だけ知っていました。広島平和公園の「嵐の中の母子像」。稚内の「氷雪の門」、立命館大学国際平和ミュージアムの「わだつみの像」で有名。

幣舞橋というとこの歌が浮かんできいます。

　　　　　　　釧路の夜
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　(1968年宇佐英雄 作詞・作曲、歌 美川憲一)　　　
　　　霧は降る降る　今日もまた
　　　　一人歩きの　ヌサマイ橋よ
　　　　船の汽笛も　　泣いている・・・・・(後略)

釧路の夜です。

釧路のメインストリート、駅から幣舞橋に通じる北大通りです。雪は街路樹まわりに寄せられています。1945年7月14～15日の米軍の空襲により中心街は灰燼に、死者192名、負傷者273名、消失家屋1618戸、罹災者6211名。

《蛇足》幣舞橋の右岸、橋の袂に観光ステーションという小さな建物があります。２階が原田康子資料室となっています。小説「挽歌」(東都書房1956年刊)が当時ベストセラーになり釧路、釧路湿原を一躍有名にしました。