比企の丘

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甲斐国の善光寺に・・・御開帳を・・・見に行った

2015-05-26 | 道をゆく 関東
                                     、
信濃国の善光寺の御開帳」の画像提供を見ているうちに、御開帳を見たくなりました。

そうだ「甲斐国の善光寺の御開帳」の参拝に行こう
信濃善光寺は創建644年、甲斐善光寺は創建1558年、開祖は中世の甲斐国の守護大名、戦国時代の甲斐、信濃、西上州、三河、駿河、美濃の一部を含めた領国支配者武田信玄
1550年代の越後の上杉謙信との川中島合戦、善光寺の秘仏を戦火から守るという名目で甲府に持ち帰り、善光寺を建造してご本尊にしたという(略奪?)。秘宝「阿弥陀如来前立像」は武田家滅亡後の1593年川家康の命により、信濃善光寺に返され、ご本尊は12世紀に鋳造された「銅像阿弥陀如来像及両脇侍立像」に。

国道411号線(青梅街道)が甲府市内に入るあたりで右折して善光寺通りに、山門が見えてきます。

山門ですが仁王門と兼ねているようです。1565年建造、1754年焼失、1766年再建、国の重要文化財。
入母屋造り、二階建て楼門、桁行17m、奥行7m、高さ15m。

山門から本堂を望む。両脇の仁王像は「未完の仁王像、片腕が無かったり、部品が不完全だったりしたところが見えます。

山門を潜って境内に、大香炉、回向柱、本堂と続きます。

大香炉です。みなさん煙を体に付けるような仕草をしています。
体を清めるためですから線香は自分で買ったものでないと効果がありません?

回向柱です・・・ご本尊と「善の綱」で結ばれています。回向柱に触れるとご本尊に触れたと同じ効果があるそうです。
本堂・・・1565年建造、1754年焼失、1796年再建。長野善光寺と同じ、T字型に入母屋が組み合わさった撞木造。国指定重要文化財。
横幅23.6m、奥行き49m、高さ27m、東日本最大級の木造建築。


本堂に張られた陣幕・・・三つ葉葵の紋です。「葵の紋」といえば徳川家、徳川家では「葵の紋」を他家で使うことを禁じたそうですが、善光寺ではなぜ? 開祖「本多善光の紋どころ」といわれます。南信州麻績の里の住人、信濃国司の従者であったという本多善光が紋をもつほどのものであったかは疑問です。ところで長野善光寺の陣幕は皇室関係の「菊花紋」になっていました(天台宗の紋でもある)・・・よくわからなくなりました。 そういうことでこの問題はギブアップ。

大香炉のほうから山門のほうを見る。駐車場はいっぱい、観光バスも来ています。最寄りの駅はJR中央線「酒折駅」、JR身延線「善光寺駅」。

甲斐善光寺の御開帳」は5月31日までです。


※甲斐善光寺といえば「福を呼ぶというフクロウ」が営巣することで有名でしたが、案内の人に事情を聞いたら数年前に心無いバードカメラマンに脅かされてストレスからか営巣放棄され、もうここでは営巣しなくなったそうです。悲しいですね。

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