比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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長野市郊外・・・松代の山中に眠る・・・古代渡来人の墓?・・・大室古墳群

2015-12-19 | 古墳・遺跡・石塔婆
秋の1日、長野市松代町大室にある「大室古墳群」(おおむろ)を尋ねた義兄夫妻の写真の公開です。
千曲川右岸、松代町大室から南に少し入った大室谷にある約500基の古墳群です。
・・・・・上田六文銭の写真帳・・・・・
   ※ブログ「比企の丘」のギャラリー公開。
1997年国指定史跡「大室古墳群」。16㌶の中に500基の集合墓、古墳館、駐車場。
千曲川を隔てて北の方角に長野市街が見えます。

盛土をした盛土墳土石混合墳もありますが、8割近くが小石を積み上げた積石塚(渡来人墓制?)です。
建造は5世紀~8世紀、積石塚400基、前方後円墳1基ほか。土師器、須恵器、土馬など出土。

巨石が乗っている・・・石舞台?
※撮影日は2015年10月20日 Panasonic LUMIX DMC-FZ100
近くに行ったとき寄ってみよう。

積石塚・・・高句麗の古墳で見られ百済を経て日本に渡ってきたと考えられています。内部は横穴式、大きな石を合掌型に組み上げたものもあり朝鮮半島の古墳に似ているため渡来人の墓というのが定説。ただ出土品が人物埴輪、円筒埴輪、馬具など朝鮮半島の古墳には存在せず国内の古墳に共通するものが多いため、渡来人の墓とする説も揺らいでいる。・・・ワカラなくなった   
※長野市を中心とする善光寺平には将軍塚と呼ばれる大型の前方後円墳が11基あります。集合墓ではなく単独墓です。中でも千曲市森にある森将軍塚は墳丘の長さ100m、1992年自然石を野面積にしたものが復元。将軍とは後世の人がいった言葉で兵隊の位ではなく、たぶん偉い人があの中で眠っているだろうという想像です。4世紀中ごろと推定、被葬者は不明、たぶんこの地方の首長。○○将軍塚とはその土地の地名です。偉い人の苗字ではありません。


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