比企の丘

彩の国・・・比企丘陵・・・鳩山の里びと。
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北信濃の鬼無里村・・・大望峠から・・・八方尾根を眺める

2011-05-20 | 山が好き 北アルプス
5月16日、信州での用事を済ませ遊びの時間です。
江間章子の「夏の思い出」の中に出てくる水芭蕉・・・若いときあれを聞いて憧れました。水芭蕉って尾瀬に行かなければ見れないんだ。ずっとそう思っていました。何しろわたしの生まれたところは水芭蕉が生育しない地域です。
水芭蕉は長野県北部、群馬県北部から東北にかけて咲いてるところではいっぱい咲いています(当たり前だ)。北海道では道端に咲いてるそうです。
前置きが長くなりました。急にミズバショウガ見たくなり戸隠高原に向いました。
今日は長野市の善光寺近くから裾花川を遡って鬼無里に、そこから戸隠にというコースをとります。

大望峠(1050m)の展望台から。文字通り大展望台です。

わたしの好きな山の風景の一つ、白馬連山天狗の頭から不帰の嶮、唐松岳に続く稜線です。中央の幅広い尾根が八方尾根です。不帰の嶮を1人でヨロヨロ歩いたのも、まったく自己流のスキー術で八方のリーゼンスラロームコースを転げ落ちたのもむかしむかしのことです。

五竜岳が見えます。

後立山連峰の大パノラマです。

目の前に迫ってくるような山が戸隠連峰の中の西岳山塊です。

・・・絶壁です。

大望峠の展望台から県道に戻って戸隠宝光社に向います。
県道に合流する前に石仏群が。庚申塔から右にぜんぶで12基が。
庚申塔には文化9年の刻みが見えましたが、ほとんどは風化が激しくて読めません。馬頭観音やお地蔵さんや道祖神らしいのですが定かでありません。いずれも村の塞の神であったり道路安全、旅の安全をねがうものです。ここにいっぱいあるというのは道路改修に伴いここに集められたものと思われます。村人の信仰心がうかがわれます。
大望峠という何となく観光っぽい名前ですが国土地理院の地図にも表記されていますから間違いなくむかしからの峠道であり、かつて大勢の人が戸隠様に参宮した信仰の道であったことを思わせます。

・・・イイ顔した野仏さんたちです。

ここまで来たら戸隠高原はもうすぐです。


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