先日、私の友人のフォークグループの茨城県での演奏会に言ってきました。「ヒューマンファーマーズ」というグループ名のように、農家の方が多い集まりでしたが、始まる前の参加者の会話が「俺のところの野菜の今日のベクレルは○○だった」「俺のところは○○ベクレルで大丈夫だ」など、会話が飛び交っていました。
司会者の方の話も「農産物の祭りも数値が安全基準でも、産地でいやがる人もいて、ひらけなくなった」と話されていました。
放射能の被害は、広がり続けています。
数々のフォークソングを作り続け、ている、笠木透さんは「泣きたいときには鳴き、苦しいときには苦しい」思いをはき出した方がよいのでは。」と言っていました。
参加グループは、福島はじめ、被災地の方々ばかりで、自分の思いを歌にしていました。
宅配の仕事をされている方は、お店のおばさん、クリーニング屋のおじさん、冗談の好きな魚屋さんなど、津波でどうなったんだろう、いつか逢えると信じてますと、歌に託していました。
コンサートというだけでなく、原発ゼロ、憲法改悪を許さないなど、一人一人が主権者として表現してはどうかという提案を自らの行動を通して訴えているように思いました。
女性の歌手の方は、ピザを作っているのですが「燃料の薪は、基準では安全なのですが、どうしても、気持ちが許さず、岐阜県から薪を購入して、作っているとのことでした。
このグループが歌っています「空を汚したのは誰だ、海を汚したのは誰だ、故郷を汚したのは誰だ」と。
8月11日には東海村でコンサートを開くとのでした。