我が家から車で30分足らずで「九大の森」に着く。
九州大学と福岡県篠栗町が共同で整備・管理する
約17ヘクタールの森である。
中央に農業用溜池である蒲田池があり、
これをぐるりと取り囲むように約50種の常緑広葉樹、
約40種の落葉広葉樹が生育している。
この森の中を約2㌔の遊歩道が整備されているから、
四季折々の景観を眺めながら周遊できる。
ここでウオーキングをしている近くに住むらしいおじさんに出会った。
「秋は紅葉、冬は雪景色。実に素晴らしいですよ」
妻が手に持つカメラを見て、
「ああ、水辺の森に生育するラクウショウの撮影ですか。
残念ながら今の時節はダメですね」と手を横に振った。
時節になるとこのように
春先から梅雨明け頃まで、蒲田池の水位が上がると、
水辺に生育しているラクウショウは根元まで水没、
まるで水中からニョキニョキと生えてきたかのような景観となる。
まるでジブリの世界を見るようで、
写真愛好家には絶好の撮影ポイントとなっているのだ。
それを撮るには来年まで待たなければならないが、
その前に秋の紅葉、冬の雪景色がある。
それらを楽しみながらラクウショウを待つことにしよう。
初めての「九大の森」。たびたび行ってみようと思う。
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