こんにちは日本共産党の渡辺みつるです

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”安さ”だけで喜んではいられない!

2010年01月10日 19時39分56秒 | インポート

 町内の方から電話相談が寄せられ、「何とかならないでしょうか?誰が来ても『この家傾いているネ』と言われる・・・」と切実な声でした。今も“地盤沈下”で悩まされている実態が起きています。今年もしっかり地域住民の声を聞きながら“地盤沈下”問題をとりあげて行きたい、と思います。

久々に映画を見たくてシネマ・トーラスに行ってきました。午後の時間帯の放映は「南極料理人」と言うコメディー映画。南極と言えばペンギンやアザラシを想像しますが、映画の舞台はペンギンやアザラシはおろか、ウイルスさえ生存が出来ない極寒の地での8人の観測員の活動。そのなかで唯一の楽しみと言えば“食べる”こと。タイトルが物語っているように、毎日豪華な食事の場面が出てきますが、盗み食いが元でラーメンがなくなります。知恵を生かし、ラーメンづくりが展開。その出来映えを美味しそうに食べる隊員たちの笑顔が感動的でした。この時期は、正月料理を満喫した後だけに、“笑い”に包まれる映画は余計に楽しいものでした。

今朝の新聞に折り込んでいたチラシを見て驚きました。(添付写真)道産のだんしImg_09511 ゃく・たまねぎ、そして千葉・埼玉産のにんじんが1個・1本各19円と言う値段です。しんぶん赤旗日曜版(10日付)に“野菜安値に農家悲鳴”の見出し。記事を読んでみると、農産物価格の下落は小泉「構造改革」の規制緩和が要因。卸売市場法が99年、04年に改悪され、従前の「競りの原則」が廃止。その結果、大手量販店などが値をつけ自由に買い付ける「相対取引」が行われているようです。消費者にとっては安値で買えるメリットがあっても、生産者にとってはデメリットになる。農家の所得が大幅に減少しているようですが、労働者の所得も減少しているので、量販店は“低価格”「毎日がお買い得」のチラシ合戦を行っているのです。

私たちの周りに広がっている「“貧困と格差”は、農業経営者にとつても所得減少と根っこは同じ」と専門家は指摘しています。

日本の農業を守るためには、生産コストに見合う価格で取引するルールづくりが必要です。

昨年まで、農業委員会に関わってした一人として苫小牧市の酪農・畑作農家の実情は聞いていました。私の独自調査で苫東地区内の遊休地に膨大なブロツコリー畑の存在を議会でとりあげましたが、こうした大規模生産法人が量販店との直接取引によって価格をつり下げ、小規模農家の崩壊をつくり出していることが判りました。

食べる”喜びと同時に“作る”喜びが共有できるルールが強く求められます。