This is the football !長野市で活動していた吉田サッカークラブです。

活動期間1997年4月~2021年3月です。活動時はチーム公式ブログ、休止後はサッカー関係の随想をつづっています。

クラブ、リーグの文化

2006年12月28日 | サッカー
当地では近在にいわゆる”クラブ”チームというものが存在しないので、サッカーはもとより、野球、ミニバスケット、など各種の少年少女の活動を見ても父兄の協力が無ければ活動が成り立たないのが当たり前のように思ってきましたが、いろんなブログ、HPを見ていると、父兄の当番が無いということを明言して、選手の勧誘をしている所も決して少なくありません。


人それぞれ置かれた環境が違うので、どっちがいいとか悪いとかでは無いのですが、より深く関わった方が自分が楽しい。というのは断言してしまいます。

子供なんて中学生になれば放っといたって離れていきますし、離れていってもらわないと困ります。

それまでの12年余りの間、いっしょに思い出作りに励んだ方が楽しいかな。


まあ僕の場合は自分の楽しみに息子が近寄ってくるようにといろいろ布石を打っておいた中でサッカーに来た!というのもありますけど...。



吉田少年サッカークラブでは父兄の方には練習当番、試合当番があります。

練習、試合に立ち会い、各種備品の持ち回り管理、子供たちの出席管理から怪我や病気の応急処置、コーチ、クラブ員への連絡事項の伝達等々。


クラブの運営は、6年生父兄、各学年クラス代表が中心になって行います。


クラブとしても参加しているリーグ戦等では会場の設営、本部運営などは当番が順番に回って来ますし、当然リーグの運営委員てのもあるわけで。



最近、リーグやチームを運営していくと言うことに関してまさにポンと膝を打つような話を読みました。

サッカー専門紙のエルゴラッソ。
長野では宅配しかなく(一部コンビニでは買えるらしい)ずっと購読しているのですが、それに高校選手権の東京代表 暁星高校 林監督のインタビューが載っていて、

高校生にとって一発勝負のトーナメントはいかがなものか?リーグ戦をやるべきでは...という趣旨のインタビューなんですが、自分が感銘をうけたのは下記のコメントです。


インタビュアー:「リーグ戦導入で、試合数は絶対的に増えますよね。運営側の負担増は大きいでしょう。



監督:「文句だけじゃだめなんだ。『何だ、このグラウンドは?』 『何だ、あの審判は?』そういうだけ。そうじゃない。

そうじゃないんだ。リーグってのは、審判を担当するやつがいて、グラウンドを確保するやつがいて、日程を考えるやつがいて、金の心配をするやつがいて、それで初めて成り立つんだ。何でもかんでも上から与えられて当然なんかじゃないんだ。みんなで支えなくちゃいけないんだ。これが下から作っていくリーグの文化なんだ。

違うかい?」



高校生だけではなく少年、中学、社会人チームでもそうですし、チームの運営にも同じ事が言えると思います。


僕は自分たちで支え、作り上げていくチーム、リーグが大好きです。