竜馬がゆく 立志篇
つい先日も観たので飽きるかなと思ってましたが、いえいえ然に非ず。むしろ却って集中して観れました。
第一幕では獅童丈演じる桂小五郎との出会い。
染竜馬が黒船を見て「あの黒船が欲しいのぅ」と子どものようにはしゃぐ様子に共感したのか、友の契りを交わそうと言う小五郎。
爽やかな青年2人の爽やかなシーンでした。
二幕目は土佐藩の理不尽さを憂う場面でした。
土佐藩には上士と呼ばれる山内系の武士と郷士と呼ばれる長宗我部系の武士とがいたそうで、私は今回この芝居を観て初めてそれを知りました。
郷士の武士は牛馬にも劣ると虐げられていたのですが、竜馬はそういう土佐藩の体質に嫌気がさして脱藩を決意し、人間が平等でいられる国を作ろうと決心するのでした。
第三幕目は勝海舟の屋敷です。
ここで竜馬は今まで‘国’だと思っていたものが‘家’の集合体であることに気付き、日本は今まで国ではなかった、新しい国を作るのだと大きな夢を馳せるのです。
こうして見てみると坂本竜馬という人は、日本にいて初めて客観的に「日本」を見つめた人ではなかったでしょうか。
筋書きに略歴が載っていましたが、わずか33歳で亡くなるまでに、なんと精力的に日本中を駆け巡った人なんでしょうか。その行動力には頭が下がります。
今の時代にも竜馬ファンがたくさんいるというのは、それほどまでに魅力のある人物なのでしょうね。
はい、ここでおやつターイム!
夜はさすがにお弁当は自粛。なぜなら歌舞伎観劇のお楽しみの1つである甘モノの摂取をしたいから
こちらは北海道から出店の札幌どら。十勝小豆250円也を頂きました。
が、あんこが余りにも上品過ぎて物足りなかったー。
やっぱガッツリあんこたっぷりのヤマザキのやぶれ饅頭が好きだーっ!80円だしーーっ!!
はい、甘モノ終了。
三社祭
舞踊です。
踊りは苦手なんですが、これはテンポが良くてとっても楽しかった!
染様と亀治郎丈が飛び回るようにして踊ってました。その時間約20分。大した体力ですよ。
染様も亀ちゃんもどっちも踊りが上手ですからねぇ。眼福でした。
瞼の母
最後は大衆演劇や映画でもお馴染みの瞼の母です。とはいえ、私はそんなに詳しくお話を知りませんでした。
簡単に言うと生き別れた母親を探す、渡世人忠太郎のお話です。
序幕は弟分の亀治郎丈演じる半次郎を、獅童丈の忠太郎が尋ねてくるシーンなのですが、ここで半次郎の母親が、忠太郎のことを悪い奴だと勘違いして半次郎を庇い立てします。
そこで母親の情を見せ付けられ、羨ましがる忠太郎。
獅童君が非常にいい顔で、活き活きと忠太郎を演じていたのが印象的でした。
半次郎の亀ちゃんもいい芝居です。こういう任侠モノも似合うわねぇ。
大詰の第三場ではいよいよ本当の母親おはまに出会えるのですが、おはまは裕福な暮らしをしているので初めは忠太郎のことを騙りだと思って撥ね付けます。
忠太郎はなんとか自分のことを解って欲しいと思うのですが、結局はすれ違いのままおはまと別れる羽目に。
ガッカリした忠太郎が「わざわざ手間を掛けて母親を探さなくても良かったんだ。こうして瞼を合わせりゃあ母親の面影が浮かんでくるのに・・・」と目を閉じるシーンでは涙が止まりませんでした。こりゃ家で観てたら大号泣モノでしたよ。
獅童君が本当にいい演技で、本当にはまってました。これからもどんどんいいお役を頂いて頑張って欲しいです。
今回の二月花形歌舞伎で一番の収穫は、昼の部の金幣猿島郡での七織姫、夜の部の瞼の母でのおはまの娘、お登世役を務められた中村梅枝君です。
とってもきれいな女形さんだなーと思っていたら、私が大好きな役者さん中村時蔵さんの息子さんでした。
さすがは時蔵さんの息子さんねぇと今回1発でファンになってしまいました。まだまだ20代の伸び盛り。これからが大変に楽しみですね。
それから今回、いつも歌舞伎を観に行く度に見かけていた大向こうさんとおしゃべり出来ました。
昼の部ではお見かけしなくて、夜の部にいらっしゃったのでちょっとお話させて頂いたのですが、大向こうさんの苦労話なども聞けて参考になりました。
次は6月に大歌舞伎があるので、その時にまたお会い出来るかしら?
楽しみが増えましたね。
つい先日も観たので飽きるかなと思ってましたが、いえいえ然に非ず。むしろ却って集中して観れました。
第一幕では獅童丈演じる桂小五郎との出会い。
染竜馬が黒船を見て「あの黒船が欲しいのぅ」と子どものようにはしゃぐ様子に共感したのか、友の契りを交わそうと言う小五郎。
爽やかな青年2人の爽やかなシーンでした。
二幕目は土佐藩の理不尽さを憂う場面でした。
土佐藩には上士と呼ばれる山内系の武士と郷士と呼ばれる長宗我部系の武士とがいたそうで、私は今回この芝居を観て初めてそれを知りました。
郷士の武士は牛馬にも劣ると虐げられていたのですが、竜馬はそういう土佐藩の体質に嫌気がさして脱藩を決意し、人間が平等でいられる国を作ろうと決心するのでした。
第三幕目は勝海舟の屋敷です。
ここで竜馬は今まで‘国’だと思っていたものが‘家’の集合体であることに気付き、日本は今まで国ではなかった、新しい国を作るのだと大きな夢を馳せるのです。
こうして見てみると坂本竜馬という人は、日本にいて初めて客観的に「日本」を見つめた人ではなかったでしょうか。
筋書きに略歴が載っていましたが、わずか33歳で亡くなるまでに、なんと精力的に日本中を駆け巡った人なんでしょうか。その行動力には頭が下がります。
今の時代にも竜馬ファンがたくさんいるというのは、それほどまでに魅力のある人物なのでしょうね。
はい、ここでおやつターイム!
夜はさすがにお弁当は自粛。なぜなら歌舞伎観劇のお楽しみの1つである甘モノの摂取をしたいから
こちらは北海道から出店の札幌どら。十勝小豆250円也を頂きました。
が、あんこが余りにも上品過ぎて物足りなかったー。
やっぱガッツリあんこたっぷりのヤマザキのやぶれ饅頭が好きだーっ!80円だしーーっ!!
はい、甘モノ終了。
三社祭
舞踊です。
踊りは苦手なんですが、これはテンポが良くてとっても楽しかった!
染様と亀治郎丈が飛び回るようにして踊ってました。その時間約20分。大した体力ですよ。
染様も亀ちゃんもどっちも踊りが上手ですからねぇ。眼福でした。
瞼の母
最後は大衆演劇や映画でもお馴染みの瞼の母です。とはいえ、私はそんなに詳しくお話を知りませんでした。
簡単に言うと生き別れた母親を探す、渡世人忠太郎のお話です。
序幕は弟分の亀治郎丈演じる半次郎を、獅童丈の忠太郎が尋ねてくるシーンなのですが、ここで半次郎の母親が、忠太郎のことを悪い奴だと勘違いして半次郎を庇い立てします。
そこで母親の情を見せ付けられ、羨ましがる忠太郎。
獅童君が非常にいい顔で、活き活きと忠太郎を演じていたのが印象的でした。
半次郎の亀ちゃんもいい芝居です。こういう任侠モノも似合うわねぇ。
大詰の第三場ではいよいよ本当の母親おはまに出会えるのですが、おはまは裕福な暮らしをしているので初めは忠太郎のことを騙りだと思って撥ね付けます。
忠太郎はなんとか自分のことを解って欲しいと思うのですが、結局はすれ違いのままおはまと別れる羽目に。
ガッカリした忠太郎が「わざわざ手間を掛けて母親を探さなくても良かったんだ。こうして瞼を合わせりゃあ母親の面影が浮かんでくるのに・・・」と目を閉じるシーンでは涙が止まりませんでした。こりゃ家で観てたら大号泣モノでしたよ。
獅童君が本当にいい演技で、本当にはまってました。これからもどんどんいいお役を頂いて頑張って欲しいです。
今回の二月花形歌舞伎で一番の収穫は、昼の部の金幣猿島郡での七織姫、夜の部の瞼の母でのおはまの娘、お登世役を務められた中村梅枝君です。
とってもきれいな女形さんだなーと思っていたら、私が大好きな役者さん中村時蔵さんの息子さんでした。
さすがは時蔵さんの息子さんねぇと今回1発でファンになってしまいました。まだまだ20代の伸び盛り。これからが大変に楽しみですね。
それから今回、いつも歌舞伎を観に行く度に見かけていた大向こうさんとおしゃべり出来ました。
昼の部ではお見かけしなくて、夜の部にいらっしゃったのでちょっとお話させて頂いたのですが、大向こうさんの苦労話なども聞けて参考になりました。
次は6月に大歌舞伎があるので、その時にまたお会い出来るかしら?
楽しみが増えましたね。