心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

午後の仁寺洞界隈散策

2015-08-22 | 市内見物

 5月22日の午後です。カンナムから安国に戻り、三一路を挟んで雲峴宮(ウニョングン)

の向かい側にあるビルの中に目指すギャラリーはありました。ギャラリーとはいえ

人の出入りが多いわけでもないビルの上層階にある1室、これでは通りがかりに

面白そうな展示だと興味を惹かれて、フラッと入って来る人は望めなさそうです。

展示は和紙作品だけのようですが、韓紙関係者のご招待を受けての作品展だと

いうことに、冷えている政治の世界とは関係なく、具体的に交流が進んでいる部分は

継続されていると思えて、私としては嬉しい取り組みとの出会いでした。

ただ作品自体には、素材にそもそも関心がなく興味を惹かれなかったのは残念でした。

 

展示会の後は、真ん前まで来ている折角の機会ですから雲峴宮(ウニョングン)を

見学。ここは朝鮮王朝26代の王高宗の父、興宣大院君の私宅があった所で、

息子が王になり大院君が政治的手腕を現す中で、政治の拠点になって行った

所だそうです。

 

現在の規模はかなり縮小されたものだそうですが、残存する主要3棟の建物は

喧噪の都市の一角に落ち着いたたたずまいを見せています。

朝鮮朝の高級貴族の住宅は瓦と白い壁、そして時を経た柱の色に日本の古い

寺院や邸宅の作りにも似たコントラストを感じますが、視線を少し上に向けると

屋根の軒先がキュッとあがったラインに朝鮮独特の建築様式を発見できます。

一角には遺物展示室があり大院君縁の品が展示されています。規模は小さいですが

それだけに遺物を間近に見られて興味深いです。

 

古い建物を見たら、骨董店で見た家具を思い出してしまいました。

北村にも一軒骨董店があるので、そこに似たものがないか、行ってみることにしました。

場所は安国駅3番出口を真直ぐ北上し、5分程度歩くとある‘オンギワ ナン’

通りがかりに大小様々な甕が見えて興味を惹かれつつも、持ち帰るには大きく

他の物は縁がなさそうで、じっくり寄って見たことが無いお店です。

 

店内奥の方には、函(ハム)や小盤(ソバンーお膳)が棚にぎっしり。

店主にスマホに撮った写真をみてもらい、インサドンで見つけてとても気になった

もので、高価過ぎて手に入れられないけれど、似たものを扱っていないか

尋ねてみました。

 

私が気になっているものは文匣(ムンガプ)というものだそうです。

今は扱ってないけれど、良かったら連絡先を書いてくれれば出た時に

連絡をくださるというので、書いてきましたが、まあ期待しないで又の機会に

行ってみようと思います

 

ここまで来たからには去年7月にチョガッポを教えていただいた‘結’にも

寄らねばなりません。帰国当時は同じものを何点か作って見たのですが、

サイズがどうしてもまちまちになってしまいます。

もう一度きっちり習い、合わせてコツなども教えていただけたらと、針道具を

持参してきているんです。寄って教えていただく日を予約しようと思います。

 

‘結’に向かって歩きだしたら、何と今まで気が付かなかった小さな博物館が

出来ているのに気が付きました。何時出来たんでしょう?展示はちょうど今

関心を持っている「朝鮮木家具展」、渡りに船!?ですが、今日はもう展示時間を

過ぎていました^^;残念、後日絶対来なくちゃ!

      

 

残念は伝染性がある?らしく‘結’もお休みでした。当ては外れましたが

‘結‘のある通りも、来るたびに整備が進み(=観光化が進み)おしゃれなカフェ

やカワイイショップが軒を増やしています。

 

入りませんでしたが、お茶で足湯をする癒しカフェ(ティーセラピー)なんていう

のがありました^^友人と来る折には利用してみたいところです。

 

夕食はお昼に少しだったけれど鰻をいただいたので、軽くていいと思い昨年見つけた

行列のできるキムパプ屋さん‘チョソンキムパプ’へ行こうと思います。

このお店のメニューはキムパプ以外は2・3種類しかありません。

ククスは一度いただいたことがありますが、今日は他のお客さんが見慣れないものを

食べていました。

 

お店のアジュモ二に料理名を聞くと「ピジチゲ」というそうです。

ピジというのは、豆腐を作った後のおからのことです。

昨年教科書で「싼 게 비지떡이다.」(直訳:安いものはピジトクだ)安かろう

悪かろうの諺として出てきたピジで作ったチゲ?どんなお味か興味深々!

見た目はケーランチム(韓国風茶碗蒸し)の失敗作風です。おからからボソボソ感のある

舌触りを予想しましたが、結構なめらか(チゲだから当然?)で、特別おいしいわけでは

ありませんが、話のタネにはなる面白い食べ物でした^^