心の中のBYJと共に!

ようこそ!老年期まっしぐらのハルの韓国旅行時々国内旅行の記録です。最近は旅には出ても、報告アップが滞りがちですが…

秋の京都を楽しむNO3-20年振りの浄瑠璃寺~東福寺通天橋

2016-11-30 | 国内旅行
11月19日、秋の京都を楽しむ旅2日目になりました。当初は京都市内の紅葉の
見どころ中心に回る予定にしていたのですが、ふと思いだした浄瑠璃寺、確か
今頃が、一説に日本一美しい仏像の開扉期間だったはずと、ネットで調べたら
一年に三度の公開のうち、秋は一番長く10月~11月一杯でした。

家族に話してみると、行ってみたいと言うので即変更しました。
以前訪れたのは20年ほど前、記憶を辿るのも心もとなく旅立ち前、旅行中と何度も
スマホで検索です。浄瑠璃寺は住所こそは京都府ですが、所属はむしろ奈良文化圏、
京都からはJR奈良線で木津乗り換え加茂駅下車、そこからはコミュニテイバスが
ありますが、本数少なくタクシーになりました。

大阪方面へのベッドタウンとして整備されたらしき街ですが、駅周辺から離れると
どんどん鄙びた長閑な感じがひろがって、私好みの風景です。
浄瑠璃寺前の標識のある所で到着を告げられ降りると、そこには土産店なのか
小さな陶芸品が所狭しと並んだ不思議なお店と鄙びた食事処が数軒だけの参道前。
細い参道に足を踏み入れ一歩一歩近づくと、20年前のかすかな記憶がよみがえって
来ました。



本堂や三重塔などの建造物はじめ本尊など、国宝が幾つもある寺らしからぬこじん
まりした門構えです。

池の対岸からお寺の別名九体寺の象徴、九体の阿弥陀如来像が見えるはずと本堂の
対岸に回りました。ところが残念!到着時は上がっていましたが、朝からの雨模様
のためか本堂の扉は全て閉じられられていました。


でも紅葉越しに見る庭園や本堂の佇まいは、とても好ましいものでした。


ぐるっと池の周りを回って、浄土の世界を表現したといわれるお庭を拝見し
いよいよ本堂へ。

こちらのお寺では本堂を拝観する場合のみ料金が発生します。
お庭や建物そして阿弥陀様も、外から見学するなら無料というのはありがたい
ことです。入口で一人300円を支払って靴を脱ぎます。

本堂の裏を通って
 

拝観入口は南側、そこからの紅葉もvery goodでした。


本堂内部の写真撮影は禁止なので肝心の別嬪の仏様はネットからの借用像です。

色白のお顔にふくよかなお体、鮮やかに彩色された衣装や装飾品・・・
永い時を経たものとは思えぬ美しさです。



見学を終えて時計を見ればまだ一時前、急いで京都へ戻れば一か所は見学可能です。
となればJR奈良線京都駅一駅手前に東福寺駅があります。

東福寺は昨夜友人に聞いた、紅葉の人気スポット第一番の場所、旅に出発直前の
TVでも、あまりの人気に危険回避のため、通天橋の上ではカメラ撮影が禁止された
と聞いたばかりです。人が多いのは承知で来ていますので‘一番の’紅葉スポットに
いざ!とばかり目指しました。

とはいえ腹が減っては~~ですから、駅を出てすぐの夜は居酒屋さんらしいお店の
定食屋さんでカレーのお昼をいただきました。

東福寺へは行く道すがらから期待大の紅葉です。
左側、一本の木に陽のよく当たる上から下へのグラデーションが気に入った一枚です。


これは見事!




はじめて訪れた東福寺、境内に一歩足を踏み入れるとまず規模の大きさにびっくり!


いよいよお庭にお邪魔します。




お庭の中が小さな渓谷のようになっています。





上にみえている屋根が通天橋

やっと橋を渡れます。


見学途中に中国系と思しき人々が落葉を手に、何やらここの紅葉は葉に特徴が
云々とささやきあっているらしき姿が・・・興味を惹かれましたが、残念ながら
詳細は聞けるわけもありませんでした。旅から戻り通天橋を検索していたら
どうやらこれだろうということがわかりました。通天紅葉と呼ばれる渓谷一帯に
繁る楓は、宋より渡来した葉が三つに分かれた三葉楓で、黄金色に染まるのが特徴
だそうです。
紅葉の美しさは堪能しましたが漫然と木全体を眺めていたので葉の形にまでは
目がいきませんでした。次回があればそこにも注目して見て来ようと思います。