「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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中国・ミャンマーのパイプラインの地政学的意味

2009-06-25 11:33:18 | その他
きょう読売新聞に記事が出ていましたし、
gooのニュース記事でも
産経新聞の記事がありましたが、
中国とミャンマーのパイプラインは
天然ガスや石油を
安全保障上も要となるエネルギーの輸送ルートを
安価で安全な地上に確保したということです。
マラッカ海峡の海賊を避けたい、
輸送コストを減らしたい、
東南アジア、特にインドネシアでの
反中国感情などいろんな問題があるのが
現況の海上ルートです。

そこでこの新たなパイプラインは
中国にとって
より安全保障上、安心のできるラインということです。

つまり
そのくらい中国とミャンマーは関係が
太いということです。

エネルギーの根幹を預けられる相手というのは
非常に密な関係、ある意味一心同体ということです。

長井さんの問題が解決しない
原因の一つがまたここにあります。


中国、送油管9月着工 ミャンマー経由 中東頼みの日本、影響も(産経新聞) - goo ニュース


追伸、アメリカが監視している北の船舶は
   ミャンマーに向かっているという分析が出ていますね。