「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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やはり行き着く先は給食だった。原発事故前は外国産小麦⇒事故後は関東産小麦に原料変更、千葉市給食パン。

2014-03-24 03:52:22 | 福島第一原発と放射能

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きょうご紹介するのは、千葉市の学校給食の話です。汚染が一定以上ある地域で、小中学校がどのような対応、認識なのか。

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学校給食に関することでしたので、我が子の小・中学校のことを紹介できればと思いメールいたしました。

 

私達は千葉市在住で、小学校は各小学校で献立・食材を選択し調理。中学校は給食センターで作ったものが各学校に運ばれます。

お弁当・水筒持参も可能で我が子はそうです。

小学校では、放射線を気にしているけれど給食を食べている子どもの保護者が、栄養士さんに意見を出して、たけのこ・しいたけの使用はなくなりましたが、茨城レンコンはあいかわらず使用されているし、今年の2月からまたしいたけの使用が始まりました。2月は月4回でした。

我が子はお弁当ですが、給食だよりは配布されているので、気にしてみています。えのき・しめじの産地は記載されていますが、しいたけはありませんでした。産地は前月のものがのるので、3月の給食の産地は4月に分かりますが、希望すればおしえてくれる様で、子供が食べるときに考えられるそうです。

3月も3回の予定です。(中学校はいまのところしいたけは使用されていません)

 千葉市はパンなどの小麦粉は震災前は外国産だったのに、その後国産100%になり、50%は北海道50%は関東(埼玉・千葉・群馬・茨城産)です。うどんはまだ、茹でるのでいいですが、パンはそのまま食すことになるので・・・と気にしている保護者が言っていました。

 基本は地産地消・近隣の食材使用なので、さつまいも・レンコン・魚貝類・牛乳・肉類は心配です。そのため、我が子はお弁当ですが、うちは子供に今の日本の状況・放射線が人体におよぼす影響などを説明したり、様々な映像を見せたりして、『どうする?』と聞いたところ、『お弁当にする』となり現在もお弁当ですが、給食で好きだったメニューの日や年に何回かあるクラス以外の子と給食を食べる日は給食がいいな と思うと言っていました。

幸い、我が子の通う小・中学校では他の生徒や先生の中傷などもなく、持参すること自体の不快はないようですが、地域によりかなり差があるようです。

また、自分だけ違う ことで子供が嫌がってお弁当にできない家庭もあります。

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「千葉市はパンなどの小麦粉は震災前は外国産だったのに、その後国産100%になり、50%は北海道50%は関東(埼玉・千葉・群馬・茨城産)」

(上記については)内容が人に聞いた話で、数値などが気になり調べたところ、千葉県学校給食会のHPで、70%が北海道で千葉県15%・北関東15%とありました。

https://www.cgk.or.jp/topic20110208komugi.pdf

  結果として、誤った情報を送ってしまい、大変申し訳ありませんでした。

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すいません。放射線という言い方をこの方がされているのが、僕は気になります。

非常に高い線量でない限り、放射線という感覚でいると、問題が無いという話に落とし込まれます。

放射性物質がどのくらいあるのかということでとらえないと、内部被曝に関してはずれます。


このお話の中で、やはりとおもうのは、しいたけやレンコンを普通に北関東産が使われています。

これは数ベクレルくらいは確実に含有しているものを、子どもが口にするという事です。


また、パンやうどんは国産小麦の使用に変わっていることは、予想していた通りです。

北関東の小麦粉で作られたものを子ども達は口にしています。

事故前は外国産だったものをわざわざ変更して、子ども達に放射生物質で一定程度は確実に汚染されている関東の小麦粉を、パンやうどんとして食べさせる給食。

僕は給食は、老人ホームや病院食などと並んで、放射性物質に汚染された食材の行き着く先になるとは思っていました。その予想通りの展開が、千葉市ではおきているという事です。

これは千葉市だけではありません。

行政の認識も甘い千葉市では、なるほどという気がしますが。何れにしても、絶望的な感覚を感じています。

この給食に、子どもを守る気持ちは欠片もないという気がします。


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来週土曜日、沖縄で開催。那覇周辺の浦添市。

【4/5(土)ウクライナ報告会 IN 沖縄・浦添】

13時半会場 14時開演

浦添市てだこホール市民交流室(沖縄県浦添市仲間1-9-3) 

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/149224/

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避難者のメッカとなりつつある岡山でのウクライナ報告会。

【4/19(土)ウクライナ報告会 in 岡山】

13時半開場 14時開演 定員250人

きらめきプラザ(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館)3階 (岡山市北区南方2丁目13-1)

申込⇒http://kokucheese.com/event/index/148732/

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【4/20(日)木下黄太 ウクライナ報告会 IN 徳島】

開場13:00 開始13:30~16:00

アスティとくしま 3F第2特別会議室 (徳島市山城町東浜傍示1)

申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/155644/

予約すると、当日料金よりは、やや安いそうです。

 

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 被曝防御という観点で、全国の給食関係者にどのような認識を持たせる事が可能なのか。まさにいろんなことをさらに始める必要があります。

 

 前提として、日本全国の給食でどのような問題があるのか、この自治体ではこうだ、この学校ではこうだという問題について、メールで知らせてみてください。

もちろん、こんなに良い事をこの学校はやっているという話でも良いと思います。

いろんなことで意味がある話が多ければ、給食放射能防御110番を開催しても良いかもしれません。

給食関連もこちらへメール⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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