僕は「工作員」という存在に関して、いよいよ存在に確信が強まっています。
僕などでなくても、被曝回避にしても、あるいは原発反対を表明しているネットで著名な人間に対して攻撃を仕掛ける輩は、「工作員的」な感覚はあっても、本当に何か依頼された人間よりも、自発的におこなっている人間が多いだろうと、思っています。
また、みなさんのような被曝回避に関心があり、なおかつFacebookやツイッター、匿名ブログなどで、そういうことを書いていると、攻撃してくるのも、「工作員的」ではあると思いますが、本当に何か依頼されてやっている「工作員」である場合と、自発的な人間がおこなっている場合との線引きは難しいでしょう。
要は相手側にとって、こういう主張が恒常的に出るわれわれは、影響力の多少を問わず、目に付くので攻撃したいと感じるはずだからです。
ここまでは、「工作員的」ではあっても、「工作員」がおこなっていると判別できない状態だと僕は思っていました。「工作員」がおこなっていることもありえるのですが、確信はもてません。
しかも5年近くが経過し、僕などへの攻撃は、以前よりも薄くなっています。
それが、今回あるブログで、妨害コメントの書き込みを偶然に見つけて、すこしびっくりしました。
そのブログは基本的に、放射能や原発とほぼ何の関係もないブログです。
書いている方も、著名人ではありませんし、一定のアクセスしかないとおもいます。
政治的な記述も少なく、善良な方による通常のブログ。僕はあることで検索していたら、偶然そのブログに行き当り、その内容は放射能にも原発にも何の関係ない、一般的な話を読みました。
そのブログに最近の記事として、福島に関しての記載があることが、表示でわかったので、その記事もついでに読みました。
内容は、東京にいるとわからないが、福島の知人がいまだに高線量を計測しているといってきたという話だけです。
数行の短い記事。
強く特定の主張もされていません。
東京の汚染なんて気がついてもいません。
その高線量も、われわれから見たら、驚愕する数字が書き込まれている訳でもありません。というか具体的数値記載もありません。
要は、たいした話でもありませんし(殆ど知っている人には常識レベル)、記述に攻撃性もありません。そんなブログ記事。
偶然見ても、コミットメントして言う話もあるとは思えません。
こんなものに、わざわざ妨害的コメントが残されることは、ありえないと僕は思います。
そこに「キャリブレーション」という「較正」にあたる用語を使って、やんわりとした否定コメントがきちんと書き込まれていました。
このブログ主を過剰に攻撃はしていませんが、記述に関しての信憑性を疑わせるような感覚のコメントで、しかも自分のほうが、「放射線」を知っている立場に有るように見せかける感じのコメント。
これは、ありえないなと感じました。
知り合いでもなさそうな偶然の来訪者が、わざわざ書き込む感じと違います。
特定のワードで検索していて、該当したネット上の記載に、その発信者の立場を踏まえてレベルあわせをして、妨害コメントの書き込み作業をしているとしか思えない状態なのです。
これは、「工作員的」というよりも、「工作員」そのものである可能性が極めて高いと思います。
5年近くが経過しても、水面下でそうした活動は継続されている可能性が高いことを、僕に知らしめるものでした。
おそらく、「福島が高線量」的な話が、常識化することさえ、帰還推進側に不都合ですから、そうしたことに対して、具体的取り組みが、この年末や年度末まで強化されているのかもしれません。
公的機関にしても、企業的な組織でも、市民団体でも、年単位や年度で予算の区切りをおこなうことが多いでしょうから。
そんな嫌な匂いを久しぶりに僕は感じたということです。
これが2015年末、日本の「工作員リアル」です。
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関西電力高浜原発3、4号機の再稼働に、西川福井県知事が同意しました。この原発の3、4号機は運転差し止めの仮処分が続いてます。福井地裁によるもの。
それにもかかわらず、地元知事が司法判断を無視して同意するなど、有り得ない愚挙だと思います。
なんというか、市民の多数が反対しようが、違う司法判断が為されようが、原発推進をあの過酷事故後も続けるという、狂気の選択を続ける連中が牛耳る国、それがこの日本であることを、貴女も再認識したほうがよいと思います。
こんなことが当たり前になることに恐怖しか感じません。