「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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家を掃除していたら、古いかばんの中からこんな紙が出てきました。

2016-01-03 23:01:51 | 福島第一原発と放射能

掃除していたら、古いかばんの中からこんな紙が出てきました。僕も十数年ぶりに見たので、珍しいし、貴女の参考になるとも思うので、報せておきますね。

 今から16年前の東海村臨界被曝事故で、発生2時間後に現地入りした、僕の線量推定です。

一度は、夕刻以降に水戸まで退避しましたが(中性子線のため)、翌日から二週間も現地に居続けたのは、僕とNHKの現地デスクぐらいと思います。

遮蔽型のWBCで、国が計測したデータも踏まえて、この被曝線量は出されていると聞きました。

当時から、僕はこのデータをあまり信用しておらず、当時反対側で、唯一、線量的な数値を出していた阪南中央病院が、他のデータで国の推定の7倍を出していたことから、最大でおよそ1.4ミリシーベルト程度の可能性は考えていました。

今は、それすら訝しく感じていて、2から3ミリシーベルト程度の被曝があってもおかしくはないと感じています。

しかし、このときは、ほぼ外部線量のみの被曝で、放射性物質の拡散は、フクシマとは比較にもなりません。ゼロではありませんが、殆ど出ていません。

その場合、この程度の外部線量被曝で、16年が経過しても、僕自身は影響があったと認識はしていません(勿論、人により差が大きいですが、多数の人に外部線量のみでこの程度までは大きく影響するとは思えないです。)。

念のために言いますが、飛行機の線量は高いから大丈夫論と同じではありませんよ。

要は、放射性物質という状態で、吸い込んだり、付着しない場合は、外部線量だけのリスクですから、危険度は大きく減る可能性が高いです。

それよりも、放射性物質がむき出しの状態で、限りなく存在している状態のほうが遥かに僕には恐ろしいと思います。

それは、原発事故から5回目の正月を迎えて、いささかも変りはありません。

こんなことを認識しないで、「原発のことはフクシマの話」とか「もう終わったんでしょ」と、ほざく東京の人々はあまりにも愚かだということを、貴女と再確認しておきます。

合掌。

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