MS Office最新版が無くても一応文書は読める
結論から言えば殆ど不必要です。つまり、最新版は要らなくて、2007以降の古いバージョンがあれば、よほど特殊なレイアウトや装飾を施した複雑な文書以外は読み書きが出来ます。また、たとえ無くても文書のやり取りは可能です。先方様がMSオフィスを持っていなくても、MS互換ソフトで文書を作成してPDFファイルに出力して、それを送付すればいいのではないかと思います。PDFファイルならば、レイアウトがずれることが殆ど無いので、安心して文書を先方様に見てもらえます。
会社の内部文書のやり取りもMS Officeは必要でない
会社の内部文書の場合、日常的に社員が各部署で企画書や定型文書の修正・加筆をするので、当然ソフトの互換性は必要です。しかしながら、これがMS製品でなくてはならない理由は特に無いでしょう。会社内での事務処理については、そんなに複雑なレイアウトの凝った文書は殆ど無いので、例えばLIBLE OfficeのようなMS互換のFREEソフトに統一しておけば、問題なく読み書きできて経費節減にもなるので、一挙両得で経済的です。
PDFファイルにエクスポート
実際、PDFファイル形式で小学校の学習プリントを大阪府教育センターがネット上で配布しています。下記URLです。
https://www.pref.osaka.lg.jp/shochugakko/shidou/workbookshougakkouko.html
これならば、各家庭や各学校でネット配信された問題集をどのPCでもスマホ・タブレットでも自由に読む事が可能であり、プリントアウトすれば立派な問題集が出来上がります。
広報誌のゲラ刷りは互換ソフトを活用
自分は、地域の社会福祉協議会の広報担当で、定期的に広報誌を住民に配布していますが、FREEのReal Officeを使ってゲラ刷りして校正しています。これは、ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画、数式、データベースの6つのofficeソフトが統合されたもので、本格的なものです。
下記は、このソフトで出力したPDFファイルのイメージです。これを印刷屋に送付して専用のDTPソフトで再編集してもらって、大量印刷して住民に配布しています。広報誌の原稿は、7段組、12文字×44行で大まかな下書き程度のレイアウトがわかればいいので、このようなFREEソフトでも充分活用できます。細かい字詰め行詰めの調整までは出来ませんが、これで充分です。