事務所では、キャノンのMG3630を使っていますが、経費節減のために互換インクを使っています。この機種はwifi印刷対応だったので、共有プリンタとして事務所の複数のPCで共用して使っていましたが、以下の理由でUSB端子の直付けに変えました。
理由1・・・印刷をしている最中にインク切れになったり、通信速度が極端に遅くなったりして停止した場合に、未処理の印刷データがオーバーフローして、PCとプリンタ、およびJ-comのルーター等に過重な負荷がかかり、事務所と同じ公民館にあるPCやプリンタなどが多数同じネットワーク上に接続されていることから、全体的に通信障害が起こって業務が止まる原因となった。ただし、印刷トラブルでネットワーク全体が停止したというよりは、むしろ通信速度が極端に遅いことが通信障害の主たる原因と考えて昨年の5月にJ-comのインターネット回線速度を8Mビット/sから120Mビット/sに増強した。
理由2・・・日ごろから公民館のネットワークを管理しているのは、ルーター1台のみで、これ1台で事務所が2つと市民パソコン講座で合計20台以上のPCやスマホなどの通信機器を管理している。当然、ルーターの管理能力を超えた負荷がかかった時には、インターネットの通信速度のいかんにかかわらず、やはりプリンタの紙詰まり、インク切れなどの時に通信トラブルが起こり得る。
理由3・・・Windows10の更新中に、たまたまプリンタの電源がOFFになっていた場合、更新後にネットワークプリンタがつながらなくなった。これは、更新の度ごとに一度システムをリセットして、ネットワークも初期化されるからであり、こうなるとすべてのPCのプリンタドライバをアンインストールして再インストールし、ネットワークプリンタの設定をやり直さないといけないです。ただし、このトラブルを避けるためには、毎日出勤時に真っ先にプリンタの電源を入れて、帰社時に最後にプリンタの電源を切るような習慣を厳守すべきです。が、常勤者が誰もいなくてパート職員とアルバイト職員、ボランティアだけの職場なので、無理っぽいですし、トラブルが起こった場合は修復にかなり時間がかかりますから、ネットワークプリンタというのは一般的な事務所のイメージとしては便利で格好いいですが、こういう職場の勤務実態では非現実的です。
なお、これとは別の通信トラブル対策として、第三に、純正インクを使う方法があります。これはインク残量を検知しますから、予期せぬ時にインク切れでプリンタが停止してジョブが溜まって通信トラブルが起こるようなことはまずあり得ません。でも、事務所では日常的にたくさん印刷することからインク代が非常に嵩んで不経済になりますので、これまた非現実的であり購入していません。
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