政府が今国会に提出予定の「残業代ゼロ」法案に反対する集会が3月9日に東京都内で開かれ、会場では「子育て支援に逆行し、女性活躍どころではない」「一日8時間労働制度が崩壊し、過労死が増加する」と懸念の声が上がった。
衆議院第一議員会館で開かれた「子育て・女性活躍から残業代ゼロ法案を考える」集会には約150人が参加。労働基準法改正案の危険性を生活者の立場から捉え直そうと、労働政策の専門家や弁護士、子育てや過労死の問題に取り組む人たちが登壇した。
同法案には「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれている。高度専門職・高収入の人々を対象に、労基法で定められている労働時間の上限規制をなくし、長時間労働でも残業代を“ゼロ”にできるというものだ。
竹信三恵子・和光大学教授は、高収入で高度な専門職の人だけに関係すると思われているが、収入の線引きや専門性の内容は、法案が通ったあと省令で決まる。幅広い生活者層に影響を及ぼす可能性があると指摘し「子育
政府の「残業代ゼロ」法案に反対する院内集会――「女性活躍どころではない」
衆議院第一議員会館で開かれた「子育て・女性活躍から残業代ゼロ法案を考える」集会には約150人が参加。労働基準法改正案の危険性を生活者の立場から捉え直そうと、労働政策の専門家や弁護士、子育てや過労死の問題に取り組む人たちが登壇した。
同法案には「高度プロフェッショナル制度」が盛り込まれている。高度専門職・高収入の人々を対象に、労基法で定められている労働時間の上限規制をなくし、長時間労働でも残業代を“ゼロ”にできるというものだ。
竹信三恵子・和光大学教授は、高収入で高度な専門職の人だけに関係すると思われているが、収入の線引きや専門性の内容は、法案が通ったあと省令で決まる。幅広い生活者層に影響を及ぼす可能性があると指摘し「子育
政府の「残業代ゼロ」法案に反対する院内集会――「女性活躍どころではない」