自宅と道志の日々

タイトルを「自宅と道志の日々」にしました。日記のようにつぶやいています

「まだらボケ」になったみたい

2023年09月26日 | なかま道志ベース

家族やまわりの方が、体は元気だが最近お父さん(お母さん)の様子や行動がなんか変ね?同じ話を繰り返し、ちょっと前の出来事(食事はしたっけ?)が覚えていない。

方向が分からず、迷子になったことがある。お金の勘定ができなくなった。

やたら間違えを人のせいにすることなどが、頻繁にあると感じるとしたら、もしかしたら認知症の始まりかもしれません。

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*この日はお彼岸で、墓参りに行ってきました。道路はかなり混んでいましたね。

私の場合ですが母親が80歳を越えたころから、あれ?ちょっと普段の行動とは違うなと思いました。

80歳越えても、スポーツクラブのプールで1日に700mも泳いでいた母です。

"個人レッスンでバタフライを習ったよ。みんなを追い越すぐらい早く泳げたよ”と言っていたのです。

*左り端が80歳のころの母です。スポーツクラブの水泳仲間とパチリ。

ある時、クラブ階段で転んで動けなくなり救急車で運ばれました。

それから母の日常が変化し始めたのです。最初は動けないので家に閉じこもりで、母も元気が無くなりなじめました。老人性のうつかなと思っていたのですが、医者の診断ではアルツハイマー型認知症との診断結果です。

そこから母の介護がスタートしたのです。

昼夜逆の生活をする。忘れないように頻繁にメモを書いている。大事なモノを片付けたり破棄したりする。食事サービス販売を注文しては、自分は食べずに「これ食べない?」などと、口癖は最近「まだらボケ」になったみたいと自分が認知症であることに抵抗しているのが分かります。

*元旦には毎年、獅子舞がやって来ました。

ある方の紹介でデイサービスに連れて行っても、午前中に施設から連絡があり本人は帰りたいと言うので、迎えに来てほしいと・・・。

考えて見れば、母の育ちは昔から婆やが居たりお手伝いさんなどで、恵まれた「お姫さま」の生活をして来ましたので、大らかですが(自己中心)指示されるのが嫌いで、デイ施設で大勢の方々(認知症が進んだ方)を見て驚いたのでしょう。

それはそうですよ。普段は何不自由なく娘や嫁に送り向かいさせてスポーツクラブに行ったり、買い物も一人では行きませんでした。

急にデイのそんな環境を見ると(車椅子に乗っている方。黙って寝てる方。比較的お元気な方は輪になって軽体操でチーチーパッパなどお遊戯をしているなど)、そこには自分のイメージには合わないと思ったのでしょう。

お洒落な母でしたので、80歳過ぎても化粧をして鏡を手放さなかった人でした。自分はシッカリとしていて、普通の生活?が続けられると思っいたのだと思います。

しかし、家族から見ると明らかに認知症で、本人だけが認知症ではないと思い込んでいるのです。

*母と女房です。

考えて見ると、高学歴、一流企業、海外生活経験者、それなりに裕福な方、母のように自由奔放に(お姫さまのように)生活してきた方など、いわゆるプライドの高い方が、デイサービス通所拒否型になるケースも多いと聞きました。

認知症分野で第一人者である長谷川先生も、患者さんに対して、「自分が医者の時は、認知症の人にデイサービスはいいですよって言っていたようです。デイサービスっていうのは、迎えに来てくれて、送ってくれる。9時から5時まで。ちょうど1日。(その時間は家族も他のことが出来るので楽になります)

お昼ご飯前に、お風呂に入れてくれる。入浴サービス。これはいいよ。気持ちいいよ。王侯貴族の気持ちだね。入浴サービスの時に体を洗ってくれて、雑談をしてくれたりして。

スタッフは、一人一人の利用者のことを会議を開いて、声をかけてくれるの。利用者さんみんなの情報を持ってる。一人一人の利用者に声かけするんだね。

患者さんに対してデイサービスはいたり尽くせりで良いところですよ」と、紹介していたようです。

*正月をあるリゾートで送ることにしました。正月くらいは休養したいからです。

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しかし、いざ自分(先生)が通所して見ると、自分が紹介して来た施設は利用者側になると、やはり思ったり違う世界があったようです。

分かってはいたのでしょうが、高齢者施設は大人が住まう場所であるにもかかわらず、そこで行うお祝いのイベントが、チーチーパッパの世界になっていたのです。(先生もご紹介する時は、軽体操と良いことだと言っていたことです)

高齢者施設に子供が訪ねてきて、唄や踊りを披露するのは良いだろう。

感染予防策を十分とったうえで、そうした行事をしたり、それを利用者が観て楽しんでいることに何も文句をつけるつもりはなかったのです。

しかしクリスマスの行事を鑑賞している高齢者のその姿が問題でした。

ステージの前に座っている人が、サンタの赤い帽子をかぶっているのはまだましな方で、中にはクリスマスツリーの飾り物を頭に載せている人がいたり、トナカイの角のつもりなのか、頭に角をはやしている姿で、高齢者の方々がステージの前に座って鑑賞させられていたりする姿があったのです。

しかも頭にツリーの飾りや角を載せた大人がどこにいるというのだ?

今どきそんな恰好は、宴会の下品なかくし芸でも流行らない姿であり、高齢者介護の場でそうした場面を創り出すことについては、高齢者の方々を幼児化する目線かしか感じられなかったと言っていました。

そこで楽しんでいるのは利用者ではなく、その利用者を見て、「可愛い~!」と思わせるような場面にしか見えなかったようです。

*何かの祝いだったのでしょう。母を囲んで食事会です。

幼児化してる高齢者についても、その尊厳を護って、丁寧な言葉遣いと態度で接しておれば、認知症の方の行動・心理症状は落ち着いていくのである。と認知症になった第一人者の先生の言葉でした。

デイサービスの関係者にはいろいろとご意見があるかと思います。

あくまでも、私の経験と認知症第一人者である先生の言葉を引用させていただいています。

次は、支援が必要か?介護が必要か?についてです。

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今日は道志にいます。

先日はスーパーに寄って道志用の食材を買い求めてきました。

安いイワシがあったので、買い求め団子汁を作ってくれました。

骨抜きしたイワシを叩いています。

煮干しから取った出汁で、実に深い味がして美味しい!

もち米を入れて、イカ飯もです。あとカレーなどを持たせてくれます。

日曜日は、女房は市のダンススポーツ大会の受付などをするので、午前9時過ぎには出かけるようです。もう連盟に所属するサークルには入っていませんが、担当の責任者になっているようです。

きっと、本心は次の世代にお任せしたいのでしょう。

私もある担当をお願いされましたが、まだダンスに集中する気も落ちにはなっていませんので、失礼ながらお断りして道志で野良作業をして来ます。

今年はいろいろと有りすぎましたので・・・。

 

Hiro