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金子みすゞ

2011-06-05 02:53:48 | 日記
金子みすゞ

金子みすゞ展を見に行きました。

金子みすゞを最初に知ったのは、NHKの特集番組。以降、あれよあれよという間に、金子みすゞの名は世に知れ渡り、注目を集めるようになった。

展示の中に南京玉と題されたノートがあった。夫に詩作を禁じられ、せめてもと思い、娘が無邪気に発した言葉を残したものだ。子供にとって見えるものは全て初めてで、それを見ながら、つたない言葉で伝えようとする。金子みすゞの詩にも、そのつたなさを感じる。子供のように感じたままをそのまま言葉にしながらも、やわらかでせつない巧みな言葉で表現するところは秀逸だ。

金子みすゞは、私が影響を受けた詩人の一人である。
「屋上の幻想」に収録した"まるまるぼうや"などはそうである。まあ、自分の詩を自分で評しても、しようがないんですけどね。。。カカカ。。。

まるまるぼうや

まるまるぼうや
まるをかく
じぶんのあたまに
まるをかく
たにんのあたまに
まるをかく
まるまるぼうや
たのしいな

まるまるぼうや
おこられた
まるまるかきすぎ
おこられた
しょっげて
ちいさいまるをかく
まるまるぼうや
かなしいな
コメント
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