懐かしの新人教育
初心忘れるべからず。
今日は、こんな私でもまじめに生きようとした時のお話をしようと思う。
私はコンピュータのことを何も知らずに入社した。
OSとかCPUという単語すら知らなかった。それゆえ、新人教育では、コンピュータの”いろは”から教えてもらった。
多分、私の代が最後であろう。メインフレームの教育を受けた。プログラムの作り方や実行の仕方、アルゴリズムやプログラミング言語、アセンブリ言語やマシン語を習った。(知らない言葉があったら、Wikipediaで調べてね。)
マシン語の実習は、本当に0と1しか書かれていないデータを解析した。若い方は、もう誰もそんなことはしないだろう。
私は、その中でも、やはり問題児であった。もちろん本人である私は大真面目にやっているつもりだ。それでも、おまえはふざけていると言われた。問題となったいくつかを紹介してみよう。
問題1
セミコロン(”;”)が読めず、「チョンチョン」と読んで皆から笑われた。もちろん、ふざけて言ったのではない。講師からは、面白いから続きも読んで、と言われてしまいました。
問題2
課題が終わって、やることがなくなったので、ベンチで浮浪者のように寝そべり、くつろいでいると、担当の講師が飛んでやってきて、勤務時間に何やってるんだと、怒られた。どうやら、他の講師が密告したらしい。後で講師から、寝る時は教室の中で寝てくれと頼まれた。
問題3
寝過ごして遅刻した時、講師が背を向けている間をみはらかって、気がつかぬよう、そっと入って着席したが、振り返りざま、「おはよう!」と大きな声で言われ、こちらも「おはようございます」と丁重にごあいさつした。恐れ入った。
問題4
実際に勤務されている方とお話をして、皆の前で発表するという教育があった。発表が終わった後、自己啓発のことを聞かれ、友人が「毎日、ラジオで英語を聞いて勉強しています」と言った感じで答えている中、「一応、毎日、お風呂あがりにストレッチやってます」と答えて、皆を笑わせた。人事課の教務係の人から、「ちょっと勘違いしている方がおられますが。。。」と言われた。
問題5
消火訓練で、ホースを持って火点まで走り、「放水始め!」と消火活動をしなければいけないところ、私はホースを持って、一生懸命腿上げだけして火点へ進まないでいたら、皆が笑い、消防の方から「何やってんだ!走れ!」と言われ怒られた。私はホースを思い切って引っ張ってはいけないと思いながらも一生懸命さを理解してもらいたいがため行動に出たが、はたからどう見てもふざけているようにしか見えなかったのであろう。
配属が決まり、最後の授業で講師の人から、「いつもの調子で頑張って。」と一人一人を勇気づけて励ましていたが、何故か私にだけ「君は目立ちすぎるから、おとなしくしているように。」と言われた。
こんな私でも真面目に生きてようと必至だった。
初心忘れるべからず。
今日は、こんな私でもまじめに生きようとした時のお話をしようと思う。
私はコンピュータのことを何も知らずに入社した。
OSとかCPUという単語すら知らなかった。それゆえ、新人教育では、コンピュータの”いろは”から教えてもらった。
多分、私の代が最後であろう。メインフレームの教育を受けた。プログラムの作り方や実行の仕方、アルゴリズムやプログラミング言語、アセンブリ言語やマシン語を習った。(知らない言葉があったら、Wikipediaで調べてね。)
マシン語の実習は、本当に0と1しか書かれていないデータを解析した。若い方は、もう誰もそんなことはしないだろう。
私は、その中でも、やはり問題児であった。もちろん本人である私は大真面目にやっているつもりだ。それでも、おまえはふざけていると言われた。問題となったいくつかを紹介してみよう。
問題1
セミコロン(”;”)が読めず、「チョンチョン」と読んで皆から笑われた。もちろん、ふざけて言ったのではない。講師からは、面白いから続きも読んで、と言われてしまいました。
問題2
課題が終わって、やることがなくなったので、ベンチで浮浪者のように寝そべり、くつろいでいると、担当の講師が飛んでやってきて、勤務時間に何やってるんだと、怒られた。どうやら、他の講師が密告したらしい。後で講師から、寝る時は教室の中で寝てくれと頼まれた。
問題3
寝過ごして遅刻した時、講師が背を向けている間をみはらかって、気がつかぬよう、そっと入って着席したが、振り返りざま、「おはよう!」と大きな声で言われ、こちらも「おはようございます」と丁重にごあいさつした。恐れ入った。
問題4
実際に勤務されている方とお話をして、皆の前で発表するという教育があった。発表が終わった後、自己啓発のことを聞かれ、友人が「毎日、ラジオで英語を聞いて勉強しています」と言った感じで答えている中、「一応、毎日、お風呂あがりにストレッチやってます」と答えて、皆を笑わせた。人事課の教務係の人から、「ちょっと勘違いしている方がおられますが。。。」と言われた。
問題5
消火訓練で、ホースを持って火点まで走り、「放水始め!」と消火活動をしなければいけないところ、私はホースを持って、一生懸命腿上げだけして火点へ進まないでいたら、皆が笑い、消防の方から「何やってんだ!走れ!」と言われ怒られた。私はホースを思い切って引っ張ってはいけないと思いながらも一生懸命さを理解してもらいたいがため行動に出たが、はたからどう見てもふざけているようにしか見えなかったのであろう。
配属が決まり、最後の授業で講師の人から、「いつもの調子で頑張って。」と一人一人を勇気づけて励ましていたが、何故か私にだけ「君は目立ちすぎるから、おとなしくしているように。」と言われた。
こんな私でも真面目に生きてようと必至だった。