方向音痴
私は方向音痴だ。
震災の際、徒歩で帰宅したが、何となくこっちじゃないか、といい加減に足を進めていくと、とある高台の団地に迷い込み、一体ここは何処なんだ!っと叫びたくなったり、全く逆の方向に進んでいて人に聞いて間違っていると思いきや戻ったりと、ほうほうのていで自宅に戻った次第だ。
そもそも私の”だいたいこっち”は、かなりアバウトで、一寸先の前後左右ぐらいのベクトルしか頭にない。ロールプレイングのキャラクターの方が余ほど賢いのである。
大学生ぐらいの時、親友と様々な鎌倉の寺や山地を辿ったが、行く道は全て親友に任せていた。私はと言えば、道草の花を愛でたり、木々のこもれびを楽しんだり、とはなはだのんきに過ごしていた。
ある時、親友から「あんた、何にも考えてないでしょ。」と指摘されて以来、「ピエロは、しょうがないやつ」と認識され、私もそれに甘んじている。
そう言えば、私の読みたいが読んでない本の中に、カフカの「城」がある。この話は、城を目指してやって来た男が、いつまで立っても城に着かないというお話だったような。。。
人生はこのようなものなのかと、しばし感慨にふける。これは、方向音痴である私の言い訳。。。カカカ。。。
私は方向音痴だ。
震災の際、徒歩で帰宅したが、何となくこっちじゃないか、といい加減に足を進めていくと、とある高台の団地に迷い込み、一体ここは何処なんだ!っと叫びたくなったり、全く逆の方向に進んでいて人に聞いて間違っていると思いきや戻ったりと、ほうほうのていで自宅に戻った次第だ。
そもそも私の”だいたいこっち”は、かなりアバウトで、一寸先の前後左右ぐらいのベクトルしか頭にない。ロールプレイングのキャラクターの方が余ほど賢いのである。
大学生ぐらいの時、親友と様々な鎌倉の寺や山地を辿ったが、行く道は全て親友に任せていた。私はと言えば、道草の花を愛でたり、木々のこもれびを楽しんだり、とはなはだのんきに過ごしていた。
ある時、親友から「あんた、何にも考えてないでしょ。」と指摘されて以来、「ピエロは、しょうがないやつ」と認識され、私もそれに甘んじている。
そう言えば、私の読みたいが読んでない本の中に、カフカの「城」がある。この話は、城を目指してやって来た男が、いつまで立っても城に着かないというお話だったような。。。
人生はこのようなものなのかと、しばし感慨にふける。これは、方向音痴である私の言い訳。。。カカカ。。。