下になりたいの
梅雨が明けて夏になった
久しぶりに会いに行った女は
父親の看病疲れで少し参っていたのかもしれない
父親は70後半の高齢で
今回の入院ですっかり弱ってしまったらしい
父親の看病疲れで少し参っていたのかもしれない
父親は70後半の高齢で
今回の入院ですっかり弱ってしまったらしい
それでも大分落ち着いて
少しは歩けるようになったらしいが
女曰く、足が細くなってしまって
人の世話がなければ退院は難しいらしい
少しは歩けるようになったらしいが
女曰く、足が細くなってしまって
人の世話がなければ退院は難しいらしい
女は責めるのが好きで
いつもは上になってリードするのだが
珍しく女のほうから
下になってもいいかしらと言い出した
いつもは上になってリードするのだが
珍しく女のほうから
下になってもいいかしらと言い出した
いつもは束ねた長い髪が解かれ
ベットに放射状に広がって
ベットに放射状に広がって
うねって流れる女の黒髪に
いつもとは違う女の美しさを感じた
そしてセックスが終わった後
気持ちよかったわよと言う女の動作は
やけにおっとりしていて
いつもとは違う感じだった
気持ちよかったわよと言う女の動作は
やけにおっとりしていて
いつもとは違う感じだった
煙草に火をつけながら
やっぱり人って近くに頼れる人がいないと
不安になるわよねと
妙に弱気なことを言っていた
やっぱり人って近くに頼れる人がいないと
不安になるわよねと
妙に弱気なことを言っていた
俺はそれだけきれいなんだから
いい人見つかるさと言った
女は笑いながら
どうなんでしょうねえと嘆息をもらした