七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

寒ヒジキ

2011年01月10日 | 
[マクロビオティック] ブログ村キーワード

1月8日 ヒジキ刈り絶好日よりです。
大三島鼻栗瀬戸 中潮 午前6時17分 干底(最大干潮位)19cm
イザ ひじき刈りへ出発は、午前6時前 -2,7度



12月末のひじき刈り絶好日よりを、見逃してしまったので、
ヒジキがまだ残っているか、心配しながら、海岸へ降りていきます。
既に懐中電灯持参で、ヒジキを刈っている先着人もいました。

一大決心して、早起きしたのですから、
なんとしてでも、ヒジキを刈りとりたいものです。



「あっ ありましたぁ~ ありましたぁ~海は広くて、豊かです


 「おトーさん。良かったね」
  「ヒジキまでイノシシが食べるようになったら、あれっ~ないってね。ショックや」
「イヤ。まだ、味を知らんだけかもしれん。海を泳げるんやから、今に食べ始めるかも」

そう言えば、イノシシが、海岸の岩を動かして、
蟹をいっぱい食べたので、蟹を見かけない夏がありました。
 



ヒジキがあったので安心して、
夫と冗談を言いながらヒジキを刈り取っているうちに朝日が昇ってきました。




完全防寒でヒジキ洗いです。今冬は、今日は、特に寒い



毎冬、同じヒジキ炊き風景 我が家の恒例行事となりました。
今冬のワンポイントは、夫が作ったサンデッキで、お昼ご飯です。

 早起きと寒さが苦手な夫婦です。
  「ひじき刈り行くっ~」と、探りあいます。
  行けば、夢中になって、いっぱい刈り取ってしまい、
  洗ったり、炊いたり、干したり、大わらわ
  

 鉄釜と薪で長時間炊き、寒い中じっくり熟成させながら、
  寒風とお日様で自然乾燥させた、自家製ヒジキ、
  柔らかくて、磯の香り高く、市販のヒジキとは、ひと味が違います。

 天日干したひじきは、美味しくて
  年中とても重宝して、ヒジキの酢の物 煮物 ヒジキご飯 ヒジキ豆 と
  なくてはならない我が家の常備食になっています。

   

 イノシシにも喰われていない、ヒジキです。
   ヒジキを食べて足腰丈夫になって、毎冬ヒジキ刈りに行こう
   寒い季節の早起き克服が、自給自足への第一歩 我が家の教訓その1


2010年1月去年のヒジキ刈りの様子は、こちらです。
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仕事初めは、ヒジキ刈り 

2010年01月04日 | 
[伊予柑] ブログ村キーワード



1月4日 仕事初めです。
毎日が農曜日の我が家には、関係がありません。
が、今年は、「4日やで」と、二人で確認し合っていました。

新年 1月4日は、
中潮 午前6時30分 潮位マイナス21センチ
今冬初の、寒ヒジキ刈りの日です。

ホッカイロ、ゴム手袋 オーバーズボン 長靴、
防寒、水濡れの準備も万端、出発です。

「えっ! 軽トラのフロントガラスが凍っている
ジョロで水をかけて溶かすのですが、すぐにまた凍りました。
 大三島で初めての経験です。

 「そんな寒いのか。伊予柑大丈夫かな」
 「マイナス何度まで下がたんやろ」

幾度もフロントガラスの薄氷を拭き取り、
前が見えるようになったので、イザ出発です。
 
しかし、しかし
「エンジンがかからないなんでナン
「私のプレオで行こうか」

「アカン、ヒジキなんか積んだら、潮が回って車が駄目になる」
夫が、バッテリーの充電を始めました。





「早く行かないと、潮が満ちて、ヒジキが海に隠れてしまう」
  と諦めかけた頃に、ようやくエンジンがかかりました。


海岸に着いた時には、陽が昇り



月は西に、陽は東に
夫が、ヒジキの様子を見ています。




作戦を立てました。
「潮が満ちてくるまでに、この辺りのヒジキを刈れば、充分やろ」
「海の方から、先に刈るように。砂で濡れて入るヒジキは刈らないように」



今年はもう、ヒジキが食べれないかと心配しましたが、
無事、何とか刈りとることができました。



しかし、昨夜、気温は何度まで下がったのでしょう。

大三島のアメダスで確認すると。マイナス2度まで下がっています。


 「伊予柑も春見も凍害になってないよね。

 「畑見回ってくるわ。今やったら、凍ったかどうかすぐ分かるやろ」
  「帰ったら、すぐヒジキが炊けるように、洗っといてや」


心配しながら、ひじきを洗っていました。



 伊予柑や春見は、凍害や寒害への危険回避の為、
  年末に摘み、出荷まで、倉庫で予措するのが一般的なようです。
  従って、長期間保存するので、防腐剤散布も必要になります。

 農薬も防腐剤もかけていない 我が家のみかんは、
  ぎりぎりまで、樹上完熟を待ち、すぐ宅配するのですが、
  毎年、凍害や寒害、鳥獣害への心配で、気が揉めます。

 「大丈夫やった。全然凍ってなかったわ」
  と、夫が安心して、帰ってきました。


「ヒジキ洗えたか」と、
大鍋をのせ、薪に火をつけ、



ヒジキを炊き。




ヒジキを干します。




夜から雨が降り始め、風も強くなってきました。
 風速11メートルの予報が出ています。
 
 これから、寒波到来と気温のチェックは怠りなく

海も畑も、収穫まで、ハラハラドキドキが続きます。




2009年1月2日去年のヒジキ刈りの様子はこちらです。
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ガラ藻

2009年01月23日 | 
本日の大三島
昼からずっーと風速10メートルにも及ぶ強風が吹き荒れています。

我が家のオリーブやミモザは、強風にしなり、
根こそぎ引っこ抜かれんばかりです。
海も荒れて、白波が立ち、堤防に激しく打ちつけています。


白波の立つ荒れた海の様子


 夕方、Kさんが、呼びに来てくれました。

我が家のすぐ傍を流れている出走川に
ガラ藻が、いっぱい打ち寄せられているという情報です。
満ち潮の時、波が運んだガラ藻が、
潮が引いた後、葦などにひっかかって、残ったのでしょうか。


「僕が、海岸に下りて、堤防にガラ藻を 放り上げますから、
    持って帰って、畑の肥料にしましょう」


Kさんによって、「エイツ」とばかり、堤防に放り上げられたガラ藻




夫は、ガラ藻が堤防に放り上げられるのを待っている



大三島では、
ガラ藻を見つけると
「雨に打たして潮を抜くといい肥やしになる。畑にナメクジが来なくなる」
と、持って帰る人が多い。


我が家でも、早速畑にばら撒いて、潮を抜いて肥料にすることにした。




ガラ藻の打ち寄せられた出走川の堤防です。


堤防の高さは3m~4m 右に見える屋根が我が家の古家


タップリと海水を含んだガラ藻を 放り上げるなんて、
台風並みに 物凄いパワーの Kさん です。





と言うのも、この出走川は  
台風時には、高潮による越波があり、
我が家にとっては、あまり有難くない川なんですが。。。。
今日は、ガラ藻のプレゼントでした。 



出走川の堤防を越す高潮の様子 
(2004年18号台風時の出走り川 写真提供はKさん)


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サザエ も 裏年だった !

2008年12月15日 | 


12月14日(日)大潮 午前4時 マイナス潮32センチ

潮時表を見ていた夫が、叫んだ。

「サザエが獲れるぞ。 行くか? 3時起きやぞ」

「サザエ、食べたい 起きる。 起きれる」


真っ暗で、寒~い真夜中の 3時

「ハヨ、起きな、先に サザエ獲られてしまうで」と
せき立てる夫に

「こんな真夜中に 海に行く人なんか いいひんわぁ~」
と、寝ぼけまなこで応える 妻



しかし、しかし、

秘密の漁場に着くと

暗闇の海岸には、懐中電灯が、三つ、四つ
サザエ獲りの人が あちらこちらにいて、吃驚仰天 


胴長靴を新調した夫は、
サザエ獲り名人のAさんからのアドバイスどおり
水際をさまようが、



いっこうに、サザエに出会わず






「どこ探すのぉ~」
「石ひっくり返すのぉ~」
どこを、どう探すのか、すっかり去年の様子を忘れてしまい、
ウロウロする妻は、

それなりに
ヒジキを見つけたり



ヒトデを見つけたり




が、
手足が冷たくなり、つまらなくなった頃 




ウォ~ なまこ発見

今度は、馬糞ウニ発見 

やっぱり、海はいいわぁ~



しかし、結局、目的のサザエは1匹も見つけられず

「イノシシが 食べたんと違う」
「イノシシ、サザエの殻は よう割らんやろ」

「もう、先に 人が入って、獲られんたんかもしれんなぁ。
 去年は11月やったから。12月では遅いのかも」


本日の収穫は



牛の舌1匹 なまこ大小5匹 馬糞ウニ5ヶ そして 




ヒジキ少々


そして、そして、
大三島移住以来、アワビを 初めてゲット 

今夜の夕食は、
レモン焼酎を飲みつつ 妻だけですが

アワビの刺身


1日冷蔵庫に入れておいても、まだ生きていたアワビ




なまこの酢の物


ウ~ン、なまこって、どう調理するんだった
石鹸みたいに、手のひらでヌルヌル洗っていたら、
内臓がニュ~ととび出た。

一番小さいのは、どうも、なまこではないらしい


1瓶なまこの酢の物ができた

牛の舌の塩焼き




馬糞ウニ



初ヒジキは
只今、薪ストーブで炊いています。





今年は、サザエまでもが、みかん同様 裏作





2007年のサザエ獲りの様子は、こちら です。

そして、サザエご飯は、こちら です



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イワシでイカを獲る

2008年08月20日 | 
暑さのピークは、なんとか過ぎ去ったものの、、
変わらず日照り続きの、大三島です。

あまりの、カラカラ天気に
月夜の晩には、海から陸に上がり、
ランデブーする、カニの姿も
今夏は、ほとんど見かけません。

タコエサであるカニ不足から、
出遅れていた 
タコ獲りですが、

何とか、追い上げつつあります。


中ダコが、獲れたり



赤ちゃんタコが、入っていたり


逃がしてやった赤ちゃんタコは、
目の前で、みるみる岩の色に似せて 変色した 
カモフラージュ  
小さいながらも、擬態をして見せてくれた。 



さて、
エサに入れたイワシの匂いに釣られて
迷い込んだいたのは 




タコではなく 

大中小と、甲イカ しかも 4匹連れ  でありました。

夜の間に入ったらしく、すでに死んでいました。





子供を産んだ後、
疲労困憊して迷い込んだ夫婦二組かもしれません。



ほどけそうな顔をして、大喜びの夫です。




4匹のイカをさばきながら、

「イカの天ぷらかフライやな」と 
口ずさんでおりました。




夫のリクエストの答えて、
イカの天ぷらと刺身 
定番のキウリの漬物 と トマト と 豆腐も
豪華版です




次の日は、”イカ足とトマトでスパゲティー”♪



3日目も、イカとミニトマト味のピラフ ♪





今夏のタコ獲りの様子は、こちらもをどうぞ


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タコ獲り 絶好調 !

2008年08月10日 | 

タコが食べたい」 


けれど、
雨が降らないので、カニを見かけない。

エサのカニがいないので、タコが仕掛けられない。

エサも自給する、夫の弁です。


しかし、妻の “タコ食べたいコール” に

物は試しと、
冷凍庫に眠っている“おきあみ”で
タコを仕掛けたら、


なんと、今夏初のタコは、
一挙に、3匹獲りでした。


タコ、一挙に3匹獲り


タコ獲り仲間のKちゃんにチラッと自慢したら、

 やってきました。
  新品のでっかいタコ網と、イワシ1パック持参で。



Kちゃんは、
タコを食べるより、獲るのが大好きで、
仕掛けを引き上げる時の、ワクワク感がたまらないそうです。


それに、エサへの投資も、ケチりません。
冷蔵庫にある、サバ、イワシ、時にはトリ肉まで持参します。


今日は、冷凍しとった タナゴ持参の大判振る舞いです。 
タコ獲りに、カニは必須アイテム 見せカニも入れて。




我家の前でのタコ獲り風景
タコが通りそうな場所を、あれこれ検証中です。



すぐ近くでは、漁船も網を仕掛けていた




今夏は、タコ獲り 絶好調 

またまた、かかりました。

デッカイ奴が


網のすき間から、足や手を出し、もがき中のタコ


「観念しろ!」 いや 「南無阿弥陀仏」 と タコと格闘中の夫


頭を裏返し、内臓を取り出すと、一件落着。


必死であろう夫の傍では、

Kちゃんと妻が

「おとろしや、南無阿弥陀仏」
「むごいな、嫌なことするな」
と言いつつも、

固唾を飲みつつ、ワクワクしながらの見物です。


ホット一安心の夫 と まだ足をくねくねさせているタコ



まもなく、お盆です。

夫に、なり代わり、
 我が家の妻飾り タコの家紋 に向かって 、
 密かに、合掌し、
 「どうぞ、成仏してください」
 と、タコ供養する 

 タコが大好物 の妻であります。







去年の最終タコは、2007年12月4日 真冬でした。
その様子は、こちらをどうぞ






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3年目 3回目で やっとイギスが 採れた !

2008年08月08日 | 
去年も一昨年も、
イギスは、ほとんど採ることができなかった。

イギスは、大三島で,もう採れなくなったのだろうか」 

「出遅れたので、採り尽くされてしまったのかもしれない」

「イギスの時期には、早過ぎたのかな?遅すぎたのかな?」

  ”雨が降ればイギスが伸びる 梅雨イギス” とか
      ”秋イギスは、溶けにくい” とか、
      いろい教えてもらい、

イギスが採れるであろう時期には、
必ず、磯に行くのであるが、
ホンの僅かの収穫で、落胆続きの2年間であった。

今年こそは、出遅れないようにと、
既に2回イギス採りに行っているが、
ほとんど採れていない。

保存しているイギスも底を尽きそうなので、
ぜひとも、今夏は採らなければと、意気込んでいた。

8月初めの大潮の日 夕方の潮位15センチ
今夏3回目のイギス採り挑戦である。


うわぁ~ ありました。 ありました。
大三島の海に、イギスは、まだ一杯ありました 

今日の海は、少し濁ってはいるが
海中に漂うイギスが、あちらこちらに見えました。


海中に漂うイギス 赤茶けて髪の毛に見えるのが、イギスの見分け方

切れて、磯に流れ着いたイギスも、
まだ、汚れてなく、とてもきれい。


切れて、波で浜辺に打ち上げられたイギス

みかんカゴを肩に掛け、
イギスのキレイそうな上の部分だけを、
くま手で引っ掛けて、すくい採り、
海で、イギスを広げて洗い、
絡み付いている他の海草を取り除き、
みかんカゴに入れる。


イギスを探して、海中を歩く


みかんカゴ 熊手、軍手、みかんキャリー、イギス採り4点グッズ
そして、地下足袋が、海を歩くのに最適! 


干潮最大の ひぞこの1時間余りに、
磯で会った人は、4人だけ。

島の主婦2人は、浜辺で、喋りながら、
イギスの掃除していた。



そういえば、海草は、
海で掃除してから持って帰るのが、楽チンと伝授してもらった



成程  野菜ネットで、海草採りをするのか。みかんカゴより軽そう。

イギスは、みかんキャリー1杯も採れた。

すぐにサッと掃除して、潮のまま乾かしておく。


採りたてのイギスは少し白っぽい

翌日、天日干ししたら、こんなに減ってしまった。
それに、なぜか、赤くなる。





 潮のまま保存すると、どれ位持つのだろうか。

 去年、磯で会った人は、
 「2年間は美味しい。でも3年経つと、少し味が落ちる」
 と言っていた。





2006年夏の
イギス採りと
イギス豆腐作りの様子はこちらです。






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5月の磯遊び

2008年05月12日 | 
大三島は、元の静けさに戻りました。
道の駅も、ひっそりとして、ほっと一息モードです。

大三島の海にも、釣り人がいなくなりました。
ゴールデン明けは、中潮のマイナス潮です。
水は、まだ冷たいかもしれませんが、
磯遊びしつつのテングサ採りには、絶好の日和です。

テングサが生えていると教えてもらった磯に行くと、
人気のない海岸には、アオサギが1羽。



「いつも我家の前の突堤に来るアオサギかも」 と近寄ると、


我家の前の海に訪れるアオサギをモデルに、夫が作った。
みかんの木クラフト 材 みかんの木 塗り えごまオイル

飛んで行ってしまいました。



さて、テングサを探さなくては 
夫は、長靴服を着ているので、ジャボジャボと海の中へ




妻は、長靴で、濡れないように、注意しながら。

いろいろな海草が生えている磯の中で、
テングサを見極める。

伸びたヒジキの下や陰にあったり、



岩にびっしり生えていたり、



海水の中に漂っていたり、



テングサの群生を見つけると
夢中になり、濡れるのも厭わず、
ジャボジャボと海に入り、ビショビショになる。


ひときわ鮮やかなオレンジ色のスパゲッティを発見
不可思議


夫に聞くと
「アメフラシの卵や。これが、アメフラシ。蹴っ飛ばすと紫になるで」




今の時期、産卵の為に、岸に上がってくるらしい


テングサや海草のまにまに、アメフラシが3匹?漂っている。

ありゃあ~タコの赤ちゃんがいた。



可愛~い。くすぐったいやん



むこうの磯では、いつも海で出会うOさんが
「酒のつまみにええ」
 と岩場で、ニシを獲っていた。



旅の人が去った後、静かな海で
きれいな海を独り占め 

農作業の合間の小1時間で
濃厚で豊かな磯遊び&食材確保 

これって、地元島民ならでは、贅沢やね~~~ 

 新米大三島島民の、プチ自慢です。



洗ったり掃除ができず、そのまま干しているテングサ


島の人は、洗わずにそのまま、保存する。

 「売りもんは、白いのを好むけど、洗って晒すと、磯の香りがのうなる

 洗わずにそのまま乾かして保存すると、10年でも持つという。

  「ホンマ?じゃあ~一杯採ったら、ずっーと残しとける?」

 「トコロテンになって固まりはするけど、
   磯の香りがせんようになって、やっぱり、おい(美味)しない」

  我家のテングサ&トコロテンは、洗うべきか洗わないか

 只今 思案中です。


テングサを洗って白くしている様子は、こちらをごらんください。
     2006年8月1日のテングサ干しの様子です。




    



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花 より ワカメ

2008年04月08日 | 

櫻が散ってしまわないか 気になって仕方がない。
ワカメも早く食べたくて 仕方がない。

潮時表を見ると、今日の夕方はマイナス潮。

「ワカメ採り に行こう。櫻もきれいかな」
 と夫を誘う。

ワカメ採りグッズは、
みかんカゴと竹を括り付けて長くした草刈ガマ
夫は胴付き長靴を買ったから、海にジャボジャボ入れそう。


すぐ傍を通る船は、やっぱり大きい。波が怖いと逃げる夫


対岸の伯方島の山櫻がうっすらピンク色 


海岸の真上に咲く櫻 満潮時には、櫻の花びらは海に散るにちがいない

磯の香りを胸一杯に吸い込み、潮風に当たり、
波の音と鳥の声を聞きながら
海岸から、山の上の櫻を見あげ、
島暮らしならではの、お花見を満喫する。


しかし、今は、花よりワカメ 


海中に漂うワカメを見つけると




草刈ガマで刈りとり、素早くすくいあげる。


「めかぶ付きワカメやで」


 磯でウロウロ、波に濡れないようにワカメを探していた妻は、
  まだ小さいけれど、テングサを見つけ、テングサ採りに転向です。

    
  
本日の収穫は、取りあえずこれだけ 

左がワカメ 右がテングサ


長期保存用の干しワカメは、どうもうまくできなくて
 島の人に聞くと、茎の太い部分を削いだり、裏返したりと、
     乾くまで、あれこれと、お世話をするらしい!




我家は、干しワカメはあきらめて、
夏頃までは、いつでも海で採れるので、少しずつ採ることにしている。
 

採りたてワカメは、なんと言っても、ワカメしゃぶしゃぶ


お湯に漬けて、サッと緑色に変わったワカメを、レモン醤油で、あっさりと
シャキシャキとした歯ざわりが、たまりません。

めかぶは、湯掻いて細かく刻んで、納豆とあえた。




米寿過ぎても、畑へ行くTおばさんから、
 「これは、からだにいい」と教えてもらった。



テングサは、サッと洗って、明日堤防で乾かすことにしよう。



 去年の今日は、ちょうど、この橋(大三島大橋)の上でお花見をました。
     その様子はこちらです。



  ”桜の木の花のブローチ”  果物の木シリーズより


        

  
 材;アメリカンチェリー  塗り;ロウ仕上げ




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満月の夜は、サザエ獲り

2007年11月26日 | 
夕方、ハナの散歩をしていたら、

「明日の朝、サザエが獲れるんじゃあ」

みかんの出荷をすませてきたAさんが、
軽トラから、ニコニコと、声をかけてきてくれた。

“場所と時間”を聞くと 

朝といっても、半端じゃない 
「午前2時に、○○で会おう」

「2時って、朝じゃないよな」
と、嘆きつつ、

ニワトリの鳴き声を聞きながら、

Aさんが教えてくれた
秘密の穴場へ、夫と二人で行く。


満月の夜は、サザエを獲りの秘密の穴場へ 

Aさんが
はるか向こうから、懐中電灯で
合図してくれた。

真夜中の海の、足場の悪い岩場は、まるで
月面に着陸した宇宙飛行士のような気分にさせる。

「ここの、どこで、いったいどうやって、サザエを見つけるんや
と、途方にもくれさせる。 


満月に照らされたデコボコの岩場は、月面を歩くような気分になってくる。

「ここら辺の岩場の、こんな風な穴の割れ目に、ホラ」
 
と、サザエを獲って見せてくれる、Aさん。

教えてもらったような岩の割れ目を探して、
全く自信もなく、危なかしい足取りで、ウロウロする。


懐中電灯を頼りに、岩の割れ目を探す。

そのうち、目も慣れてくるのか、
岩にヒジキが伸びているのを見つけたり


「アレッ、もうヒジキが伸びてる! 誰か刈りとった後かな?」
 
岩陰に、ヒトデやウにをみつけたりもする。


いろいろな色の ヒトデを見つける。

もう、サザエは諦めて、ヒジキでも刈って帰ろうかと、
ヒジキを束ねようとしたら、

あつ  ヒジキの横にサザエを発見 


ヒジキの生えた岩場のすき間にサザエがいた。
 
夫は、岩の割れ目を見つけては、


いかにも、サザエの潜んでそうな、岩の割れ目を発見!

「僕は、この方が、効率がいい」 と
手探りで、サザエの感触を探り当てていた。


岩に生えている黒い海草は、ヒジキ。まだ充分には伸びていない。

サザエを見つけたけれど、隙間が小さくて、手が入らないと、
私を呼んでは、獲らせる。


岩の割れ目が狭くて、奥まで手が入らずに、サザエに届かない。


狭いすき間にサザエが2匹と、馬糞ウニがいた。

干潮時1時間足らずの間に、二人で獲った
サザエは、


波の穏やかな瀬戸内のサザエは、殻にトゲトゲがなく、味がいいという。

沢山獲れて、かなり満足し、
穴場と獲り方を伝授してくれた、Aさんにも感謝し、

「Aさんにも、分けてあげようか」

と夫と喜んでいたら、 

「なんじゃ。それだけか。わしゃ、こんだけじゃ」


みかん農家のみかん収穫カゴは、海の収穫にも重宝

「また、明日いきゃああ~いい。もっと潮が引くから、もっと獲れる」

70才を過ぎた超元気者のAさん。
明日も行きそうです。

我々は、眠くて眠くて、、、、
明日は、サザエを食べて、ゆっくりします。
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