できるだけ樹上完熟をと、収穫の時期を待っていた、伊予柑と八朔
甘みも充分、酸味も程よい抜群のおいしさです。
我家の八朔と伊予柑畑は、今年で無農薬栽培4年目、
今までより、大きな実をいっぱいつけてくれました。
伊予柑と八朔の収穫 そして、宅配中です。
八朔の摘み取り
収穫した伊予柑を一輪車で運ぶ
トラックに積込む
我々も、伊予柑と八朔を、畑で家で、毎日毎日、いっぱい食べます。
でも、きれいなものや大きなものは、売り物にまわし、
外観の汚いものや小さなものを食べることに。
おいしいんです。これもまた・・・
そして、皮のきれいなところを選んで、
伊予柑や八朔ピールにします。
無農薬で防腐剤など、どんな薬もかかっていない
伊予柑や八朔ならではの、皮の利用です。
ほろ苦い、お洒落で、贅沢な大人のお菓子。
絶対、癖になり、お勧めです。
我家は、一度に1,5キロの皮の分量でするので、
焦がしたり、乾かなかったり、たまに失敗も。
でも、がっかりせずに、焼酎などに漬けておけば、
ケーキや料理などにも利用でき、無駄にはなりません。
伊予柑(八朔)の皮 半日ぐらい水に漬けておく。
伊予柑(八朔)の皮を水に入れて煮沸し、苦味を抜く。
煮沸の回数や時間は、好みで適当に。
私は苦味が残っているのが、夫は充分苦味を抜いたのが好みです。
茹で上がった伊予柑(八朔)の皮は水気をよく絞っておく
皮と同量の砂糖に水を入れて、砂糖水を作る。
砂糖水を焦がさないように小さな泡がブツブツ出るまで煮詰める
伊予柑(八朔)の皮を砂糖水の鍋に入れる。
伊予柑(八朔)の水分で、砂糖水が増える。
汁気がなくなリ、半透明になるまで、焦がさないように煮詰める。
人肌くらいにさめたら、グラニュー糖をまぶす。
熱い時に、グラニュー糖をまぶすと、溶けるので注意。
ざるやお盆に広げて乾かす。3~5日で出来上がり
乾かす時間が短いと、生っぽいゼリー風、
長く乾かしていると、カラッとしたドライフルーツ風、
好みよって、いろいろに変えられます。
冬中咲き続けるカモミールも添えて、ちょっとお洒落に
カモミールティーで、ティータイム
お茶請けに重宝 どんなお茶にでもあいます。
ようじ立ては、七曜工房作、みかんの木クラフトシリーズ
伊予柑(八朔)ピールの材料
・伊予柑(八朔)の皮 500g(乾いた状態で)
・砂糖 500g(皮と同量)
・水 120cc
・グラニュー糖 適当 皮がまぶせる量
皮をためる間(実を食べる間)、4,5日位、水に漬けておいてもOK
苦味は水溶性なので、1日2回位水を替える。
八朔の方が、苦味が強いので、煮沸の回数や時間を、伊予柑より増やす。
出来上がったピールは、冷凍しておけば、1年以上でも持ちます。
(長期の場合は、冷蔵庫保存でも、夏頃にはカビが生えるので注意)
10月末に、家の最終材木が運び込まれて、3ヶ月が経ちました。
この材木は、家の内装材で、一番奮発した38ミリのヒノキの厚板もあり、
外に積み上げておくと,雨に濡れて、かびて汚くなってしまうので、
なんとか、床張りだけでも仕上げたかったらしいのですが・・・
なんやらかやら、なかなかできずに・・
でも、みかんの収穫発送の合間に
建築中の家に、床材を運びいれ、
夜も電気スタンドをつけて、コツコツと
なんとか、1階の床、階段、ロフトと、家の床が、張り終えました。
10月中旬
とりあえずは、風呂場のモルタル塗りを仕上げる
狭い場所でのモルタル塗りにてこずっていた様子
風呂場のタイル張りはもっと難関なのに
10月末 1階床張り開始
夜も電気スタンドをつけて床張り続行
11月末 1階の床の大部分が張れた
張れた床に座って喜ぶ
「ヒノキの床は気持ちいい~」
12月末から1月 階段製作中
階段作りって、難しいらしい
1月初旬 階段完成
注 干してあるものは、ハーブロープにするレモングラスです
どこでも、すぐに使おうとする妻のしわざ・・・
1階の床が張れて、階段ができて、ロフトに上がれて、
そしてロフトの床が張れて、
手すりができると、
「わあ~~、家や」と、家らしくなってきました。
ロフト床張り 1月初旬
ロフトっていいねえ~~ 冬でもぽかぽか暖かいね。
ここでなにしようかあ~~
明かり採り窓からの太陽の日差しが明るく暖かいロフト
ロフトの手摺完成 1月中旬
でも、でも・・・
階段を上がって、ロフトに行こうとすると
すっと,行けない
何故か床上78cmの高さにある抜きをくぐって、
かがまないと、ロフトへ行けない。
「これって、もしかして、設計ミス???」
うん~と高い吹き抜け天井、
東と西に、窓がそれぞれ3つずつ、格好いい。
高い窓があると、明るくて、夏、風がスーーと涼しいやろね
でもでも、東側の天窓の開け閉めには、
ロフトの手すりを乗り越え、
僅か幅31cmの手摺のない、キャットウォークを歩く
( 格好よく言うだけで、実は、単に床板を渡しただけ )
「えつ、怖い、ここ歩くん?落ちるやん」
「電動にできひんの?」
「東窓は、明かり採りだけで、閉めたままでいいわ」
「窓はずーーと閉めたままでいい」と、言い張る妻の意見に
じゃあ~
「1階から、天窓のすぐ近くのキャットォークに架ける、
移動式のはしごを作ろうか。それなら怖くないやろ」
と、提案する夫。
「ウン、カッコイイ、ホラ、よくドライフラワーとか、
ぶら下げてあるお洒落な感じのはしご、あるやン、
あんな感じがいいかな・・・・」
次は、建具作りです。
「アルミサッシがいいなあ~」という妻の希望はまたしても、却下され、
雨戸も網戸も、ドアも、窓も全部、木で枠を作るそうです。
最近は、インターネットでガラスも買えるんですね。
新しい家も、きっと、フナムシ、ムカデ、カニと出入り自由になりそう。
この材木は、家の内装材で、一番奮発した38ミリのヒノキの厚板もあり、
外に積み上げておくと,雨に濡れて、かびて汚くなってしまうので、
なんとか、床張りだけでも仕上げたかったらしいのですが・・・
なんやらかやら、なかなかできずに・・
でも、みかんの収穫発送の合間に
建築中の家に、床材を運びいれ、
夜も電気スタンドをつけて、コツコツと
なんとか、1階の床、階段、ロフトと、家の床が、張り終えました。
10月中旬
とりあえずは、風呂場のモルタル塗りを仕上げる
狭い場所でのモルタル塗りにてこずっていた様子
風呂場のタイル張りはもっと難関なのに
10月末 1階床張り開始
夜も電気スタンドをつけて床張り続行
11月末 1階の床の大部分が張れた
張れた床に座って喜ぶ
「ヒノキの床は気持ちいい~」
12月末から1月 階段製作中
階段作りって、難しいらしい
1月初旬 階段完成
注 干してあるものは、ハーブロープにするレモングラスです
どこでも、すぐに使おうとする妻のしわざ・・・
1階の床が張れて、階段ができて、ロフトに上がれて、
そしてロフトの床が張れて、
手すりができると、
「わあ~~、家や」と、家らしくなってきました。
ロフト床張り 1月初旬
ロフトっていいねえ~~ 冬でもぽかぽか暖かいね。
ここでなにしようかあ~~
明かり採り窓からの太陽の日差しが明るく暖かいロフト
ロフトの手摺完成 1月中旬
でも、でも・・・
階段を上がって、ロフトに行こうとすると
すっと,行けない
何故か床上78cmの高さにある抜きをくぐって、
かがまないと、ロフトへ行けない。
「これって、もしかして、設計ミス???」
うん~と高い吹き抜け天井、
東と西に、窓がそれぞれ3つずつ、格好いい。
高い窓があると、明るくて、夏、風がスーーと涼しいやろね
でもでも、東側の天窓の開け閉めには、
ロフトの手すりを乗り越え、
僅か幅31cmの手摺のない、キャットウォークを歩く
( 格好よく言うだけで、実は、単に床板を渡しただけ )
「えつ、怖い、ここ歩くん?落ちるやん」
「電動にできひんの?」
「東窓は、明かり採りだけで、閉めたままでいいわ」
「窓はずーーと閉めたままでいい」と、言い張る妻の意見に
じゃあ~
「1階から、天窓のすぐ近くのキャットォークに架ける、
移動式のはしごを作ろうか。それなら怖くないやろ」
と、提案する夫。
「ウン、カッコイイ、ホラ、よくドライフラワーとか、
ぶら下げてあるお洒落な感じのはしご、あるやン、
あんな感じがいいかな・・・・」
次は、建具作りです。
「アルミサッシがいいなあ~」という妻の希望はまたしても、却下され、
雨戸も網戸も、ドアも、窓も全部、木で枠を作るそうです。
最近は、インターネットでガラスも買えるんですね。
新しい家も、きっと、フナムシ、ムカデ、カニと出入り自由になりそう。
1月20日頃を、暦では、大寒というそうである。
大寒から節分までを、”寒の内”といい、1年中で1番寒さの厳しい時である。
しかし、今年は、ぽかぽかと暖かな寒のうちである。
「これぞ瀬戸内の冬」と思っていたら、全国的らしい。
伊予柑も八朔も、この暖かさで順調に樹上で甘くなり、
今冬は、気分的にも、ゆっくり、安心、穏やかである。
1月21日、収穫を待つ晩生伊予柑
下の方の実は摘果したはずなのに、
大きくなった実が、重みで垂れ下がってきている。
息子達の小さかった頃の節分を思い出した。
鬼役の夫が、あちらこちらの窓から顔を出し、
小さな息子達を怖がらせ、きゃあーきゃあー言いながら、
豆をぶつけて大騒ぎしたものだった。
近所からも『鬼は外、福は内』という声が、賑やかに聞こえて いた。
そのうち、息子達も大きくなり、
「今年の鬼役は、誰?」と誘っても、のってこなくなり
私一人でも、寂しく豆まきをしていると、
「恥かしいから、もう少し小さな声でしたら」
と冷ややかに注意され、ついには、やらなくなった。
島での節分は?
やっぱり、どこからも、「鬼は外、福は内」の声は聞こえてこない。
豆でも炒ろうかな。
夫は豆が大好きで、おかずにもできるし・・
無農薬野菜栽培で自給自足を目指す我家だが、
大豆は、3回、種を撒き育てたが、失敗
カメムシなど,虫に負けて実が入らない。
無農薬では、かなりの努力がいるらしい、
悔しながら、道の駅で買っている。
道の駅には、白、黒、茶、緑といろいろな大豆がある。
茶大豆と緑大豆を、ストーブの上で焙烙で炒る。
炒りたてのアツアツの豆を、ジュッと二杯酢に漬ける。
ジャコやヒジキも混ぜて、栄養たっぷり
一晩つけると、酢が沁みこんで、豆が倍以上に膨れる。
二杯酢を多くすると、柔らかな豆になるけれど、
夫は少し固めが好み。
「忙しい時のおかずに、いいじゃろう」
と島の主婦に教えてもらった。
煮豆よりヘルシーで、気に入っている。
黒豆ですると、ジャコが紫色に染まり、きれ~い
夫は、節分に合わせて、季節のブローチ作り
節分の鬼のブローチ 七曜工房作
彫りあがった、鬼のぶろーち5種
「ロウをかけたら、どんな風に色が変わるの」
失敗しないように、慎重にちょっと、ドキドキする瞬間です。
ロウかけ、成功!どの鬼を、もらおうかなあ~
「あれっ?鬼、つけとるん!」と、誰がが、声を掛けてくれるかな。
鬼ブローチ5種 材は、黒檀、紫檀、ウエンジュなど、ロウ仕上げ
ちょっと怖い おんでこ
気の良い かわら鬼
インドの鬼のバイラバ
牛鬼風かわら鬼
秋田のナマハゲ
大寒から節分までを、”寒の内”といい、1年中で1番寒さの厳しい時である。
しかし、今年は、ぽかぽかと暖かな寒のうちである。
「これぞ瀬戸内の冬」と思っていたら、全国的らしい。
伊予柑も八朔も、この暖かさで順調に樹上で甘くなり、
今冬は、気分的にも、ゆっくり、安心、穏やかである。
1月21日、収穫を待つ晩生伊予柑
下の方の実は摘果したはずなのに、
大きくなった実が、重みで垂れ下がってきている。
息子達の小さかった頃の節分を思い出した。
鬼役の夫が、あちらこちらの窓から顔を出し、
小さな息子達を怖がらせ、きゃあーきゃあー言いながら、
豆をぶつけて大騒ぎしたものだった。
近所からも『鬼は外、福は内』という声が、賑やかに聞こえて いた。
そのうち、息子達も大きくなり、
「今年の鬼役は、誰?」と誘っても、のってこなくなり
私一人でも、寂しく豆まきをしていると、
「恥かしいから、もう少し小さな声でしたら」
と冷ややかに注意され、ついには、やらなくなった。
島での節分は?
やっぱり、どこからも、「鬼は外、福は内」の声は聞こえてこない。
豆でも炒ろうかな。
夫は豆が大好きで、おかずにもできるし・・
無農薬野菜栽培で自給自足を目指す我家だが、
大豆は、3回、種を撒き育てたが、失敗
カメムシなど,虫に負けて実が入らない。
無農薬では、かなりの努力がいるらしい、
悔しながら、道の駅で買っている。
道の駅には、白、黒、茶、緑といろいろな大豆がある。
茶大豆と緑大豆を、ストーブの上で焙烙で炒る。
炒りたてのアツアツの豆を、ジュッと二杯酢に漬ける。
ジャコやヒジキも混ぜて、栄養たっぷり
一晩つけると、酢が沁みこんで、豆が倍以上に膨れる。
二杯酢を多くすると、柔らかな豆になるけれど、
夫は少し固めが好み。
「忙しい時のおかずに、いいじゃろう」
と島の主婦に教えてもらった。
煮豆よりヘルシーで、気に入っている。
黒豆ですると、ジャコが紫色に染まり、きれ~い
夫は、節分に合わせて、季節のブローチ作り
節分の鬼のブローチ 七曜工房作
彫りあがった、鬼のぶろーち5種
「ロウをかけたら、どんな風に色が変わるの」
失敗しないように、慎重にちょっと、ドキドキする瞬間です。
ロウかけ、成功!どの鬼を、もらおうかなあ~
「あれっ?鬼、つけとるん!」と、誰がが、声を掛けてくれるかな。
鬼ブローチ5種 材は、黒檀、紫檀、ウエンジュなど、ロウ仕上げ
ちょっと怖い おんでこ
気の良い かわら鬼
インドの鬼のバイラバ
牛鬼風かわら鬼
秋田のナマハゲ
1月に入り、伊予柑や八朔の完熟を待つ間、
陳皮作りに、つまり、温州みかんの皮むきに毎日精を出している。
それで残った?実は、ママレードにしたり、ジュースにしたり、ワインにしたり。
我家の温州みかんは、無農薬の皮も大切なので、
一生懸命、実を食べつつ、
皮を、陳皮や入浴パックに使うため、大切に乾かす。
自家消費用に木に残している越冬みかんを
今、カラスやヒヨドリと分けっこして、食べている。
酸味は少し抜けているが、より甘くなっている。
みかんの実をいっぱい食べては、皮を干す。
入浴パックに入れるミントやレモングラスも
自家製トンガラシ作りのトンガラシも一緒に干す。
”みかんの皮の利用法”
毎年、いろいろ増えていきます。
嬉しいことに、みかんを買って下さった方が、
「こんな風に、皮を使って、楽しんでいますよ」
と、お便りを下さるからである。
陳皮アラカルト
陳皮大根
柚子大根ならぬ、陳皮を入れて大根の即席漬け
陳皮とヒジキ入り鶏肉団子は、我家の水炊きの定番
陳皮の香りとヒジキの歯ざわりが絶妙、そのうえヘルシーで安上がり
陳皮とゴマ入りの自家製三味トウガラシ
みかんの小枝スプーンは、七曜工房作 みかんの木クラフトシリーズです。
陳皮入り餅
大三島名産には、みかんの実と砂糖と入れてつく ”みかん餅” がある。
でも、我家の餅は、より簡単に、”陳皮とゴマ入り餅”
淡いみかん色がきれい
砂糖醤油で食べたら、ほのかにみかんの香りがして、good
それではと、あべかわ餅も試したら、ゆべし風でこれまた、おいしい
みかん風呂 道の駅でお土産用に、ちょっと人気。
乾いたみかんの皮と季節のハーブを混ぜて、
ダシパックに入れて、お風呂にポッカリと
あっ、我家では、みかんの皮もまるごと、ハーブも枝ごと、
洗濯ネットに入れて、湯船にポイとほりこむ、手抜きですが・・・
お菓子作りがお得意で、ママレード作りのため、
我家の無農薬みかんを、毎年、ご注文してくださる方がおられます。
”みかん風呂をすると、
大病をされ、嗅覚がなくなってしまった筈のご主人が、
みかんの皮に鼻をおしつけて、「みかんの香りがする」と喜んでくれました。”
というお便りをくださいました。
多分、奥様の優しさと お風呂の暖かさ、そしてみかん色が、
ご主人に、みかんの香り感じさせてくれたと思うのですが・・・・
とてもいいお話で、こちらまで、ふんわか、ジーンとして嬉しくなりました。
皮&実アラカルト
みかんパン
陳皮パンもいいけれど、みかんジュースで焼くパンは、
酸味があって、ほのかに甘くフルーティー
焼みかん
ストーブやトースターで焼いて、アツアツを皮ごとフーフーと食べる
焼みかん入り焼酎
あつあつの焼みかんを焼酎に入れて、スプーンでぐちゃぐちゃにつぶして
皮ごとムシャムシャ食べる
仕込んで、約1ヶ月のみかんワイン
底に澱(オリ・酵母菌)が溜まり、澄んできて・・・
甘みもなくなり、すっきり辛口ワインになってきたあ~~
また、この酵母を使って、次々とワイン作りをしなくては
みかんをいっぱい食べて、みかんの皮のお風呂に入って、
焼みかん入り焼酎を飲んで
ぐっすり寝れば、風邪なんか直りそうです
最後は、みかんの笛ですが・・・
2004年の台風16、18号でみかん畑が枯れた直後、
「みかんの木クラフトと塩害で枯れたみかん畑」という話題で、
NHKテレビに出演したことがある。
「みんなが見て勇気づけられる番組にしたい」という
ディレクターの方の趣旨に賛同もできたし、
たった3,4分の放映に2日間もかけ、
こちらの意思を尊重してくれる丁寧な撮影にも安心ができた。
その番組の中で、夫は、
枯れたみかん畑のみかんの枝で、みかん笛を作り、
『歓喜の歌』を演奏した。
「『台風なんかに負けられない』と自分を励ます為に
”記念に作ったみかん笛”で吹きます。」
とか、なんとか、講釈をタレていたけれど、
単に、ドレミの音階が簡単で吹き易かったためである。
テレビで、「歓喜の歌」をみかん笛で演奏する
枝分かれしたそれぞれの枝に吹き口を開け、ドレミファ~と音階が出る。
それぞれの吹き口が離れているので、忙しく、演奏する選曲が難しいらしい
その時、テレビを見た夫の学生時代の友人A夫人が、
音階の出る、同じみかん笛を作って欲しいと申し出てくれた。
そして、老人ホームなどで、フルートの演奏をする時、
このみかん笛も,時どき演奏して、
「これは、みかんの木でできた、みかんの笛です」と紹介もしながら、
お楽しみコーナーにしてくれているそうである。
きっと、夫の「歓喜の歌」より、いい音色で上手に違いない。
残念ながら、まだ聞かせてもらえていない。
もうすぐ、琵琶湖湖西の仰木の里市民センターで、演奏会があるそうです。
陳皮作りに、つまり、温州みかんの皮むきに毎日精を出している。
それで残った?実は、ママレードにしたり、ジュースにしたり、ワインにしたり。
我家の温州みかんは、無農薬の皮も大切なので、
一生懸命、実を食べつつ、
皮を、陳皮や入浴パックに使うため、大切に乾かす。
自家消費用に木に残している越冬みかんを
今、カラスやヒヨドリと分けっこして、食べている。
酸味は少し抜けているが、より甘くなっている。
みかんの実をいっぱい食べては、皮を干す。
入浴パックに入れるミントやレモングラスも
自家製トンガラシ作りのトンガラシも一緒に干す。
”みかんの皮の利用法”
毎年、いろいろ増えていきます。
嬉しいことに、みかんを買って下さった方が、
「こんな風に、皮を使って、楽しんでいますよ」
と、お便りを下さるからである。
陳皮アラカルト
陳皮大根
柚子大根ならぬ、陳皮を入れて大根の即席漬け
陳皮とヒジキ入り鶏肉団子は、我家の水炊きの定番
陳皮の香りとヒジキの歯ざわりが絶妙、そのうえヘルシーで安上がり
陳皮とゴマ入りの自家製三味トウガラシ
みかんの小枝スプーンは、七曜工房作 みかんの木クラフトシリーズです。
陳皮入り餅
大三島名産には、みかんの実と砂糖と入れてつく ”みかん餅” がある。
でも、我家の餅は、より簡単に、”陳皮とゴマ入り餅”
淡いみかん色がきれい
砂糖醤油で食べたら、ほのかにみかんの香りがして、good
それではと、あべかわ餅も試したら、ゆべし風でこれまた、おいしい
みかん風呂 道の駅でお土産用に、ちょっと人気。
乾いたみかんの皮と季節のハーブを混ぜて、
ダシパックに入れて、お風呂にポッカリと
あっ、我家では、みかんの皮もまるごと、ハーブも枝ごと、
洗濯ネットに入れて、湯船にポイとほりこむ、手抜きですが・・・
お菓子作りがお得意で、ママレード作りのため、
我家の無農薬みかんを、毎年、ご注文してくださる方がおられます。
”みかん風呂をすると、
大病をされ、嗅覚がなくなってしまった筈のご主人が、
みかんの皮に鼻をおしつけて、「みかんの香りがする」と喜んでくれました。”
というお便りをくださいました。
多分、奥様の優しさと お風呂の暖かさ、そしてみかん色が、
ご主人に、みかんの香り感じさせてくれたと思うのですが・・・・
とてもいいお話で、こちらまで、ふんわか、ジーンとして嬉しくなりました。
皮&実アラカルト
みかんパン
陳皮パンもいいけれど、みかんジュースで焼くパンは、
酸味があって、ほのかに甘くフルーティー
焼みかん
ストーブやトースターで焼いて、アツアツを皮ごとフーフーと食べる
焼みかん入り焼酎
あつあつの焼みかんを焼酎に入れて、スプーンでぐちゃぐちゃにつぶして
皮ごとムシャムシャ食べる
仕込んで、約1ヶ月のみかんワイン
底に澱(オリ・酵母菌)が溜まり、澄んできて・・・
甘みもなくなり、すっきり辛口ワインになってきたあ~~
また、この酵母を使って、次々とワイン作りをしなくては
みかんをいっぱい食べて、みかんの皮のお風呂に入って、
焼みかん入り焼酎を飲んで
ぐっすり寝れば、風邪なんか直りそうです
最後は、みかんの笛ですが・・・
2004年の台風16、18号でみかん畑が枯れた直後、
「みかんの木クラフトと塩害で枯れたみかん畑」という話題で、
NHKテレビに出演したことがある。
「みんなが見て勇気づけられる番組にしたい」という
ディレクターの方の趣旨に賛同もできたし、
たった3,4分の放映に2日間もかけ、
こちらの意思を尊重してくれる丁寧な撮影にも安心ができた。
その番組の中で、夫は、
枯れたみかん畑のみかんの枝で、みかん笛を作り、
『歓喜の歌』を演奏した。
「『台風なんかに負けられない』と自分を励ます為に
”記念に作ったみかん笛”で吹きます。」
とか、なんとか、講釈をタレていたけれど、
単に、ドレミの音階が簡単で吹き易かったためである。
テレビで、「歓喜の歌」をみかん笛で演奏する
枝分かれしたそれぞれの枝に吹き口を開け、ドレミファ~と音階が出る。
それぞれの吹き口が離れているので、忙しく、演奏する選曲が難しいらしい
その時、テレビを見た夫の学生時代の友人A夫人が、
音階の出る、同じみかん笛を作って欲しいと申し出てくれた。
そして、老人ホームなどで、フルートの演奏をする時、
このみかん笛も,時どき演奏して、
「これは、みかんの木でできた、みかんの笛です」と紹介もしながら、
お楽しみコーナーにしてくれているそうである。
きっと、夫の「歓喜の歌」より、いい音色で上手に違いない。
残念ながら、まだ聞かせてもらえていない。
もうすぐ、琵琶湖湖西の仰木の里市民センターで、演奏会があるそうです。
周りの伊予柑や八朔畑は、1月初旬には、ほぼ収穫が済んでいる。
伊予柑や八朔は、寒波が来て、寒さや凍害にあうと、
実が落ちたり、皮が寒さヤケで汚くなったり、
ひどい時には(凍ると)、実にもスがはいってしまう。
それで、安全を見越し早めに採り、保存して追熟させてから、
出荷するのが、一般的である。
しかし、無農薬・無化学肥料栽培で、
外見より、味重視がモットーの我家は、
毎年、寒波を心配しながらも、
できるだけ樹上で完熟を待つようにしている。
特に今年は、1月になってから毎日暖かい日が続き、
しばらく寒波が来る心配もなさそうなので、
どんどん色付き、甘く、ますますおいしくなりそうである。
早生伊予柑畑 矮性の伊予柑で、宮内伊予柑と言われる品種改良種
晩生伊予柑畑 香りがより強く、皮が少し厚い。
八朔畑 早生、普通、紅の3種が混在
味見をしてみると、もうすでに、どれもとても甘い。
みかんより糖度が高く、実をむくと、手がべとべとになる。
特に今年は、糖度が高そうだ。
初めて、自分で収穫した八朔や伊予柑を食べた時、
そのジューシーさや酸味のあるフレッシュさに驚いたことを思い出す。
収穫したての、樹上で完熟した八朔や伊予柑に比べると、
スーパーで買っていたものには、味にもコクがなく、
まるで瑞々しさというものがなかった。
来週ぐらい、そろそろ収穫開始かな。
伊予柑や八朔は、寒波が来て、寒さや凍害にあうと、
実が落ちたり、皮が寒さヤケで汚くなったり、
ひどい時には(凍ると)、実にもスがはいってしまう。
それで、安全を見越し早めに採り、保存して追熟させてから、
出荷するのが、一般的である。
しかし、無農薬・無化学肥料栽培で、
外見より、味重視がモットーの我家は、
毎年、寒波を心配しながらも、
できるだけ樹上で完熟を待つようにしている。
特に今年は、1月になってから毎日暖かい日が続き、
しばらく寒波が来る心配もなさそうなので、
どんどん色付き、甘く、ますますおいしくなりそうである。
早生伊予柑畑 矮性の伊予柑で、宮内伊予柑と言われる品種改良種
晩生伊予柑畑 香りがより強く、皮が少し厚い。
八朔畑 早生、普通、紅の3種が混在
味見をしてみると、もうすでに、どれもとても甘い。
みかんより糖度が高く、実をむくと、手がべとべとになる。
特に今年は、糖度が高そうだ。
初めて、自分で収穫した八朔や伊予柑を食べた時、
そのジューシーさや酸味のあるフレッシュさに驚いたことを思い出す。
収穫したての、樹上で完熟した八朔や伊予柑に比べると、
スーパーで買っていたものには、味にもコクがなく、
まるで瑞々しさというものがなかった。
来週ぐらい、そろそろ収穫開始かな。
ようやく建前に入る。
柱を建てる前に土台を基礎のアンカーボルトに取り付ける。
土台はこの上に骨組が真直ぐに正確に組まれるためには、水平位置とレベルが正確でなければならない。
これから組み上げていく骨組の一番の基準になる部分であるため 納得のいくまで注意深く取り付ける。
1 アンカーボルトの穴あけ
基礎のアンカーボルトを取り付けるのは、二通り程の施工法を本で見つけた。しかしどちらもどうも納得がいかない。そこで、我流にアレンジすることに。
アンカーボルトの位置を土台におとすのに、本ではどちらも現場合せ(基礎の上に土台をのせる)をしているが、我流では巻尺でアンカーボルト位置を測定し、その寸法を土台におとすことにした。芯からのずれ幅は芯から30㎜の逃げ墨から測定した。結果は良好。位置に大きなズレはなかった。
アンカーボルトの穴の直径をどれくらいにするのか。本には載っていない。アンカーボルトの直径が10.5mmだから、11~12mmが最良だろうが施工誤差を吸収できない。余裕がある方が施工が楽だが、限度があろう。六角ナットの対角長さが21mmであるところから18mmとすることにした。
アンカーボルトの働きは引き抜きに対するものであることからすれば 調整代に余裕をみてギリギリいっぱい大きい穴としても問題ないだろう。
穴あけは土台の上面からすると書いてあるものもあるが、鉛直にはうまくあけられないので やはり下面からするのが妥当だろう。しっかりドリルを構えて真直ぐにあけたつもりでも、なかなかうまくあけられない。そこで、下面から3分の2、上面からも3分の2の深さであけることにすればうまく貫通できた。
土台のアンカーボルトの穴あけ (2006年4月16日)
2 土台の仮組み
手あたり次第に土台を組み始めたら、途中で組めなくなってしまった。
組み方には、順番があった。継手は受け側を先に据える。全体的には、外周から内側へ。少し考えればすぐにわかることだが、組み立てとなると気がはやって先に手が動いてしまう。
ネコ土台は事前に釘で土台へ仮止めしておいた。3箇所ほどの小さなマチガイはあったがなんとか組み立ては完了した。
一見キレイに収まっているように見えるので、このまま柱を組み上げていこうかとも思ったが、我慢我慢。
基礎石積の天端レベルがうまくレベリングできていないので、土台で調整をする必要がある。丁張り杭は取り払ったので土台に棒切れをうちつけて杭替わりとし、バケツとホースでレベルを出してから水糸を張り、レベルの様子を見てみる。一番高いところと一番低いところで11mmの差。思ったより、誤差が大きい。5mmまでを許容誤差として、それ以上は修正することにした。
修正はネコ土台を削って行う。伝統工法では、土台そのものを削って調整していることからすれば、ネコ土台を削ることはたやすいことだ。
それでも、せっかく組み上がった土台をバラして取りはずす。
取りはずしている様子を見て、妻が不審げに言う。
「せっかく組み上がったのにまたはずすの?こんなこと、プロでもするの?
素人の私が見ても、おかしいと思うよ」 と。
基礎のレベルがしっかり出ておれば、この作業は必要はないだろう。
今は基礎天端のセルフレベリングという方法があるらしいが。
何も好きでやっているわけじゃない。
腹立たしいことを言ってくれるわ。
土台の仮組中 (2006年4月17日)
土台の取付中 (2006年4月18日)
ネコ土台の高さ微調整
3 土台の本組立
80枚以上のネコ土台の内半数程を1~6mmカンナで削ってから元の土台は釘止めする。そしてもう一度土台を基礎へ据付ける。2回目はスムーズに据付けられた。アンカーボルトのナットは、きつく締めてから、少しゆるめておく。
土台の鎌継ぎと蟻枘
土台のアンカーボルト留め (2006年4月18日土台取付完成)
4 柱建てに向けて
さあいよいよ明日から、本格的な建前の柱建てだ。
滑車で吊り上げる練習をしておこうと、三又を立てようとしたが立てられない。
6mの足場丸太3本の細い先端を3本まとめて縛りつけてから起こそうとしたが、どうにもこうにも起き上がってくれない。カメラの三脚を組み立てるような感覚で考えていたが、大マチガイ。
物の大きさがヒューマンスケールを越えると考え方を変えねばならない。
さあ どうする。
付記 妻ひろより
いよいよ、家の組み立てが始まった。
私は、長い間かかって刻んだ仕口同士が、果たしてちゃんと合うか、少し心配で、
しばらく様子を見ていた。
夫は、土台の凸凹になった仕口を、木槌でガンガンと叩き込みながら、
そして、「くそ、ちょっと、入らへん。削り直しや」と修正もしながら、
コツコツと土台を組み立てていた。
しかしだ。しかしだ。
もう組み上がって次は・・・と、期待して見に行くと
夫は、せっかく木槌でガンガンと打ち込んで組み立てた土台を、
組み立てる時よりももっと苦労して、木槌でガンガンとはずしているではないか。
いくら木組みの家とはいえ、土台だけで
いったい、夫は、何をしているのだろう。
プレハブなら、たった1日で、木造軸組でも建前は3日程でできるというのに。
夫は、これから全部、つまり柱、梁、総てを組み立てては確認しては、
そしてまた、はずしていくつもりだろうか。
効率が悪すぎるではないか。
この調子では、建前だけで、何ヶ月かかることやら。
聞くと、家の水平は、土台が一番大切だからと、説明された。
そういえば、住宅メーカーでパートをしていた頃、新居完成引渡時に、
床にビー玉を転がして、水平を確認する施主様がいると聞いたことがある。
よし、私も、完成したら、床にビー玉を転がしてみよう。
果たして、ビー玉は転がり落ちるか、とどまるか。
楽しみだ。
柱を建てる前に土台を基礎のアンカーボルトに取り付ける。
土台はこの上に骨組が真直ぐに正確に組まれるためには、水平位置とレベルが正確でなければならない。
これから組み上げていく骨組の一番の基準になる部分であるため 納得のいくまで注意深く取り付ける。
1 アンカーボルトの穴あけ
基礎のアンカーボルトを取り付けるのは、二通り程の施工法を本で見つけた。しかしどちらもどうも納得がいかない。そこで、我流にアレンジすることに。
アンカーボルトの位置を土台におとすのに、本ではどちらも現場合せ(基礎の上に土台をのせる)をしているが、我流では巻尺でアンカーボルト位置を測定し、その寸法を土台におとすことにした。芯からのずれ幅は芯から30㎜の逃げ墨から測定した。結果は良好。位置に大きなズレはなかった。
アンカーボルトの穴の直径をどれくらいにするのか。本には載っていない。アンカーボルトの直径が10.5mmだから、11~12mmが最良だろうが施工誤差を吸収できない。余裕がある方が施工が楽だが、限度があろう。六角ナットの対角長さが21mmであるところから18mmとすることにした。
アンカーボルトの働きは引き抜きに対するものであることからすれば 調整代に余裕をみてギリギリいっぱい大きい穴としても問題ないだろう。
穴あけは土台の上面からすると書いてあるものもあるが、鉛直にはうまくあけられないので やはり下面からするのが妥当だろう。しっかりドリルを構えて真直ぐにあけたつもりでも、なかなかうまくあけられない。そこで、下面から3分の2、上面からも3分の2の深さであけることにすればうまく貫通できた。
土台のアンカーボルトの穴あけ (2006年4月16日)
2 土台の仮組み
手あたり次第に土台を組み始めたら、途中で組めなくなってしまった。
組み方には、順番があった。継手は受け側を先に据える。全体的には、外周から内側へ。少し考えればすぐにわかることだが、組み立てとなると気がはやって先に手が動いてしまう。
ネコ土台は事前に釘で土台へ仮止めしておいた。3箇所ほどの小さなマチガイはあったがなんとか組み立ては完了した。
一見キレイに収まっているように見えるので、このまま柱を組み上げていこうかとも思ったが、我慢我慢。
基礎石積の天端レベルがうまくレベリングできていないので、土台で調整をする必要がある。丁張り杭は取り払ったので土台に棒切れをうちつけて杭替わりとし、バケツとホースでレベルを出してから水糸を張り、レベルの様子を見てみる。一番高いところと一番低いところで11mmの差。思ったより、誤差が大きい。5mmまでを許容誤差として、それ以上は修正することにした。
修正はネコ土台を削って行う。伝統工法では、土台そのものを削って調整していることからすれば、ネコ土台を削ることはたやすいことだ。
それでも、せっかく組み上がった土台をバラして取りはずす。
取りはずしている様子を見て、妻が不審げに言う。
「せっかく組み上がったのにまたはずすの?こんなこと、プロでもするの?
素人の私が見ても、おかしいと思うよ」 と。
基礎のレベルがしっかり出ておれば、この作業は必要はないだろう。
今は基礎天端のセルフレベリングという方法があるらしいが。
何も好きでやっているわけじゃない。
腹立たしいことを言ってくれるわ。
土台の仮組中 (2006年4月17日)
土台の取付中 (2006年4月18日)
ネコ土台の高さ微調整
3 土台の本組立
80枚以上のネコ土台の内半数程を1~6mmカンナで削ってから元の土台は釘止めする。そしてもう一度土台を基礎へ据付ける。2回目はスムーズに据付けられた。アンカーボルトのナットは、きつく締めてから、少しゆるめておく。
土台の鎌継ぎと蟻枘
土台のアンカーボルト留め (2006年4月18日土台取付完成)
4 柱建てに向けて
さあいよいよ明日から、本格的な建前の柱建てだ。
滑車で吊り上げる練習をしておこうと、三又を立てようとしたが立てられない。
6mの足場丸太3本の細い先端を3本まとめて縛りつけてから起こそうとしたが、どうにもこうにも起き上がってくれない。カメラの三脚を組み立てるような感覚で考えていたが、大マチガイ。
物の大きさがヒューマンスケールを越えると考え方を変えねばならない。
さあ どうする。
付記 妻ひろより
いよいよ、家の組み立てが始まった。
私は、長い間かかって刻んだ仕口同士が、果たしてちゃんと合うか、少し心配で、
しばらく様子を見ていた。
夫は、土台の凸凹になった仕口を、木槌でガンガンと叩き込みながら、
そして、「くそ、ちょっと、入らへん。削り直しや」と修正もしながら、
コツコツと土台を組み立てていた。
しかしだ。しかしだ。
もう組み上がって次は・・・と、期待して見に行くと
夫は、せっかく木槌でガンガンと打ち込んで組み立てた土台を、
組み立てる時よりももっと苦労して、木槌でガンガンとはずしているではないか。
いくら木組みの家とはいえ、土台だけで
いったい、夫は、何をしているのだろう。
プレハブなら、たった1日で、木造軸組でも建前は3日程でできるというのに。
夫は、これから全部、つまり柱、梁、総てを組み立てては確認しては、
そしてまた、はずしていくつもりだろうか。
効率が悪すぎるではないか。
この調子では、建前だけで、何ヶ月かかることやら。
聞くと、家の水平は、土台が一番大切だからと、説明された。
そういえば、住宅メーカーでパートをしていた頃、新居完成引渡時に、
床にビー玉を転がして、水平を確認する施主様がいると聞いたことがある。
よし、私も、完成したら、床にビー玉を転がしてみよう。
果たして、ビー玉は転がり落ちるか、とどまるか。
楽しみだ。