瀬戸内海に浮かぶ大三島は、
“日本の地中海” と信じる、いや、信じたい 妻です。
5年前、転居するや、すぐに
菜園の海岸沿いに、オリーブの苗木をズラッと、植付けました。
オリーブが大きくなったら、
ハンモックを吊り、その上でゆらゆらと揺れながら
海を眺めたり、本を読み、うつらうつらしよう
が
島の人は、防風林には、
潮に強いサンゴジュ,マユミ,マサキなどを植えるように勧めてくれた。
また、大三島の海の天候や潮に詳しいY長老は、
「海岸近くには、植えるな。もっともっと、奥の方に、植えんかい。
苗代が惜しいわぁ。ここは、台風の時の返しの西風だけでなく、
冬にも強い西風が吹き、吹き上げられた潮がかかって、苗が育たんわ。」
と、忠告もしてくれた。
確かに、ミモザ、ユーカリなども、いくら支柱をしても
台風だけでなく、春,冬,に数日間吹く風速10mもの強い南西風で根が動き、
潮の当らない場所なのに、何本も枯らしてしまっている。
ピンクペッパー(コショウボク)も強風で根が動き、枯れたかもしれない
せっかく、実ができ始めたのに。生きていてほしい。
しかし、なかなか、夢を捨て切れない、大三島を”日本の地中海”と信じたい妻は、
サンゴジュやマサキには見向きもせず、幾度枯れても、オリーブを植え続けました。
今,かろうじて育ったオリーブは、16本近く買って植えた苗木のうち、4本だけになりました。
海岸沿いでも、根付いてくれているオリーブは2本だけ。
今は、苗木の植え替え時期です。
いろいろな苗木が植えたくなりますネ
建築中の新居の玄関前にオリーブを移植させました。
挿し木で育て、3年経つオリーブ苗も一緒に。
裏のみかん畑から移植したオリーブ1本と、挿し木で育てていた3年生オリーブ2本
ここは、海からの西風も潮も、それ程あたらないはずです。
何とか、立派なオリーブに育ちますように。
オリーブのブローチ 果物の木シリーズより
材 オリーブ 塗り ロウ仕上げ 七曜工房作
クレマチス ハナミズキ ベロニカ
ヤマボウシ サクラソウ
ウサギ エナガ
七曜工房の ”ブローチ” は、
大三島の道の駅 ”御島” と ”多々羅公園”で販売しています。
みかん畑の草刈りの合間に、少しずつ下水の設計を進めて、
一週間程で大略が仕上がった。
合わせて、風呂場や便所、洗面所等の設備関係の品を、
インターネットで調べる。
その後、クラフト作りや秋作の菜園準備をしていたら、
家作りに手がまわらない。
その内に、大きな台風が接近して来た!
屋根と外壁ができていても、開口部は、何もないオープン状態!
これでは、家が台風にさらわれてしまう。
大慌てで、園芸用のビニールシートやブルーシートを開口部にあてて、
桟木で留めたり、
ガラスのない古いガラス戸にビニールシートを留めつけて、はめこんだり、
古い雨戸を補修してはめこんだりと、
台風を横目ににらみながら丸一日かけて、開口部をふさいだ。
台風13号は、最悪のコースをとりそうであったが、
少しそれて潮まわりや時間帯もよかったので、
何事もなく無事通過してくれた。
下水管の掘り始め 台風対策のブルーシートが見えている
2.ツルハシが擦り減った!
設計ができてから1ヶ月が経ってようやく作業に入る。
流末まで50mほどある。
ツルハシとスコップで、上流から掘り始める。
大三島のこの辺りは、花崗岩の風化土の真砂土地帯だから、掘るのは楽な方だ。
みかん畑や菜園でも、楽に掘れる。
ただし砂利や転石が混ざってしまうと、どこも固く締まるから掘りづらい。
この敷地も新屋の方は、
工事残土をいれているので砂利も多く、よく締まったところは大変固い。
1m掘り進むのに一時間かかった部分もある。
掘り幅をギリギリ狭くして掘削量を減らそうとしたら、
スコップの作業がしづらくなり、効率悪く,かえって遅くなった。
一番深いところで、胸あたりまで。
本管のある古家の方へ来ると、こちらは砂状でとても掘り易い。
しかし柔らかすぎて掘り穴が崩れるのが、やっかいだ。
掘り上がったと思って、先へ行っていると、
ドサリと音がして掘ったところが崩れてしまっていたりする。
ひたすらの穴掘りに4日間を要した。
ツルハシのとがった方の先っぽが、磨り減って不細工に短くなっていた。
一番固い所を掘る
枡と本管をつなぐ
北側の配管
3.パイプをつなぐ">
下水パイプの塩ビ管は、
VU管を使う。本管にVU100 、枝管にVU75とVU50、枡用にVU150.。
これらの管を接続するのに、
90°や45°のエルボ、偏心ソケット、チーズ等の継手が必要だ。
また、枡も様々なタイプのものがある。
カタログを見ながら、詳細に図面を作り、
間違わないように材料を注文するのに、
かなり頭を使わなければならなかった。
それでも、最後の方には、変更や追加が出てきた。
管の取り付けは、枝管を先にして、それを本管につないでいく方法をとる。
この建物内の枝管がやっかいだ。
管勾配を気にしながら、継手を使って、
建物の基礎の下をくぐらせて、枡へつなぐ。
台所、トイレ、洗面所、風呂場と進めていく。
丁張りの水糸で、管底高を取りながら、枡と本管を設置する。
次第に深くなると作業が難しくなる。
接着剤は遅乾性のものを使用。
接着剤の量は、あまり多すぎても良くないだろうと、
最初にソケットだけに塗ったら、とても入りにくい。
「コリャ、ソケットと管の両方に塗るものなんだ。
管が入る時は、接着剤が潤滑剤の役目をするんだ。」と気付き、
次からは、スムーズに入ってくれた。
管の切断には、木材用の替刃式ノコギリを使い、
切断線はボール紙を巻き付けて、エンピツで印をつけた。
枡と本管枝管の接続
接続枡と点検枡
4.水が、、、
古家の横を掘っていて、2度も水道管を破ってしまった。
どこを通っているのか、はっきり分からなかったので、
注意して掘っていたのだが、やはりやってしまった。
1度目は、水が吹いたからすぐに修理をした。
2度目は、翌日になって土が濡れていたので、気がついた。
継手の横からもれていた。これも修理した。
塩ビ管をつなぐのは、旨くなったみたいだ。
この地域では、みかん作りがもっと盛んだった頃、
害虫や病気を防ぐために、薬剤を共同で散布していたそうだ。
共同防除と言って、
それぞれのみかん畑に配水パイプがはりめぐらされて、一斉に防除を行っていた。
このパイプを設置するのに、自分達でやったという。
パイプの接続ぐらいは、皆お手のものである。
借りているみかん畑で、草を刈っていると、古くなった塩ビ管がよく出てくる。
塩ビ管の接続が旨くなっても、村では、当たり前のことらしい。
古家部分の配管
埋め戻し
2006年9月.10月
付記; 妻・ひろより
下水管工事をしていた頃は、台風の一番よく発生する頃であった。
「台風シーズンが終わるまで、下水管工事は、待ったら」
という妻の忠告には、耳も貸さず、
「そんなことしていたら、いつまで経っても家が建たない」と
夫は、家の廻りに、深くて長い溝をドンドン掘りすすめていた。
おまけに、の神社の役をしていた夫は、
溝を掘ったまま、途中で、
秋祭りの準備や相談の為 始終出かけていた。
この深くて長い溝は、台風の高潮を、家に呼び込むようなものである。
妻は、この溝を眺めては、やきもきし続けていた。
台風も逸れてくれ、下水工事も無事終わったのは、
氏神様のご利益かもしれない。
「一人で建てる木組みの家」のこれまでは、こちらをごらんください。
カテゴリー「一人で建てる木組みの家」をクリックしていただいても
ご覧いただけます。
外国製のお洒落な薪ストーブは、本体が、30~40万、
炉台や炉壁そして煙突の設備工事で60~70万
合計100万以上もの費用がかかる、贅沢品だそうです。
我家は、もちろん、薪ストーブに,そんな大金をかけられるはずがありません。
安価な薪ストーブを選び、自力施工で、いかに、安くできるか
夫は、ずーーと燃えていました。
研究に、計算を 重ね、情報収集の為に、慣れぬネット検索もし、
慎重に、周到に、薪ストーブと煙突部材一式購入しました。
ネットで購入した煙突部材一式
難関の煙突の組立て開始です。
「もし、計算間違いや注文間違いをしたらどうなんの?」と口をはさむ妻には、
返事もしない夫でありました。
どうやら、煙突組立て以前に、
煙突を通す、家本体の壁穴の位置に間違いが発生したようです。
煙突の傾斜角度や、屋根との勾配とか、まあ~いろいろで、
最初に開けておいた壁穴の位置変更だそうです。
「えっ、家の板壁に、違う穴を開け直すの?」
早速の、致命的な間違いに、心配と絶望をする妻ですが、
不屈の努力を惜しまぬ夫です。
煙突穴をふさぎ、また新たな煙突穴を開ける
めげずに黙々と、ちょうど、穴一つ分の移動を完了しました。
外壁から見ると、煙突穴は、こんな感じ
防火と断熱の2重煙突を、作ります。
2重煙突部材
経費節減の裏技情報とかで、
これを教えてくれた,見知らぬ川原さんを、いたく尊敬している夫です。
小さな煙突に、ロックウールを巻き、大きな煙突に、入れ込んでいます。
自慢の自作のメガネ石です。
壁穴にあうように、調整をしてはめ込みます。
部屋内部の煙突を組立てて設置します。
外の煙突を設置にかかります。
いよいよ、一番てっぺんの煙突も組み上がりました。
てっぺんの煙突組み上がり
さて、いよいよ最後のクライマックスです。
この煙突が うまくはめ込めれば、完成です。
夫は、ちょっと緊張気味に「うまくはまってくれよ」と呟きながら、
重い煙突を抱え、梯子を登ります。
抱えて梯子を登る
2重煙突同士の煙突のはめ込みなので、
なかなか、うまくはめ込まれないようです。
下から、角度を見るように頼まれた妻は、
退屈で、暇で、
「ねぇ~ その煙突って、台風の時、飛ばされへん?」
「ユーカリの木だって、根こそぎ倒されたやん」
と話しかけました。
高所恐怖症で、なおかつうまくいかずに機嫌の悪い夫でありました。
「高い所に上っている時に 要らんこと言うな」
と、振り返って、エラく怒っています。
祝 薪ストーブ煙突完成です
完成内部
メガネ石部分にもステンレスを貼る。
南側から
東側から 妻がええ加減に角度を見たので少し曲がっています。
薪ストーブ用の薪も、確保中です。
近所の人が伐採した八朔の木をいただきました。
点火式は、いつ? どれくらい、暖かい?
薪ストーブって、朝起きてすぐ暖かくないよね。
朝は、やっぱり、石油ストーブがいるのかなあ~~~~
畑に出る時消して行ったら、夕方帰った時は、やっぱり寒いね。
薪って、集めるの大変そうやね~~~
「お前には、石油ストーブをやるから、
こっちの狭い部屋で、閉め切って、ずっーと過ごしていろ」
またしても、夫は、気を悪くしたようです。
ストーブ本体の設置は3月28日、
その様子は、こちらをごらんください。
壁の構造は、外壁と内壁に厚さ15㎜の杉板を張ることにしている。
板と板の間の空間には、断熱材は入れない。空気だけである。
高気密住宅は、目指さないので、断熱材の効果は期待しないことにした。
現在住んでいる古家は、昔からのこの辺りの家の造り方で、開口部がとても多い。
東西に細長い形で、南側に縁側があり、南側と北側に掃き出しのガラス戸。
幅の狭い側の東と西に壁と窓がある。
外周部分は壁が大変少なく、開放型のまさに夏向きの家だ。
このことからも、外壁は、この板壁で充分対応できると思っている。
市街地では、消防法上、この板壁は施工できない。
下見板張りは、施工が簡単で見た目もとても美しい。
街中では、やりたくてもできないが、田舎ならできる。
「一人で建てる木作りの家」には、ピッタリの外壁である。
下見板の源平模様
2 やってみてわかる 釘の打ち方
1ヶ月程前に息子が遊びに来た時に、
一日半かけて一緒にカンナ盤で、削っておいた杉板を張っていく。
幅180㎜ 厚さ15㎜ 長さ4mが、170枚。
板を張る前に防水紙を張っておく。
屋根のものより、薄くて軽いので張り易いと思っていたら、どうしてどうして。
平に張るのとちがって、縦に張るのは大変だ。
風にあおられると、どうしょうもない。
またはしごで上へ上れば、作業がもっと難しくなる。
やってみなければわからないものだ。
板を張る前に少しずつ先行して防水紙を張っておく。
板は下から張って行き、下端を3cm程先に張った板の上端に重ねて張る
ヨロイ張りだ。
釘は錆びないステンレスのスクリュー釘を使う。
この時、釘の打ち方に2種類ある。
横方向には、縦胴縁ごと(455㎜ピッチ)に打つが、
縦方向には、板の重ね部分に打つ方法と
重ね部分の少し上に打つ方法とがある。
強度優先の考え方の小生にとっては、
重ね部分に打つ方が断然強いと判断した。
重ね部分に打つということは、
板1枚に釘が2本打たれることになり、とても強いはずだ。
この方法で、東西南の3面を張っていったが、
ところどころで、釘を打つと板が割れた。
この方法だと、板の木端から15㎜程のところに、釘がくる。
見えてはいないが、下の板も割れているのだろう。
残る1面の北側は、もう1つの方法をとることにした。
重ね部分の少し上へ釘を打つ。
上の板で下の板を押さえつけるような打ち方になる。
これだと、木端から離れているので、割れを心配することもなく、
安心して釘打ちができ、釘の効きも良さそうだ。
感覚的には、こちらの方が合理的なような気がした。
これもやってみてわかること。
息子と下見板のカンナ削りをする。
外壁 東側から張り始める
外壁 2階部分の防水紙を張る
3 暑さに 負けずに
4mの板を張っている分には進捗が早いが、
窓や庇のような出張りがあると、加工に手間取る。
妻側の三角部分になると極端に進捗が遅くなる。
屋根勾配も少しずつちがうので、曲尺で寸法を測って、キッチリと写す。
はしごを上り下りする回数も増える。
そうしてうまく張れた下見板はとてもキレイだ。
ステンレス釘も銀色に光って良いアクセントだ。
妻面の最上段は足場を組まないと板が張れない。
足場丸太を組まずに、一番簡便な方法を頭の中で考えていたが、
どうしてもわからない。
とりあえず、板とロープを持ってきて、
少しずつ組みながらやっていくとうまくできた。
やりながら考える。これが一番だ。
この作業は、2006年8月の一番暑い時期だった。
終日直射日光のもと。板の上へ、顔の汗がポトポト落ちた。
水分補給はひんぱんにおこなう。
お茶、紫蘇ジュース、梅ジュース、桃、スイカ、。。
1日に2リットル以上は飲んだが、お腹をこわすことはなかった。
一番最後の北側に移った時は、強い日射しから免れてホットしたものだ。
外壁 足場を組んで最上段を張る
外壁 南側
外壁 北側
外壁 西側
4 見切り縁 この格好の良さがわからぬか
ヨロイ張りを側面から見るとギザギザしている。
このギザギザを隠すのに見切り縁をとりつける。
手の込んだ仕舞いでは、このギザギザの形に見切り縁を加工するようだが、
とてもそこまではやれない。
溝切りカンナで切り欠きをつけることにする。
この見切り縁は、
下見板の端部が出てくる4隅の柱や開口部のまわりにとりつける。
下見板のギザギザを隠して、見切り縁の縦線がスッキリと通ると
建物外観がとてもひきしまる。
柱と見切り縁の凸凹により、建物のコーナーに、荘重感が生まれる。
妻を建物のコーナーへ連れて行って、
「とてもいいだろう」と自慢するのだが、
その良さが分からないと。
見切り縁をとり付けている時に、
通りかかった近所の人が興味深げに近寄ってきたので、
これは感心してくれるのかと思いきや、
「なぜこんなものを取り付けるのか?」
と言われてしまった。
こんなにカッコウがいいのが、分からないの
下見板と見切り縁で、22日かかった。
これで、外装はほぼ完了した。
外壁 下見板のギザギザ
外壁 角柱の見切り縁
外壁 開口部の見切り縁
2006年7月、8月
付記 妻・ひろより
キレイにカンナがけされた杉板が、どんどん張られ、
スケスケの骨組みが、小さいながらも家の形になっていくと、
今にも出来上がりそうで、ワクワクした。
しかししかし、やっぱり、なかなか、簡単ではない。
几帳面な夫は、またなにやら、凝り始めた。
そういえば、大三島転居当時
築40年以上の古家をリフォームして、壁紙を貼った時も
壁紙の端の仕舞いが気になると、細い縁取り木を何十本も作り、
「仕舞いをきちっりすると、仕上がりが締まる」
と一人、悦に入っていた。
あの時も、「いったい何が締まるのか」サッパリ分からなかったし、
そんなことに時間をかける値打ちがあるのか、とかなり不審だった。
どうも、四角四面、キッチリやの夫の美的センスの原点は、
真直ぐクッキリ、境目ハッキリ、仕上がりスッキリにつきるようである。
時間をかけて凝ったにもかかわらず、出来上がってしまうと、
目だたたぬ、地味な、仕業やセンスには、誰も気付かず、
その良さを、認めてもらえない夫なのです。
『一人で建てる木組みの家』のこれまでは、こちらをごらんください。
「はよ、竹の子掘りにいかにゃあ~ ドンドン竹になっとるで」
Hさんが、声をかけてくれた。
Hさんは、毎夕、筍を掘りに行っているそうだ。
”なぜ 夕方なのか”というと、
Hさんとこは、夜の間に、猪が出てきて、
朝に行くと、筍がスッカリ、猪に食べ尽くされているという。
それで、猪より先に見つけた筍を、猪の出る前の夕方に掘る。
「それでも、猪と競争して、筍掘りは負けとるんよ」
我家が新しくお借りしたはるみ畑の隣は、竹やぶになっている。
「春になったら、筍を掘らにゃあー、みかんができんよ」
と地主さんに、教えてもらっていた。
はるみ畑の横は、放棄みかん園が竹藪になってしまっている。
「あっ、竹の子! みかんの木の傍まで、生えてるんやん」
「はよ、掘ろ。みかんの木を助けなあかんな」
はるみの木の根元に出てきた竹の子
鍬で廻りの土を掘り、竹の子根っこが現れてきたら、
スコップで、竹の根っこから切り離し、掘り起こす。
鍬で、竹の子の廻りを掘る。
うまく行けば、コポッと竹の子が抜き取れる。
竹の子の美味しいところまで、うまくとれた。
草や落ち葉をかき分け、足で探りながら、歩くと、
すこし膨らんでいる土の下に、竹の子が出ている。
あちらにも、こちらにも、ポコッポコッと。
初掘りとしては、上々の収穫
竹の子の収穫も やっぱり、みかんキャリー単位です。
今日は、これから雨がひどくなる予報
竹の子がかたくならないうちに、
早く、炊いてしまわねば。
急遽、軽トラの荷台が、竹の子調理台です。
夫は、薪が濡れないうちに、大急ぎで火を起こす。
何とか、大鉄鍋1回で済むように、皮をむく。
火が起こってしまえば、雨が降っても、ひとまずは、大丈夫。
湯気の立つ、ホカホカ焼筍は、
焚き火ならではの楽しみ
思わぬ、豪華なお昼の一品です。
わさび醤油に山椒をそえて、
ホッコリ、むっちり、あっさり味
大三島産竹箸とみかんの木の箸置き 七曜工房作
初筍掘りで、今夜は、筍尽くし。
筍ご飯に、筍とワカメの煮物
ワカメは、潮を洗わずに冷凍しておくと、新鮮
朝に出た筍は、夕方には、もう竹になってしまうという。
「早いうちから取らにゃ~、みかん畑が竹に覆いつくされてしまうで」
煮物、炒め物、筍寿司、筍ご飯、佃煮、筍の瓶詰め、
筍尽くしならぬ、竹の子責めの食卓が続きそうである。
“雨後の筍”
きっと、この雨が止んだら、
またニョキニョキ竹の子が出ているに違いない。
「これからは、 身体にブツブツが出るほど、毎日竹の子やでぇ~」
「タケノコ退治」の様子もご覧ください。
まだ、草とりは、半分以上残っています。
「こっちの土は固いわあ~」 と、しんどそうな夫
もくもくと、鍬で、草を削り続ける夫にくらべ、
一輪車での草運びに、疲れて、飽きてきた妻は、
タマネギ畝の前で、しゃがみこんで、休憩しつつ草抜きをし、
「コレも大切なことやね」などと言い訳けです。
手前の畝から ソラマメ、タマネギ、ジャガイモ、ランキョ、ワケギ、ムギ
「畝の草抜きの方が、ラクで、楽しい」と、
妻は、タマネギやソラマメの畝の草抜きを丁寧にし、時間をかけます。
続いて、「アスパラの畝も」と、しゃがみこんでいます。
明日からまた雨の予報です。
「ちび耕運機って、私でも、できるかな?」とか
「ワケギ、もう茶色くなってきたね。食べれへんね。一畝も多すぎたね」
などと、手より口が動く妻を無視し、
ねじり鉢巻で、汗止めをした夫は、今日中にやり遂げるつもりです。
牡蠣ガラ石灰をまき
肥料をすきこみ
畑の畝の準備ができました。
1週間程経てば、肥料が落ち着き、
種を撒いたり、苗の植付けができるでしょう。
道の駅には、もう立派な苗が売られていますが
我家は、これからです。
夏野菜の種いろいろ
冬野菜は遅れると、芽出ししないけれど
夏野菜は、多少遅れても追いつくから大丈夫
と教えてもらいました。
ポットに種を撒き、
ビニール掛けをして、
「おっ、ビニールの中は50℃程もある。蒸れてるわ。
コレは、一発で芽がでるぞ。」
すぐの芽出し成功を期待する夫です。
イチゴ苗に、花が付いていました。
イチゴ苗の草抜きには、ことさら力を入れた 妻です。
コマツナ、白菜、カブラ、ブロッコリーなどの菜の花を
「きれい」と眺めていては、
夏野菜の植付け時期を逃してしまいそうです。
コマツナも白菜も花が満開になり、もう菜の花も食べれなくなりました。
山椒も、芽吹き始めました。
“木の芽時” とも言うのかもしれません。
山椒の葉も 日に日に大きく,沢山茂ってきそうです。
それ以上に、
カラスのエンドウ、ホトケノザ、ウマゴヤシ、カタバミ、ヤエムグラなどの
雑草が、菜園に、一斉に立派に育ってしまいました。
夏野菜の種蒔きは、ソメイヨシノの咲く頃と教えてもらいました。
植物の様子や季節の言葉が、実感できる、大三島暮らしです。
今日は、菜種梅雨の合間の晴れです。
少し遅れ気味の夏野菜の植付け準備に精を出しました。
植物は、待ってはくれません。
なにしろ、芽吹きや根動きの時期を逃すと、
その年の、夏野菜の収穫ができなくなってしまいます。
なんとしてでも、植物の成長に、遅れないようにしなくては。
なには、ともあれ、まずは、草刈りから。
通る人が、「クサがよく取れらあ~」と声をかけていく。
刈りとったクサの山を踏みつける
菜園の半分草刈完了、明日は肥料撒きです。
冬中、煮物、サラダ、鍋、漬物、おろし
とフル登場の大根も残り僅かとなりました。
ジャガイモの代わりの、大根カレー イケますよ。
大根は、菜の花が咲かないように、葉っぱを切っておくと、
芯ができなくて、固くならないと教えてもらった。
同じ様に、秋大根の葉っぱも切ったら、
「秋は花が咲かないから、切らなくてもいい」と笑われた。
春の大根は、花を咲かせないように、葉っぱを切る。
芯ができないうちに、少しだけでも、切干大根にしなくては。
手作り切干大根は、甘くて、旨みがあり、食べずにはいられません。
「繊維に直角に切るんよ。そうすると、柔らかい切り干し大根になるんよ」
切干大根作りの秘訣です。
切干大根も、太い切干し、細い切干し、長い切干しなど、切り方いろいろ、
で 今年はこの切り方です。
輪切りにした大根を、針金ハンガーに通して乾かす。
2,3日すると、乾いて、フリル状干し大根です。
去年の切り干し大根は、”太め短め”でした。こちらです。
木組みが出来上がっていてもその上からすぐに外壁の杉板を張ることはできない。
板の安定をはかるため、縦に胴縁をとりつける。
455㎜ピッチで60×45㎜の角材を浅い枘で釘固定する。
梁や軒桁に枘穴をあけるには、脚立にのっての上を向いての作業になる。
これが連続すると、首がだるくなり後頭部までもが痛くなってくる。
ほどほどに他のことをやりながら進める。
妻側になると、2階部分ははしごを使っての作業。
上で寸法を当っては、下へ降りて材を加工する。上り下りが激しい。
はしごの上り下りが多い時は、その日は何ともないが、
翌日にモモが筋肉痛でダルくなる。
縦胴縁 2階妻側
縦胴縁 開口部廻り
縦胴縁 枘穴彫りを手伝う息子
2 この時 地震が!!!
2006年6月12日午前5時過ぎ、寝ていると大きな揺れで目が覚めた。
家がギシギシと鳴り、棚の上の飾り物が落ちた。
新築中の家を慌てて見に行った。
何ともなかった。
大分県が震源地だった。当地では震度4,5だった。
新築中のこの家は、軸組計算の上では、外壁と内壁の板を張って、
地震に耐えることになっている。
今は貫までの骨組が完成していて、震度4.5に耐えたということは、
これ以上の地震がきた時には、内外壁を取り付ければ貫構造で耐震性は充分と考えられる。
と言うのも、貫構造だけでは不安なので、
一部の壁に筋違いを入れて補強しようかと考え続けていた。
そういう構造の設計を見たことがあったから。
ただ貫の柔構造と筋違いの剛構造をチャンポンして問題はないかという疑問はあった。
しかし、この地震で筋違いは、入れないことに決めた。
貫だけで、耐えてくれ。
縦胴縁 西妻側完成
3.敷居と鴨居
外壁を張る前に、開口部の敷居と鴨居を取り付けておかねばならない。
敷鴨居の材は、杉よりも硬めのヒノキとした。一等材なので、材質はマチマチ。
目の通った節のできるだけ少ないものを選んで使っていく。
この頃は、丁度息子が来ていて、家作りや畑作業を数日手伝ってもらっていた。
敷鴨居の溝を切るカンナをインターネットで購入するつもりの旨を言うと、
ネットオークションで買うと得だと教えてくれた。
それではと、息子に頼む。
1回目はダメだったが、2回目でうまくゲットできた。
中古だが切り刃がついていて 定価の数分の1で購入できた。
送られてきた溝切りカンナの切れ味も上々だった。
息子はよくインターネットオークションで買い物をするという。
パソコンの普及は、ショッピングの形態を大きく変えてしまった
とつくづく感じる。
敷鴨居の溝幅は関西と関東では違うようだ。
関西では6分(18㎜)、関東では7分(21㎜)。
では四国ではどうかと、今の家の鴨居を測ってみると21㎜だった。
購入した溝切りの刃も21㎜だったので、
これで溝を切り、建具もこの寸法で作ることに。
柱と柱の間に収まる敷鴨居は、一本一本寸法が違う。
その位置に応じた寸法をとって加工する。
その寸法を測ることを、光り付けという。
材を柱の前に置いて、柱の形態をさし金で、写し取る。
柱は真直ぐに見えても、必ず少しはねじれている。
この少しのネジれをうまく写して加工すれば、
鴨居はすき間なく、柱にピタリと収まってくれるはずだ。
光り付けの時、鴨居材を柱の鴨居位置に留めておく治具(市販品では鴨居ストッパーと呼ぶらしい)を
自作し、光り付けた線の通りに丸ノコで切るための自在定規も作った。
内部造作となると見え掛かりを大変気にするので、
すき間があかないように切り線にとても注意を払う必要がある。
それでもやはりすき間が出来てしまうことがある。
後は、修練のようだ。
敷鴨居加工中
敷鴨居加工完成
4.出窓
妻が台所に出窓を作って欲しいと言った時には、気易く引き受けたのだが、
こうしてやってみると、なんと厄介なものだ。
出窓サッシなら、ポンと取り付けるだけでできるのだが。
窓が、ホンの30㎝程外に出っ張るだけなのに、とても複雑な構造になってしまう。
柱と同寸法の出枠を組み、窓台と天井をつけ、内壁を張る。
同様に外側には、屋根庇をつけ、外壁を張る。
小部屋を一部屋作るようなものだ。
部材が小さいので、加工は簡単に出来ると思っていたら、
なんのなんの。部材は小さくとも、組手は多いし、
部材が小さい方が加工がやりにくい分、手間どった。
枠を組み立ててから、敷鴨居を入れる。
窓台は水濡れに強いネコ土台の残材のベイヒバを使い、
天井側壁は、杉板を打ちつけられるように、胴縁や桟木をとりつけておく。
屋根は庇と同時に作っていく。
出窓 出枠
出窓 出枠の込栓止め
5 庇
屋根のガリバリウム波板を張り終えた時には、
これでやっと雨をしのぐことが出来たと、大いに安心した。
しかし、屋根完成後、数日して雨交じりの強い風が吹いたら、
妻側の裾の方がビショビショに濡れてしまった。
これでは、窓から雨が入ってしまうではないか。雨を防ぐための庇が必要だ。
小屋裏空間を広くとって棟が高いから、雨が吹き込むのかと思ったが、
妻側というのはこういうものらしい。
よく見ればどこの家にも、妻側の開口部には、庇がついている。
当初の設計では考えていなかった庇を作ることに。
腕木の取り付け方法をどうするかで困った。
当初の計画から庇を考えていれば、柱に枘穴加工をしているのだが、
変更追加の庇だから、あとから穴を開けるのは難しい。
腕木を切り欠いて、柱へ釘止めをすることで妥協する。
それでもどうしても柱に枘穴を開けなければならないところがあって、
ノミと玄能で枘穴をあけたが、うまく穴が開かず、
腕木を納める時にエラク苦労した。
庇は当初の設計から考えておくこと。
庇の屋根は、野地板の上にたいていが金属板を載せている。
これも同様にカラーのガルバリウム鋼板でも張ろうかと思ったが、
板葺きの方が、野趣があっておもしろそうなので金属は貼らないことに。
15㎜の杉板は雨ざらしにすれば、どれ程の耐久性があるのだろうか。
庇 腕木釘止め
庇 腕木込栓止め
庇 垂木
庇 野地板
庇 西妻側
6.一筋敷鴨居と雨戸かけ
一筋敷鴨居というのは、普通の敷鴨居の外側に1本だけある
雨戸専用の敷鴨居のことである。
外壁は杉板を下見張りするので、柱と同一面にならないため、
一筋敷鴨居は開口部だけに取りつけることにした。
また雨戸は敷居の上をすべって戸袋に収まるという構造ではなく、
一筋敷鴨居から取りはずして、引っ掛け棒に引っ掛けておくという構造にした。
使わない時には、雨戸を守るために、戸袋があるようだか、
雨戸そのものがしっかりしていれば、戸袋などは不必要と思われるので、
使わない時は、外壁に立て掛けておくだけということにした。
そのためには、外壁を張る前に、引っ掛けを作っておく。
この引っ掛けは、L字型の棒なのだが、人が見たら、
何なのかが分からないようだ。
外壁面からニュと突き出た棒が4本、雨戸を引っ掛ければ、
その用途がよく分かるだろう。
一筋鴨居
一筋敷居
雨戸掛け 上
雨戸掛け 下
外壁を張るまでの作業は、ほぼこれで終了。
2006年6月11日から胴縁を取り付け始めて、
2006年7月29日に雨戸かけが終了
49日間のうち、大工仕事に専念できたのが、延べ30日。
タマネギやジャガイモの収穫や、サツマイモの植付けや
みかん畑の草刈りと摘果作業が忙しかったけれど
、
60%程が、家作りに専念できている。
この時期は梅雨なのだが、屋根が完成しているので、
雨降りでも作業が出来たからだろう。
2006年6月と7月
付記 妻・ひろより
夫は、今頃、何を講釈しているのでしょうね。
妻・ひろは、2年も前のことなので、何も思い出せない。
しかも、随分地味な、おもしろくない作業だったようで、
写真も撮る気にならなかったらしい。
「なんで、撮ってくれなかった」と
夫が文句を言っているが、後の祭りである。
家の骨組ができ、屋根が乗ったので、
壁はすぐ張れると楽しみにしていたのに、
えらく、下準備ばかりにかかっていた。
息子が手元として、勤勉に手伝ってくれたけれど、
自動カンナ機で、外壁材を、何十枚もカンナがけしてくれたけれど、
ホンマに、「一人で建てる木組みの家」は辛気臭いわあ~~~
これまでの「一人で建てる木組みの家」はこちらです。
櫻が散ってしまわないか 気になって仕方がない。
ワカメも早く食べたくて 仕方がない。
潮時表を見ると、今日の夕方はマイナス潮。
「ワカメ採り に行こう。櫻もきれいかな」
と夫を誘う。
ワカメ採りグッズは、
みかんカゴと竹を括り付けて長くした草刈ガマ
夫は胴付き長靴を買ったから、海にジャボジャボ入れそう。
t
すぐ傍を通る船は、やっぱり大きい。波が怖いと逃げる夫
対岸の伯方島の山櫻がうっすらピンク色
海岸の真上に咲く櫻 満潮時には、櫻の花びらは海に散るにちがいない
磯の香りを胸一杯に吸い込み、潮風に当たり、
波の音と鳥の声を聞きながら
海岸から、山の上の櫻を見あげ、
島暮らしならではの、お花見を満喫する。
しかし、今は、花よりワカメ
海中に漂うワカメを見つけると
草刈ガマで刈りとり、素早くすくいあげる。
「めかぶ付きワカメやで」
磯でウロウロ、波に濡れないようにワカメを探していた妻は、
まだ小さいけれど、テングサを見つけ、テングサ採りに転向です。
本日の収穫は、取りあえずこれだけ
左がワカメ 右がテングサ
長期保存用の干しワカメは、どうもうまくできなくて
島の人に聞くと、茎の太い部分を削いだり、裏返したりと、
乾くまで、あれこれと、お世話をするらしい!
我家は、干しワカメはあきらめて、
夏頃までは、いつでも海で採れるので、少しずつ採ることにしている。
採りたてワカメは、なんと言っても、ワカメしゃぶしゃぶ
お湯に漬けて、サッと緑色に変わったワカメを、レモン醤油で、あっさりと
シャキシャキとした歯ざわりが、たまりません。
めかぶは、湯掻いて細かく刻んで、納豆とあえた。
米寿過ぎても、畑へ行くTおばさんから、
「これは、からだにいい」と教えてもらった。
テングサは、サッと洗って、明日堤防で乾かすことにしよう。
去年の今日は、ちょうど、この橋(大三島大橋)の上でお花見をました。
その様子はこちらです。
”桜の木の花のブローチ” 果物の木シリーズより
材;アメリカンチェリー 塗り;ロウ仕上げ
各地で櫻便りが聞かれます。
せっかくの櫻が散ってしまうのですが、
私達は、雨が降ってくれることを祈っています。
昨日と今日で、みかん苗100本の植付け完了しました。
雨が降ると、苗が、しっかり根付いてくれます。
まずは、みかん苗の名札作りから始まります。
板を切り、柑橘の種類の名前を書き、針金を通して、名札作り
苗床から1年生接木苗を掘り上げて、
剪定をして、根と葉っぱのバランスをとります。
掘り上げた、1年生接木苗の葉っぱを剪定する。
根と葉っぱのバランスよくなった、接木1年生苗
カラタチ苗から、みかん苗に接木が成功した箇所
柑橘の種類の名札もつけて、植付け準備できました。
品種別に、根を乾かさないように土をかけ
植え付ける予定の5箇所のみかん畑へ行く準備完了です。
みかん畑へ行って、植付けです。
50本のみかん苗を植える計画の山のみかん畑です。
ここは、たった一つだけある我家の貴重な”持ちみかん山”です。
とても急傾斜なので、作業が大変なのですが、
その為か、とても美味しいみかんができ、
何と言っても、自分の持ちみかん山なので、
夫は、一番愛着があり、いろいろな果樹を植えようと、
夢を描いているのです。
5年の間、みかん山を開拓していて、
枯れた雑木を伐採した結果、
とても広い場所ができたのです。
草刈りのたびに、「ただ草刈りだけをするのは、虚しい」と思い続け、
今回、50本のみかん苗を植える計画を立てたのです。
みかん山の上にできた広い場所
もうすでに、穴は掘って、支柱竹も建ててあります。
「もう植えたらいいだけやから、早く植えようよ」
と言う妻の意見も聞かず
なにやら、図面らしきものを取り出し、
またまた 植栽計画案を練り直す夫です。
念入りに植付け計画をする夫
待ちくたびれた妻は、座っている傍で、ノビルを見つけ、
「今晩は、ノビル食べてみよう」と、
海を見ながら、根をむき始めました。
とても、きれいな、美味しいそうなノビルです。
さて、夫の植栽計画案も練れたようです、
上段は、レモン苗17本
中断は、ライム苗12本
下段は、きよみ、はるか、はるみ、デコポン、バンペイユ,かがやきを各3本
と、夫の指示通り、苗を置き、植付け開始です。
3年間の努力が報われて、根付いてくれるように
接木箇所を土の上に、根が浮かないように、
丁寧に植えつけます。
願いを込めて、ていねいに、植え付ける
風で苗が揺れて根が動かないように、
支柱竹に、苗木をヒモでくくりつけ
苗木をヒモで支柱にくくりつける
みかん山にある、溜め水をバケツで酌んでの、
水やりは、妻の役目です。
僅かに溜まる貴重な水なので、少しずつです。
ライムの植付け完了
2日間で、念願のみかん苗植付け完了しました。
今晩、タップリ、雨が降りますように。
今夜は、今畑で元気良く育っているワケギのお好み焼で
“100本のみかん苗植付け完了祝賀会”です。
左から ノビル、掃除済みのワケギ、抜きたてのワケギ
ワケギの根の掃除は面倒ですが、抜きたてワケギの味は格別です。
みかん山で採ったノビルは、お豆腐の白和えで。
みかんの収穫は、何年後になることやら。
妻は、ハイペースを願うのですが、
夫は、スロースローです。
カタツムリのハガキスタンド みかんの木クラフトシリーズ 七曜工房作
絵手紙は、滋賀の友人Sさんより戴いたもの
3年越しで接木苗を育てた様子や、みかん山での苗床作りの様子は、
こちらをご覧ください。