七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

亭主の好きな 施設照明 ~妻から家作り実況版10

2008年05月27日 | 妻から「家作り実況版」
寸法、明るさ、価格重視、
  そしてなによりも ”デザイン無視” で
  夫が、合理的に選んだ、施設照明器具が届きました。


予算より格安で、ネットショップで購入できた照明器具


 施設照明器具とは、
  オフィスや倉庫のなどで、よく見かける
  蛍光灯がむきだしの照明です。

土間、キッチン、ダイニング、ロフトの計4箇所に付けます。


ダイニングに、施設照明器具を取り付ける夫


 夫曰く
 「昼行灯って、言うやろ。
 昼間にぶら下がっている、照明ほど間の抜けたものはない。
 天井にピッタとくっついてるのが、スッキリしててええ。」
 
 " シンプル  イズ  ザ  ベスト "
 " チープ   イズ  ザ  もっとベスト "
 
亭主の好きな 赤烏帽子 (施設照明器具) 」です。 



土間


ダイニングとリビング


ロフト

しかし、住宅雑誌に載っているような照明に
 未練タップリの妻としては、
  「寝室照明は、こっちがええ」
  と、主張しましたネ。

 質実剛健な夫が 横から

  「施設照明の2箇分やで」と
  脅迫めいた発言をしたのですが。

しかし、まあ~迷いに迷い、
妻が、選んだ照明は、こんなものです。


「なんや、施設照明とあんまり変わらへん」とがっかりする妻、

つまり   " シンプル  イズ  ザ      ベスト "
やっぱり " チープ   イズ  ザ  もっとベスト "

夫に、スッカリ刷り込まれてしまってます。

梁の幅にあうように、小さなサイズに買い換えた
洗面所照明です。


ガラス製の照明器具

キッチンの手元照明






 照明器具が付き、夜に電気を点けると、すっかり家です。
        
    「これで、夜でも作業ができる」と喜ぶ 夫

     別に用事はないけれど、ちょっと電気を点けに行く 妻
    
    「はよ。カーテン作りや」 と夫にプレッシャーをかけられて

    「カーテンいるかな。夜に,家の前通る人 誰もいいひんで」
    ものぐさ妻は、決定権と行動力はなくても、言い逃れ上手です。



妻が選んだ照明器具は
       「妻から家作り実況版 9 」をご覧ください。

        
5月27日(火)付けの ”毎日新聞愛媛版”に、
   一人で建てる木組みの家のことが、掲載されました。









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訪花昆虫 

2008年05月23日 | 無農薬みかん栽培
大三島は、みかんの花の香りが、漂よっています。



柑橘の中では、伊予柑の花が一番に咲き始める。

暗闇の中で、みかんの花の香りに包まれると、
妖しげな世界に引きこまれそうな気分になります。


びっしりと花をつけた、伊予柑の木


みかんの花の香りに誘われて、
みかんの花蜜を吸うために、訪花昆虫もやってきます。

カメラを近づけても、逃げようとしない虫たちです。

虫たちも、みかんの花の妖しげ香りに惑わされて、
恍惚と蜜を吸っているのかもしれません。


ハナムグリ 背中に花粉を付けている


ミツバチ?


みかんの花の蜜を吸いに来るだけなのに、
多分、悪いことはしないのに、訪花害虫と呼ばれ、
みかん農家からは、農薬散布で殺される虫たちです。

 なぜ害虫かと言うと、、
  密を吸う時、実となる子房部分に、足や口で小さな傷をつける為
  みかんの実が大きくなるにつれ、傷も大きく広がって、
  外観が汚くなり、商品価値が下るからです。



訪花昆虫の足跡や噛み傷のある、我家の無農薬ハッサクです。
訪花昆虫のつけたキズがあっても、中身は全く大丈夫なんですが。



 2007年のみかんの花咲く頃の様子は、こちらをどうぞ





 みかんの木のブローチ   果物の木シリーズ
     材 みかんの木 塗り えごまオイル  七曜工房作



  

   
ヤマボウシ サクラソウ ベロニカ ハナミズキ クレマチス





”みかんの木のブローチ” は、大三島の道の駅でも、販売中です。







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コモンマロー

2008年05月20日 | ハーブ園
  源氏物語の ”葵の上” は、
   一日花のコモンマローのように、薄命であったけれど、
   鮮やかなコモンマローのように、人目を魅きつけたのであろうか。
   そして、高貴な女人の館は、
   葵がどんなふうに咲いていたのだろう。

 「葵御殿じゃね」 と評されたのが、気に入って 
 
 毎年、挿し木をして増やし続けては、
 コモンマローの花で一杯の七曜工房をめざしています。
       
    以前、園芸店で苗を購入したことがあった。
    初代苗より、ぐんぐん大きくなるので、楽しみにしていたら、
    いっこうに赤い花が咲かずに 葉っぱばかりだった。
    多分、オカノリだったのかもしれない。
    それは、それで貴重な野菜なのだが。
   アオイ科の植物は、近くに植えるとお互い交雑するそうである。
   
それ以来、オカノリを抜き、他のアオイ科の植物を寄せ付けず
初代コモンマローだけを、箱入り娘のように大切に育てている。
   
 そして毎年、無事交雑せずに、鮮やかな赤い花を咲かせてくれるか
 少し心配しながら、花盛りを待つのである。


今年もコモンマローの鮮やかな花が、無事咲き始めました 


 で、 “葵御殿” を、ネット検索すると 
 
 「えっ、ソープランドばっかりやん  源氏物語はどこいったあ~
  と、かなり、ガックリしてしまったけれど。


 
 今年もまた、"チャレンジ・ザ・マジックティー  
 
 コモンマローの花の目も覚めるような鮮やかな色を見せたくて、
 コモンマローティーを飲ませて、驚かしたくて、
  
 只今、せっせっと摘んでは、ドライハーブにしています。


コモンマローの鮮やかな色 摘んだコモンマローの花にも蜂がやってくる。


ハーブは今が収穫時期です。
ローズマリー、ラベンダー、セージ、フェンネル、サザンウッドなど乾燥中



「チャレンジ・ザ・マッジクティー」です。




"種明かし" は、
 こちらをごらんください。

 
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照明選び は つまらない~妻から家作り実況版9

2008年05月18日 | 妻から「家作り実況版」
夫が、照明器具を買うので
「今晩、ネットで一緒に、選ぼう」
と、頼んできた。

妻の希望は、

「和紙を貼ったボンボリみたいな、ペンダントがいいなあ~」

夫の意見は、

「アカン、梁の幅が、○㎝やから、その幅に設置できるもの」
「ペンダントは、ブラブラとして、邪魔なだけやないか」
「照明は、明るく、機能的なものがいい」

夫が、決めているらしい 照明器具は、
 教室や事務所にある、天井直付けのむきだし蛍光灯です。
 単純に、蛍光灯が2本 
 デザインを選ぶも、なにも 
 なんの楽しみも、夢も ありません。



吹きぬけ天井の、梁の幅に付けられる蛍光灯に限るらしい。
  
まぁ~、確かに、ここでは、
電気の笠の上は、
すぐ虫だらけになったり、クモの巣が張ったりして、掃除も面倒やし、
ボンボリは、暗いかもしれんし、
和紙が破れたら、張替えなあかんし、

夫の合理主義の前に、またしても、
妻のものぐさが、しぶしぶ同意です。

夢のない、蛍光灯選びを放棄した妻は、
勝手に、ネットで、あれこれ、検索して、注文しました。

玄関、階段、洗面所、トイレの4つだけですが。


自分が選んだ照明器具が届き、ちょっとだけ、喜ぶ妻

どれも、真鍮、ガラス、スチール製です。
化学製品の排除を目指し、プラスティック嫌いな夫も、
気に入ったようで、賛成してくれました。



一番気に入っている、ランタンデザインの、玄関照明


ほとんど目だってないけれど、私には光って見えてます。


夜、ちょっと電気を点けに行ったりして


妻の選んだ 照明器具のご紹介です。



スチール製の階段照明 


トイレガラス照明


洗面所ガラス照明


あれれっ 梁より大き過ぎて、取り付けられない。 
やっぱり、計算に弱い、妻の選択には、ミスがありました。

しょうがないので、
安全の為プラスティックでと決めていたにもかかわらず、
浴室照明に回すことになりました。



 只今、夫は、一人で、妻が取り寄せた施設照明カタログで、
  つまらぬ、蛍光灯選びをしております
  反射傘付き、グロー球、直菅蛍光灯、スターター付き等等、
  こまごまと、チェックしながら。。。



妻からの「家作り実況版」は、こちらです。





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一人で建てる木組みの家 ~⑱床板張り

2008年05月15日 | 『一人で建てる木組みの家』
1 厚板を張る

床板は厚い材を張ることにしていた。
断熱性、木の触感、施工性等から優れていると思う。
1階はヒノキ1等の厚さ38㎜ 
2階はスギ1等の厚さ38㎜ 
板が厚いと単価も高くなるのだろうと見積りをとって、
他の床材と比較してみたら、15㎜厚の合板の床材と比べて、
ヒノキの厚板が少し高く、スギの厚板なら少し安いぐらいだった。
また、ムク材や集成材の特選物、無節物なら、
ヒノキの厚板の2~3倍もするのには驚いた。
厚板は経済性にも優れていると言える。

施工性に優れているというのは、
板が厚いため根太を省略して大引に直接張れるからだ。
2階に張った床板は、1階から見ると
天井材にもなる。
板材は、本実加工をして、四面ともモルダーがけしてあるので、
ツルツルでとてもきれいだ。

ただ、スギの方は柔らかいため、材を動かしていると、
注意していてもどうしてもキズがつき易い。
幅は165㎜、長さは4m。
見た目のきれいな方を表面にした。
だいたいが、木表の方がキレイなので、表面とするが、
中には木裏の方が、キレイなので、表面としたものもある。
木裏は心材側なので、材が丈夫だが、ササクレ立ち易く、
肌が触れるところへは、使わない方が良いようだが、
原木が大きければ、ササクレもそれ程心配はいらないと思う。

1等材なので、
節がたくさんあるのは仕方ないとして、死節があると困る。
床下から風が抜けてしまう。
死節のある材は切って、他の場所に使ったり、
目だたないところでは、穴埋めをして使った。

床板として、製材所でほぼ加工が済んだ材なので、
あとは所定の長さに切って、張るだけだ。
が、もうひとつ忘れてはならない最後の加工がある。
それは、糸面取りだ。
張った当初は、板と板がピッタリすき間なく並んでいるので、
面取りの必要性はわからない。
しかし、材が乾燥して収縮し、すき間があいた時に、
この糸面取りが、足裏にとても優しいのだ。
ホンの少し仕上げカンナでなでる程度で良い。

釘は、65N を使い、
ドリルで予備穴をあけてから、釘絞めで打ち込む。



3回目の材木購入 2007年10月


床板とその他の板材の前で


2 最初の失敗

板の本実加工というのは、
木端面を凹と凸の形に成形することで、
この凹と凸の大きさの加減で、
収めた時にキツかったり、ユルかったりする。

4mの長尺では、ユルめじゃないと入らないと言われたので、
そうしてもらった。
だが、ユルめであっても、当て木をして、ゲンノウで叩くぐらいでは、
簡単には入らない。

そこで、本で見た床板寄せの治具を作ることにした。
釘で固定した板と床板の間に2本のクサビを打ち込むだけの簡単なものだが、
これが相当なスグレ者だ。
気持ち良く板が入って、全くスキ間がなくなる程寄ってくれる。

これでようやく2枚目が張れたと思った時、失敗に気付いた。
凹に凸を入れ込んで、凹の方に釘を打っていた。
これは、逆だった。
1枚目は面倒な加工をして収めたのに、また一からやり直し。
手戻りほど、気が抜けることはない。



最初の失敗 この板は使えません。



床板を寄せるスグレ者のクサビの治具



3 半端の収め方

各部屋ごとに張っていくと、その部屋の一番最後には必ず半端が出る。
板幅の全幅165㎜に近い半端なら気にすることはない。
しかし、20㎜や30㎜の狭い幅の半端なら、見た目がよくないので、
この半端になる方は部屋の目立たない側にくるようにするのが良い。

洗面所の床板を張り終えようとした時、なんと最後の半端が3㎜だった。
板を3㎜幅に切って、床板に接着することで、3㎜のすき間を埋めることができたが、
この半端部分が洗面所の入口側なのだ。
奥の洗面台の下なら全く見えなかったのに。
入口にあるものだから、洗面所に行こうとする度に目につく。

床板を張る前には、必ず部屋のどちら側から張った方が良いのか、
考えてみること。

一番最後の板を収めるには、寸法を測って加工した最後の板と
一つ手前の板を同時に上から押し込めば、キレイに収まる
と本に書いてあったので、
その通りにしたが、押し込めなかった。
この方法は、板厚が15㎜程度の薄いものなら可能だが、
今回のような厚板では不可能だ。
最後の板は、凹の部分の下側の出っぱりを切り取って、
上から落し込み釘止めするしかないようだ。



リビングの床張りは、ヒノキ材



床下点検口の調整をする

4 ロフトの床板張り

2階のロフトの床板は、利用頻度が少なく目立たない場所だということと、
コストダウンのためにスギ板にした。
最近では、柔らかいスギ板の床材が足ざわりがソフトで暖かいと、
大変人気があるそうだ。

床材は耐久性の上から、ヒノキよりもマツ、
マツよりもナラというように、より硬い材が使われてきたが、
ヒノキより柔らかいスギで、
どの程度耐久性があるのか経過をみようと思う。

2階は1階よりも柱間隔(小屋束間隔)が狭いので、
4mの材を持ち上げて張ることができないかもしれぬと思っていたが
事前に試してみるとなんとかうまくできたので、長尺で張ることにする。
2階の床板は1階の天井板でもあるので、
板の上面と下面の両面がキレイでなければならない。
1階のヒノキ材では結構死節のものがあったが、
スギ材ではほとんど死節のものはなく、また両面ともキレイな出来だった。
木表側を2階の床面とした。

床材の収め方で、2階と1階とでちがうところは、柱まわりだ。
1階では柱にあたる部分は、
床板を柱の寸法に合わせて切るだけで良かったが、
2階では小屋束の方も欠き込んで床板が入り込むようにしないと、
天井を見上げた時に小屋束廻りにすき間がみえてしまうのだ。
この小屋束の欠き込み加工(首切りと呼んでいた)が
めんどうでキレイに収めるのも難しかった。
このころは、1月初めの寒い時だったが、
2階はポカポカ陽気で気持ち良く作業が進んだ。



ロフトの小屋束の首切り加工



ロフトの床材はスギ板


 2006年11月、2007年1月 延べ18日間



付記;:妻・ひろより

 みかん農家である我家の最も忙しい頃、
 夫は、みかん収穫・発送の合間合間に、
 さらに夜にも、電気スタンドを点けて
 床張りをしていた。
 
 最も奮発した、ヒノキの床材が、
 長く外に置いておくと、 雨に打たれて、
 柱や梁材のように、濡れて汚れてしまうからである。


 夫が夜遅くまでかかって張った床を
 朝、「さて、どれだけ進んだかな」と楽しみに見に行く。
 
  お日様でほんのり暖まった、ヒノキの床材の上に寝転ぶと、
 ツルツルで、ぽかぽかで、ヒノキのいい香りがして
 ホントに気持ち良かった。

  「もう、ここで住もうか」
 
  あっ~  
 でも 
 壁もできてないし、
 窓もできてないし、
 まだまだでした。
 



「一人で建てる木組みの家」のこれまでは、
      こちらをごらんください。





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5月の磯遊び

2008年05月12日 | 
大三島は、元の静けさに戻りました。
道の駅も、ひっそりとして、ほっと一息モードです。

大三島の海にも、釣り人がいなくなりました。
ゴールデン明けは、中潮のマイナス潮です。
水は、まだ冷たいかもしれませんが、
磯遊びしつつのテングサ採りには、絶好の日和です。

テングサが生えていると教えてもらった磯に行くと、
人気のない海岸には、アオサギが1羽。



「いつも我家の前の突堤に来るアオサギかも」 と近寄ると、


我家の前の海に訪れるアオサギをモデルに、夫が作った。
みかんの木クラフト 材 みかんの木 塗り えごまオイル

飛んで行ってしまいました。



さて、テングサを探さなくては 
夫は、長靴服を着ているので、ジャボジャボと海の中へ




妻は、長靴で、濡れないように、注意しながら。

いろいろな海草が生えている磯の中で、
テングサを見極める。

伸びたヒジキの下や陰にあったり、



岩にびっしり生えていたり、



海水の中に漂っていたり、



テングサの群生を見つけると
夢中になり、濡れるのも厭わず、
ジャボジャボと海に入り、ビショビショになる。


ひときわ鮮やかなオレンジ色のスパゲッティを発見
不可思議


夫に聞くと
「アメフラシの卵や。これが、アメフラシ。蹴っ飛ばすと紫になるで」




今の時期、産卵の為に、岸に上がってくるらしい


テングサや海草のまにまに、アメフラシが3匹?漂っている。

ありゃあ~タコの赤ちゃんがいた。



可愛~い。くすぐったいやん



むこうの磯では、いつも海で出会うOさんが
「酒のつまみにええ」
 と岩場で、ニシを獲っていた。



旅の人が去った後、静かな海で
きれいな海を独り占め 

農作業の合間の小1時間で
濃厚で豊かな磯遊び&食材確保 

これって、地元島民ならでは、贅沢やね~~~ 

 新米大三島島民の、プチ自慢です。



洗ったり掃除ができず、そのまま干しているテングサ


島の人は、洗わずにそのまま、保存する。

 「売りもんは、白いのを好むけど、洗って晒すと、磯の香りがのうなる

 洗わずにそのまま乾かして保存すると、10年でも持つという。

  「ホンマ?じゃあ~一杯採ったら、ずっーと残しとける?」

 「トコロテンになって固まりはするけど、
   磯の香りがせんようになって、やっぱり、おい(美味)しない」

  我家のテングサ&トコロテンは、洗うべきか洗わないか

 只今 思案中です。


テングサを洗って白くしている様子は、こちらをごらんください。
     2006年8月1日のテングサ干しの様子です。




    



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ハーブ園にマムシ出現!

2008年05月10日 | ハーブ園
ゴールデンウィーク中、大三島は、
帰省に、観光に、釣りに、サイクリングにと
大賑いです。

 気持ちのいい5月
新芽も、日に日に、ぐんぐん大きくなり
それ以上に、雑草もみるみる伸びるので、

夫は、みかん畑や野菜畑の草刈りに励み


磨いで磨いで愛用した長柄大鎌、
磨り減って、細く短くなり、ついに先っぽが折れてしまった。


妻は、これからがハーブの花盛りと
 ハーブ園の手入れに精を出します。


フェンネル越しに、ラベンダー、サントリナ、ローズマリーが見える


 ハーブ園にいると、いつも通る人から
「いい匂いじゃね。趣味のガーデニング?」
と聞かれて、返事に困るのですが、

 ドライにして、道の駅に、ほんの少し出荷している程度で
なかなか収入には繋がらない不甲斐なさです。

4月には、道の駅の出荷者総会が開かれ
「ゴールデンウィークの売上げ目標は○○円 
売り場を広げますから、どんどん出荷してください」
と、意気盛んな掛け声がかかった。

それぞれの出荷者は、
”ゴールデンウィークは、稼ぎ時”と知恵を絞り、工夫をして、
いろいろな農産物や加工品を出します。

道の駅で、ドライハーブを出荷していると、
 温室で花栽培をしている人が、声をかけてきてくれた。

「お花作り、楽しいよ。若い時は、もっと頑張って稼いだよ」
毎朝4時起きで、たった一人で5つもの温室を管理しているそうで、
とても生き生きとしていて、
「ハーブも、苗を作ったり、いろいろ工夫したら売れるよ」
と、はっぱをかけてくれた。

ふーん 七曜工房として、
木工品、レモンママレード、
ドライハーブ、陳皮、みかん&ハーブ風呂の他に
ゴールデンウィークに道の駅で、何を、売ろうか

幻の五月八朔” がありました。


高い所に残っている小玉八朔。白くて丸いのは、蕾。


売ってみようじゃありませんか。
わずかに木に残っている自家消費用には多すぎる、小さな八朔です。

友人に送ったら、
「とても美味しい、”幻の八朔”と言われる訳が解かった」
と、絶賛してくれた。

売れました売れました。
夕方行くと、キャりーはいつも空っぽになっていました。


朝にキャリーを出し、夕方キャリーを引取りに行くのがルール。
1日、2.3回、往復して商品を追加する出荷者には及ばなかったけれど。


そして、やはり、今が盛りの
無農薬フレッシュハーブ

日本の薬草は、ドライが、なぜか美味しいけれど、
フレッシュハーブティーは、
ドライハーブティーなんぞ、比べ物にならないぐらい、
フレーバー&デリシャスです。


ジャーマンカモミールのフレッシュハーブティー
2,3年前、腸炎を患った時、カモミールで調子を取り戻して以来、
カモミールは、我家のお医者さん”と、大切に育てている。



ローズマリー、フェンネル、オレガノ、セージ、ミント、ボリジなど
お料理やティーに使えるハーブの詰め合わせ。
ハーブを少し、添えるだけで、気分はイタリアンに



香りの女王のフレッシュラベンダー
逆さにぶら下げて置くと、いい香りを放ちつつ、ドライフラワーになってくれる。
我家は、トイレ、寝室などいたるところに、ぶら下げている。

 4時起きは無理ですが、朝6時に起きて、
  ハーブを摘んで、パック詰めして、
  毎朝道の駅に出荷しました。
  朝8時過ぎの道の駅
  お客様と出荷者の車で駐車場が万杯の大盛況振り。

フレッシュハーブを、出荷しているその場で、
「いい匂いでしょ」と、必ず2,3袋は売れました。
これで、ガソリン代の元は取れたと、ほっとして。

フレッシュハーブが売れたのに、気をよくして 
張り切って、ハーブ園の草取りをしていたら、

「ぎぇー。なにか。ひぇー。へび~~~~

マ、マ、マムシ~だったそうです。

夫が、スコップで、殺してくれました。

ふ~~ 


スコップで押さえて殺したので、首から血が出たマムシ


そう言えば、転居当時、
築100年の廃屋を解体中にもマムシが出たことがありました。


廃屋から、出てきたマムシを殺して燃やす夫。


気持ちのいい季節は、マムシも出るんですね。
これからは、必ず、手袋、手甲をして草むしりしよう。

もう、ハーブ園で、マムシに出会いませんように。





七曜工房のハーブグッズは、
大三島の二つの道の駅としまなみ宝船で販売中です。




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竹の子退治

2008年05月08日 | 大三島での生活
ゴールデンウィークは、ずーっと晴れ

お天気しだい “ 毎日が 自分曜日 ” 

“ 晴耕 雨木工 ” “ 晴耕 雨大工“  の 我家は
“ 農作業三昧 ”のゴールデンウィーク でした。

世間とは反対に、
密かに雨が降るのを期待していた夫ですが、

みかん畑の草刈りから戻るや
「みかんの苗木が水切れで、枯れそうや。水やりに行こうか。手伝ってや」

「えっ! 水やり!」 
みかん畑には、井戸も、ため水もなし、
農薬防除をしない我家には、デッカイ水タンクもなし

苦肉の策は
もらい物のブリキの衣装缶に、家から水道水を運ぶしかない。
人力頼りで、報いられない努力かもしれませんが、
夫が3年かかって育手たみかん苗のためなら
妻として、頑張るしかないようです。


ご近所から戴いたブリキ衣装缶での水運び

道中、随分とこぼれて、水が減ってしまっている。


1本に付き、バケツに半杯ずつ

 
枯れてしまった、清見オレンジ 
ライムは元気そう  

ほんのわずかな水ですが、
これで、なんとか、活きついてほしい。



ゴールデンウィークといえば、筍シーズンでもあります。
筍掘りにも、早く行かなくては。

 先日も 
「あんたんとこ、竹の子、はよ、つっころばさにゃあ、竹になってしまうで」
と教えてくれるYさんに、

「気にはなっているんですが、なかなか手がまわらなくて」
と、返事をしていた夫です。

「ホンマや スゴイ伸びてるで
 Yさんの教えてくれた通り、
はるみ畑には,竹の子がにょきにょき出ていました。 




はるみの木のすぐ傍にも、こんなに大きな竹が。



とりあえず、美味しくない竹の子は、つっころばして
竹の子退治です。

美味しそうな筍だけを、丁寧に掘り出す。

本日の収穫は、みかんキャリー3杯。



つっころばした竹の子と背比べして喜ぶ妻 



筍は、瓶詰めにしておくと、
冬の鍋物やすき焼き、炒めものに重宝する。

 
大鍋に入るように筍の皮を剥き、鍋に入れる。

そして今夜のおかずも、やっぱり筍の煮物
「筍とワカメと、そしてフキも炊きたいな」

筍を煮ている間に、フキ採りに行く。


フキの生えている場所をKちゃんが教えてくれた。

茹で上がった、ホカホカ柔らか筍を、取り出し



適当な大きさに切って、瓶に詰め



蓋をして、脱気殺菌する。


脱気殺菌した瓶詰めを倒立冷却する。



出来上がったら、夜になっていた。

20瓶近くの筍の瓶詰めができたから、

とても、楽しいゴールデンウィークの1日でした。




今春 初筍掘りは、4月17日でした。その様子も、どうぞ。

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一人で建てる木組みの家~⑰床板を張る前に

2008年05月01日 | 『一人で建てる木組みの家』

1 内部敷鴨居の取り付け

内部には、敷鴨居が5箇所あるが、外廻りでたくさん取り付けたので、
簡単に取り付くかと思ったが、ちょっと難しい部分が出てきた。
柱1本に3方向から敷鴨居が取り付いてくる。
2方向までは、今まで通りにやれば良いが、3本目が入らない。

分からないので放っておくと、半日して思いついた。
雇い枘でやれば良いのだ。
問題は、少し寝かせれば、答えが出てくるものだ。

2 木の反りは難しいゾ

片引戸が4箇所ある。
戸が引きこまれる壁は厚さが薄く、その柱も半柱と言って、
普通の柱の半分程の厚さになる。杉材の120㎜×70㎜。
注文した時から、どうしても反ると聞かされていたので、
覚悟はしていたが、加工する時には、それ程の反りはなかった。
わずかに分かる程度だけだった。
だから見え掛かりだけを気にして取り付けたが、その後で、気になってきた。
気になってくるともう止まらない。
材は4月に入荷してから、半年程経っているが、乾燥は充分とは言えない。
これからも、乾燥を続けるからまだ反る。
半柱が反れば、引戸を押さえつけて、引戸が動かなくなる。
こりゃマズイ

取り付けた4本の半柱をチェックしてみると、
キッチリ(・・・・)4本とも反対向けに取りついている。
全部取りはずして、少し加工し直して付け直す。
木の反りは、事前に充分に読まなくてはならない。

しかししかし、その後建具がとりついてから、
4枚の引戸のうち、1枚の開け閉めがキツクなってきた。
半柱を見ると、ナント内側に向かって反っているではないか
取り付けた時と逆向きだ。材の木取りが、素直ではなかったようだ。
こんなに、あばれるとは。
反りは難しい。

3 通風口に網を張る

ネコ土台とネコ土台の間のすき間が、床下通風口になる。
この部分は、このまま置いておこうかと思っていたが、
この土地は、無断で家へ上がりこむ虫や小動物達がとても多いので、
床下なんぞは、ミツバチ、ムカデ、ノネズミの格好の棲み家になる。
無断永住は遠慮してもらうことにした。

3mm目のステンレス金網を細長く切って、
内側から2cmの角棒で土台に釘止めし、下端は曲げこんでおく。


通風口の金網

4 大引と床束の設置

床板は38㎜の厚板なので、根太を省略して大引の上に直接張っていくことになる。
そのため、大引は、しっかりと水平に取り付けなければならない。
105㎜角のスギ材は、ほとんど反りがなく、あってもせいぜい2㎜程。
長い材を運び入れる時に、柱などにぶつけないように注意するくらいで、
大引は簡単に取り付けられた。
この大引の下に、床束を取り付ける。
束石の高さがマチマチなので、床束の長さも変わる。
水糸から寸法を測って、床束の長さを出していたが、うまく寸法がとれない。
大引は、ほぼ水平なので、大引の下端からの寸法を直接測ることに変更し、
同時に1箇所4点の高さを測ることにしたら、うまく収めることができた。
 
それでもどうしても束石と床束との間にわずかの隙間ができるところが出てくる。
ホンのわずかな隙間に何を差し込むのか。
思いついたのは、細かい砂だ。すき間の横に砂を置いて、
大引きに支え木をしてホンの少しだけ持ち上げておいてから、
地面にかがみ込んで、フッと吹き込んでやる。
支え木をとると、ピタリと収まる。
その後振れ防止の根からみ貫15×W90 を大引と直交方向に床束に釘止めする。

大引と床束に、延べ5日間を要した。


リビングの床下地








大引き、床束、束石、根がらみ貫

 2006年10月,11月

 付記;妻・ひろより

 夫曰く  木組みの家は、夏涼しく、冬暖かく住み心地がよい
  
 妻は思う 人間同様、虫やネズミやクモも、居心地が良さそう。
      ベタ基礎のコンクリート打ちでない床下なんぞ、冬眠に最適

 島の人の木造建ての家の天井にミツバチが巣作りをして、
 ある日、天井から、蜂蜜がポトリポトリという、話を聞いた。
 
 「舐めたら甘いかな♪」と、一瞬羨ましかったけれど、
  かなり掃除が大変な、やっぱり迷惑なことである。

 ましてや、ネズミやヘビが住んでくれて、
 なにか、楽しいいことや、いいことあるだろうか

 考案のステンレス金網    
 
  乞う、ご期待です。




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コメント
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