七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

オリーブオイル搾り

2008年12月20日 | 加工品

 オリーブの木に 実がなった。



 やっぱり、

 大三島には、オリーブが よく似合う



我が家にある、6本のオリーブの木から
採れた実はこれだけ。100gだった。



そりの小物入れ     七曜工房作  タモ 材  えごまオイル仕上げ
バードツリー       七曜工房作  タモ 材  えごまオイル仕上げ



「オリーブの実がなったぁ~」
と、騒いでいた頃から、


夫は「塩漬けが食べてみたい」とうるさかった。

調べてみると、
塩漬けには、苛性ソーダを使うらしく、
何よりも、とても、面倒臭そうだった。

劇薬を使った加工食品には、
夫も食欲が涌かないらしく
塩漬けは諦めてくれたが、


今度は、
「オリーブオイルが食べてみたい」と言い出した。

やっかいな夫である。



あまりに量が少なく、オリーブオイルが取れるはずもないが、

「まぁ~、ホンの数滴でも採れれば、顔にでも塗っとこうか」

 と、オリーブオイル搾りをやってみることにした。

 
熟したオリーブの実をビニール袋に入れる。



手で実をつぶし、なぜか、30分以上もみ続ける(らしい)



出しパックに入れて、油が落ちるのを待つ。



みかん畑に行っている間に、落ちていた汁はこれだけ



どうもオリーブオイルは、
出しパックに吸い込まれしまったようで。

”オリーブオイル搾り 失敗の巻”

なんってたって、採れた実の量が少なすぎ

計算上では、
100グラムの実から、
4CC~10CCのオリーブオイルが採れるらしいが


とりあえず、種だけは、蒔いておくことにしょう。





オリーブの苗木の様子は、こちらです。

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桃栗三年 柿八年

2008年12月16日 | 加工品
夫は、お酒を飲まないせいか、果物・お菓子 大好き人間である。

大三島暮らしでは、みかんだけでは満足せず、いろいろな果物を育てて、
1年中、毎日、いっぱい食べたいと、望んでいるらしい。

それで、柿、栗、桃、ブラム、梅、ビワなどを食べては、
種を蒔き、、苗木を育てている。

「桃栗三年 柿八年」

柿は、種からでは、八年待たないと、実を結ばないそうです。

しかし、

種から出た苗木に接木をすると、早く実ができるそうです。


種から育てて、芽接ぎした柿の苗 


黄色はしぶ柿 赤が甘柿の芽接ぎの印


そんな風に、育てて
山のみかん畑に移植した柿の木ですが、
憎きいのししの仕業で、この有様です。

イノシシの体当たりで、無残に折れた柿の木 2本



しぶ柿なら、カラスにも食べられず、山でも安心と思っていたのに
イノシシに折られた幹の下から、芽が出て、葉っぱが1枚あるのが救い。



今年、ようやく、5,6個の実が出来て、楽しみにしていた甘柿
まだ、かすかに、息づいている気配が。
イノシシめ、もう体当たりするなよ!


この調子では、8年いや10年待っても柿の実は食べれないかも。


でも、今年も
夫の「干し柿食べたいコール」を聞こえたかのように、
Aさんが、声をかけてくれました。

「柿欲しかったら、とりゃ~いい」 と





貸してもらった長柄はさみで、柿を取る。




キャリー1杯の柿の実
今年の実はことさら大きい。


しぶ柿の皮をむき



柿を結ぶヒモの長さを検討中



柿を、「一人で建てる木組みの家」の南側に吊るす


今年もこの風景が見れました。幸せ気分です。

大三島暮らしで知った
柔らかくて、生っぽい、干し柿の美味しさ

軟らかい干し柿を、冷凍しておき、
夏に食べるシャーベットのような干し柿

干し柿って、それ程好きではなかったんですが、
自分で作った、好きな硬さで食べる干し柿の美味しさには、
魅了されました。

干し柿って、カラカラのカチカチじゃないんですよ。

窓から、手を伸ばしては、
いろいろな軟らかさの干し柿を、ちぎっては食べる。




待ち遠しいです。


「はや~く、甘くな~れ しぶ柿」




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夕焼け色の 花梨飴

2008年12月01日 | 加工品
望めば、夢は叶うもの 

花梨飴との出会いは、
大三島に移住当時
近所のKちゃんが
「島には、花梨飴というものがある。
喉が痛い時や風邪によく効くから。作っと-うみ」
と、カリンを一杯くれたので、

ネットで作り方を調べて
疑心暗鬼で、作ったのが、初めであった。

出来上がった花梨飴を、
Kちゃんに届けると
「孫が、よく風邪をひくから、送ってやる」と
とても喜んでくれたのも嬉しかったけれど、

あの硬くて黄色いカリンが、
いかにも妙薬のような、
トロ~リとした、水飴になり、

思いもかけず、
鮮やかな夕焼け色に変わるのに
とても、驚き感動した。


夕焼け色のとろ~リとした水飴になる花梨
いかにも、妙薬ぽっい 


そして、
「いつか 我家で採れたカリンの実で
もう一度、夕焼け色の花梨飴を作りたい。」

カリンの苗木を、
山のみかん畑や菜園に植え付けた。

カリンの木は、
春に、可愛いピンク色の花を咲かせ

やがて、5月に実を結び



徐々に大きくなり(6月頃)



とても立派なきれいな実になってくれた。11月



⒉本の木からとれたカリンの実はこれだけ 




あとは、
固いカリンの実を切る腕っぷしと、
カリンエキスを煮詰める、弱ーい火力と
カリンエキスを焦げ付かさないように、
傍についている時間さえあれば、

夕焼け色の花梨飴ができるのです。


再び、あの夕焼け色のカリン飴が見れるかも 


12月1日 我家から見える夕焼け 三日月も見える。


丁度今
我家は、薪ストーブを炊いている。


カリンの実を切り、水で炊いてエキスを煮出す。(1~2時間)



軟らかくなった花梨の実を濾して、エキスを取る。




花梨色のカリンエキスがとれる。



砂糖を加えて2~3時間ぐらい煮詰めていると、
徐々に、夕焼け色になってくる.

吹きこぼれないように、注意しながら、
7,8時間、糖分80%、とろーりとなるまで
ひたすら、かき混ぜつつ、煮つめ続ける。



夕焼け色の花梨飴の出来上がり


青空に透かして、夕焼け色を楽しんだり

 焼酎のお湯割りにちょっと垂らし
   風邪予防と言い訳できるのも、
   いいものです。
 





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トコロテン作りは、理科実験

2008年07月14日 | 加工品
”洗うべきか 洗わざるべきか”
テングサ の 話です。

 潮のまま乾かして、保存すると、
  日持ちもして、磯の香りもほんのりと
  栄養もたっぷりで、なによりも美味しい。
 大三島の主婦伝授の秘訣です。

いいことずくめで、何よりも、ラクチン。
  我家のテングサは、洗わない ことにしました。

 さて、トコロテン作りですが、

  「これが、トコロテンの素 寒天の素 どう変身するの
  
  テングサを眺め、触り、不思議に思います。

  初めて時は、かなり疑心暗鬼、
    まるで、小学校の理科の実験のように、
    ちょっと不安で、ドキドキものでした。

洗っていないテングサをこれくらい(100g位)



水が澄むまで、幾度か洗って




 
分量の水で炊く。(水4リットル位)



お箸で掻き混ぜながら炊いていると、テングサが柔らかくなり



酢を適当(大さじ4杯)に入れて、2,30分炊き続けると、
 テングサがとろろ昆布のようにどろどろになり
 寒天エキスが抽出されてくる。




晒し布を敷いたザルで、寒天エキスを濾す。



蛇足ではありますが、念の為
  液の方がトコロテンです。
  テングサから抽出された寒天液を捨ててしまい、
  搾りカスのテングサを
  トコロテンの素と勘違いした人がいたとか。

搾りカスにもう一度水を足して、
 二度炊きすると、
 柔らかめの、磯の香りのないトコロテンが作れる。
 節約上手な主婦の知恵です。

最後に残った、搾りカスはこんな感じ。



寒天液を弁当箱で、固める。
  茶色いのは、二度出し目のコーヒー味のトコロテン






 トコロテンアラカルト 



トコロテン突きでついて二杯酢や生姜、カラシでさっぱりと
みかんの木クラフトシリーズ 箸置き&パズル 鳥 七曜工房作



青きな粉と黒蜜で和菓子風に



サツマイモと小豆を混ぜて、ようかん風に
みかんの木クラフトシリーズ タコのつまようじ立て 七曜工房作



二度出しのコーヒー味で、洋風に
みかんの木クラフトシリーズ カトラリーセット 七曜工房作

つるりんと、喉越しサッパリ
磯の香りがふんわり
我家の夏の健康おやつです。





トコロテンアラカルト

  赤紫蘇寒天   は   こちら
  芋小豆寒天   は   こちら

  イチジク寒天  は   こちら




テングサ採りやテングサ干しの様子は こちら をごらんください。
 
 テングサ採り2008年5月12日
 
 テングサ干し 2006年8月1日   



みかんの木クラフトシリーズは、大三島の二つの道の駅で販売中です。


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雑草は、はびこり  引っ越しは、捗らず

2008年07月05日 | 加工品
 四国地方では、梅雨明けが宣言されたとか。

只今 「一人で建てる家」へ引っ越し中です。

が、隣とはいえ、
大きな古家から、小さな新居への引越しは、難航中です。

 二人暮らしなのに、
みかん農家、木工職人、みかん宅配屋などなどの所帯道具の
増えたこと増えたこと。

夫は、
   整理整頓べタの妻が、
  「あそこにも、ここにも棚を作れ」と命令するので、
  家中いたるところの収納作りに、またまた、大忙しです。

 一方妻は、久しぶりの苦手なミシンかけ
  窓一杯の新居のカーテン作りをしていたら、
  針は折るわ、部品は壊すわ。

 慎重にしたはずのパソコンの引越し
   なのに、なぜかなにかの接続線をなくすわ。


“捗らない引っ越し” に、てんやわんやしていたら、

 みかん畑や菜園、ハーブ畑の雑草のすくすく育つこと、
  いや、“はびこる“こと。

梅雨明けと競争で、大慌てで草刈りも決行中です。

ツラ~い、 灼熱地獄の草刈りの季節到来ではありますが

心ツヨーイ “草刈りの友” であり、 
我家の  “大好きな健康おやつ”  でもある
"梅シロップ" が出来上がってきました。


梅エキスが砂糖でドンドン沁み出てきています。

 「あんた、梅欲しかったら、ちぎりにおいで」と
 今年も、6月初旬に、ご近所から新鮮青梅をいただきました。


いただいた膨大な量の新鮮無農薬青梅 幸せも一杯


梅畑の様子 我家の梅畑ではありませんが、、

しかし、しかし、ハンバじゃなく膨大な梅の量 


    
大小に分けるだけも大仕事です。
ちょっと、舌切り雀の欲張りばあ~さん気分になってしまいました。
  
よーやく、できた梅漬けアラカルト 


梅シロップ 梅醤油、梅酢、梅味噌 梅レモン果汁漬け
カリカリ漬け、塩漬けなどなど
 

 で、オトーさ~ん

「この巨大鍋と、保存瓶の収納棚は、できたあ~









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寒ヒジキ 島ヒジキ

2008年01月15日 | 加工品
今日は、朝,の明るい頃に潮が引き、
ヒジキ刈り 日和りでした。

12月から2月末までの寒い時に刈るヒジキは
寒ヒジキと言って、とても美味しいのです。

今冬2回目のヒジキ刈りです。


去年12月末に、刈りとって、炊いたヒジキ を干している様子。
年末には、風速10mもの強風が続き、お陰で、すっかり、乾いてくれた。

ヒジキは、我家にとって、なくてはならない、保存食となりました。
今、寒さにめげず、チャンスを逃さず、ヒジキ刈りに行くと、
1年中重宝して、大助かりです。
ヒジキご飯、ヒジキの煮物、サラダ、味噌汁の具、ヒジキ入り肉団子、
そして、酢ヒジキと。

"節分" が近づくと、ストーブの上で、豆が炒りたくなります。


刈りたて、干しあがりたての、初物ヒジキで作った
ジャコ入り酢豆と、ヒジキ入り酢豆の2種

これからの伊予柑八朔はるみの収穫繁忙期に備えて
ヘルシーな 常備食です。

いつも、ヒジキ刈り前夜には、
「雨かな、寒いかな、海が荒れていないかな」
「ヒジキ、誰かに刈りとられずに、まだ残っているかな」
とあれこれ、心配するのですが、、
やっぱり、瀬戸内の島は、お天気の日が多いんでしょうね。

今日も、また、十分に刈りとることができました。


ヒジキが現われているのは、1時間足らず!
潮が満ちてくるので、沖のほうから先にヒジキを刈っていく。

ヒジキを水洗いし、ひじき炊き開始です。

美味しくて、柔らかい、干しヒジキを作る、我家のコツは、 
レモンと酢を入れて、鉄の大鍋で1時間以上も炊くこと。
何度も炊くので、夕方までかかります。


大鍋で沸かしたた熱湯に、洗ったヒジキを入れると、サッと緑色に変わります。


炊き続けていると、緑から薄茶色に変わり、柔らかくなります。
鉄鍋で炊くから、ヒジキが美味しくなるという説もあります。


炊きあがり、チョコレート色になったヒジキ
湯掻きたてのヒジキは、歯ざわりが良く、サラダで食べる。
けれど、香りがないのが残念?
我家は、断然 干しヒジキ派です。

で、今回の、ヒジキ炊きパーティーのお楽しみは
この前、獲ったサザエのつぼ焼き
肝を美味しく食べる秘訣は、砂出しをすると教えてもらった。


沢山のサザエの場合は、カゴに入れて、海につけておくらしいが、
我家は海水を入れたバケツに、収穫ネットで、大丈夫。

去年大漁で、冷凍保存しておいたタコの燻製作りも




空き缶2つで作った自家製燻製釜


木工品作りで残しておいたサクラやナラの端材をチップに使う。

豆もちを焼いて、
酢ヒジキとサザエの壷焼きをつまみに
レモン焼酎を飲みつつ・・・
楽しい、ヒジキ炊きランチパーティーです。

「タコの燻製は、まだかなあ~」



あっ、飲んでいるのは、妻だけでした。

夫は、火のお世話、燻製のお世話と忙しそうです。

今日、刈って、炊いたヒジキ 
順調に乾けば、1~2週間で出来上がります。

毎日、少しづつ軽くなり、黒くなり、
生の時の10分の1以下になってしまうのです。

天日干しで、じっくり乾かす効果なのか
乾くにつれ、酢昆布のような熟成した香りがしてきて、
磯の香り高い、干しヒジキに仕上がってくれます。


2006年12月のヒジキ刈りの様子は、こちらをごらんください。
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キュウちゃん漬け

2007年09月20日 | 加工品
自家採取の種で撒いた2代目キウリ苗から、キウリが採れ始めた。
また、キウリの糠漬けが、毎日食べれる。


2代目苗10本程から、毎日4,5本ずつ、採れ始めた。

キウリでの自家採種は、初めての成功である。


種取り用キウリ栽培中 7月21日


ウッカリ、取り忘れて大きくなり過ぎたキウリを、
”バットキウリ”と、島の人は、呼ぶ。


種取り用バットキウリから、種を取る
  
 今夏は、7月、8月、そして9月になっても、猛暑と日照りが続いている。
 夏に強く、いぼいぼに水を貯めるという、ゴーヤも、充分に育たぬ程のひどさで ある。
 20本近く植え、ゴーヤ地獄を覚悟、いや大いに楽しみにしていたのに、がっかり 
 水分不足で、大きくならずに、小さいまま、紅く熟れてしまっている。


小さいまま、熟れて種をこぼすゴーヤ

しかし、5月初めに撒いた種のキウリ苗からは、
7月から8月中頃までで、なんと 
600本のキウリが採れた。

 毎日毎日、十数本のキウリが採れ続け、
 飽きもでず、糠漬けを、毎日、二人で、7,8本ずつ食べ続けた。


6月末 順調に育つ 1代目キウリ苗20本の様子。
     
それでも、余るので、長期塩漬け保存にしておいたら、
今も、時々、キュウちゃん漬けにして、重宝している。


20%キウリ塩漬け
余ったキウリを、どんどん20%の塩漬けにして、合計15キロほど

 キュウちゃん漬けが食べたくなったら、15本ほど取り出し、塩抜きする。
 2センチ程の輪切りにして、ギュッと絞る。
 絞りきれない水分を切る為に、2時間ほど、天日干しする。


天日干しの様子

島の主婦は、カラシ漬けやビール漬けにするけれど、
わが家流は、
米酢、醤油、味醂、生姜などで、好みの漬け汁を作り、
適当に、その時あるものを、入れる。

今夏は、梅ジュースの残り梅と、
 でき始めたトンガラシをタップリ


梅ジュースの残り梅を 自家製みかんワインに漬け込んだもの
毎年、20㎏近くの梅でジュースを作るので、
煮魚、酢の物、シチューなど、何にでも使う。


9月の畑の様子
さつま芋とナスビ、ピーマンの間で、赤く見えるのが、トンガラシ 

一晩ほど、漬け汁に漬け込んだら、味が沁みて出来上がり 



塩漬けの、グニャ~とした、見栄えの悪いキウリからは、
想像できぬ位、パリッとして、カリカリと、して、歯ごたえ充分


七曜工房作 みかんの木クラフトシリーズ
鳥の箸置き&パズル 魚のようじ立て、魚の一輪挿し
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イチジクコンポート

2007年09月15日 | 加工品
2年前にご近所から戴いて挿し木した10数本のイチジクが、
今年は、たくさん実をつけ始めた。
大きく育った苗やまだ小さな苗でほとんど実をつけないもの、
実が赤いもの、白っぽいもの いろいろ・・


島の人は、イチジクを唐柿(とうがき)と呼ぶ。
「唐柿は、朝早よう、カラスより、早起きして、
採らなやあ、全部鳥やコガネムシ、蟻に齧られるんよ」
とアドバイスを受け、
少し緊張していたけれど、
夫の作った防鳥網の効果か、
わが家の食べ代分は、なんとか残してくれている。


今日は、2キロ強の収穫で ホクホク
しかし、無防備に、半袖で採りにいったので、
葉っぱのチクチクや、白い汁がついたらしく
「痒い、痒い」 
大急ぎで、石鹸で、顔や腕を洗う。


イチジクは
完熟、それも、実が割れているのを食べるのが最高 
手で割って、食べると、
ねっとりとした食感と、甘さが、生菓子のよう

冷凍すると、シャーベットのように美味しいことも発見 


今日は、コンポートを、作ってみることに

わが家のモットーは、無農薬ならではの、
簡単手抜き & 皮付き丸っぽ加工 

サッと洗って、皮のまま、約2割の砂糖をふりかけて
砂糖が溶けるまで、しばらく放置


強火で10分ぐらい煮て


仕上げは、
レモンはまだ、青くて、小さくて、もったいなくて収穫できないので、


ここは、みかん農家の強み 
摘果みかんを、レモン代わりに
このところ、わが家は、秋刀魚も摘果みかんで、代用 


 出来上がり 皮ごと、齧ると・・・・
中から、熟し柿に似た食感の実が、舌の上で、とろける。
あま~い。次は、砂糖一割でも、よさそう。


わが家の当分のおやつは、コレ 


甘くて、きれいな赤い汁は、意外や、牛乳に混ぜても美味しい
 で、今年採った テングサで、イチジクコンポート入りトコロテンも

七曜工房作みかんの木クラフトシリーズ
カトラリーセット、お月見の一輪挿し 

イチジクの挿し木の様子
今年3月に30本ぐらいしたけれど
生き残りは、十数本かも
芽出しの春に、幼虫に、葉を食べられたり、
このところ日照りで、息も絶え絶え
ちょっと、元気がなさそう

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さつま芋&八朔は、ミスマッチ?

2007年02月14日 | 加工品
今年は暖冬のはず
しかし
ふと、気が付くと、さつまいもが、部屋の中で腐りかけている。

プロは、冬の間、室内で大切に保存したさつま芋を、
春に土に埋め、芽を出させ、 ”芋ツル苗” を仕立てる。
私も、今年は、”芋ツル苗” を仕立てみようと、
家の中に入れていたのに・・・

しかたないので、芋苗はあきらめて、
 作りそびれていた、”芋ようかん” を作ることに。
 以前、紫芋を テングサ” で固めた、
 とてもきれいな”紫芋ようかん”をもらったことがある。


さつま芋と小豆で、栗ようかん風に

ええ加減につぶしたさつま芋が栗のような感じで、
さっぱりとした、粒々感のある、素朴なようかん 

 "芋トコロテン" の成功に気をよくし

  「 ”芋&八朔トコロテン” は、どうやろ」
   「グッドアイデアかも」
 「それはミスマッチやろ。僕は食べへんで」
  「なに言うてんの。さつま芋のレモン煮があるやろ。それと似たようなもんや」

 目一杯お洒落にセッティングして、無理矢理,夫にも食べさせる。
 八朔とさつま芋のきれいな黄色
 八朔のシャリとした舌ざわり感がちょっと ”不思議ようかん”



みかんの木クラフトシリーズ 一輪挿し 七曜工房作


さて、お味は・・・

 私は

 トコロテン大好き、さっぱりとして、おいしい。
 まだまだ、研究の余地はありますが。
 しかし残念ながら、もうさつま芋がない。

夫は
 
  粒々の実が一杯はいっている、生ッポイ、新鮮、甘さ控え目の
 伊予柑ママレードが、お気に入り、
 「僕は、こっちの方が、おいしい」と
 パンにたっぷり添えて、頬張る 

袋から出した伊予柑(八朔)の実と
 湯がいて、水に晒し刻んだ 伊予柑(八朔)の皮に、
 砂糖を加えてサッと炊くだけで 
 
 美しい透明感のある、甘酸っぱくて、美味しい
  ”自家製ママレード” の出来上がり 
  
伊予柑(八朔)の皮のほろ苦さ と、柑橘の爽やかな香りが抜群 




 あつ、ママレードを、トコロテンで固めるといいのかも 
 そういえば、本には、伊予柑ゼリーは、その様に書いてあったような。
 
 今晩の和え物は、八朔とありあわせの白菜。
 ポン酢とゴマで、さっぱりと。
 これは、定番お勧めレシビです。
 八朔の爽快な酸味と、ほど良い甘み、
 そして歯ざわりが、和え物にもぴったり
 淡い、鮮やかな黄色が、春らしい彩りです。

 


伊予柑(八朔)ママレード作り” ワンポイントアドバイス

 ・皮の苦味を、好みで抜く。 
  皮を煮る時間や水で晒す回数で調節する。(齧って確かめる)
  水に晒す時、皮の中の苦味を水の中に、押し出すような感じで絞る。
 ・皮の白い部分にペクチンがあり、またとろみが出て美味しくなる。
 ・皮は白い部分から刻むと、すべらず、切り易い。
 ・出来立てはシャパシャパでも大丈夫! 冷めて時間が経つと、
  何故かペクチンが働いてきて、とろみがでてきます。

 ホームメードママレードは、
 皮と実の割合、ほろ苦さ加減、砂糖の分量,み~んな自分好みで 

”ママレード”って、
 ホントは、柑橘の皮だけを炊いたものですものね 
 
  気が付いたんだけれど !
   柑橘の実には、香りがなく、
   柑橘の皮の方が、あんなに、爽やかな香りがするんですね。
 
買ってくださった方からの嬉しい感想のご紹介です

  実がプリリンとしていて、新鮮で元気、
  甘みも酸味も濃厚で、水気たっぷりです。

  しっかり、酸味もあって、水々しく甘い。
  果物本来の味とは、こういうものだった。

 皮もちょっと、油で炒めてみました。
  柔らかく、いい香りがしました。

  ご近所におみかん配っても,「皮は返して」といって
   お玄関に袋に入れて吊っておいてもらっています。
   で、加工してあげるとスゴイ喜ばれます。

 皮をむいたときの香りがすばらしいですね。
   しかし、無精な夫婦なため皮を有効利用できていません。
   香りの素晴らしさから、なんか中の果実より皮の方が値打ちが
   ありそうな気がしてしまいます。

 なおみさんは、ブログ「ナオミの夢」でのこんなふうに
 
 
ありがとうございます。

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紫蘇 づくし

2006年10月04日 | 加工品
夫は、家作りの排水工事でツルハシとスコップで穴を掘り、
毎日汗だくの泥だらけになっている。
家の周りに深い溝穴を掘っている状態で、雨が振ると水が溜るし、ましてや台風が来ると、おおごとである。だから、早く早くと焦っているが、初めての配水管の接続工事は、なかなか手早くはできないようである。
「台風シーズンが終わるまで待ったら」という妻の忠告にも耳を貸さず、
いつもながら待てずに、なんでもやり始める夫である。





10月になり涼しくなったけれど、
汗だくの夫はガブガブと赤紫蘇ジュースを飲む。
だから、大鍋に一杯作ってもすぐなくなってしまう。
摘んでも摘んでもすぐに元気な紅い葉っぱを出し、
夏中紫蘇ジュースに重宝した赤紫蘇の葉っぱも、
ついに緑色の葉っぱになり、花が咲き、実もつけ始めた。



大慌てで赤紫蘇ジュース作りと紫蘇の実を摘み取って佃煮を作ることにした。
できるだけ、紅い葉っぱを選んでちぎる。葉の大きさも小さくなっている。
赤紫蘇と青紫蘇の葉を混ぜると、
ピンクの紫蘇ジュースになると聞いたことがある。



最盛期の鮮やかさと風味には、若干欠けるけれど、
まずまずの赤紫蘇ジュースの出来上がり。
仕上げに摘果みかんの果汁も入れてみた。



次は、佃煮用に赤紫蘇と青紫蘇の実をしごく。
青紫蘇の方が、まろやかな香りのような気がする。
実をしごいていると、爽やかな紫蘇の香りがムンムンしてくる。
一日かかって、8リットルの大鍋にそれぞれ1杯ずつの、青紫蘇と赤紫蘇の実が採れた。沢山過ぎて、味付けは適当だけど、果たしてうまくいくかな?
<
左が赤紫蘇 右が青紫蘇


大鍋2杯、約2キロ近い紫蘇の実、こんなに沢山の佃煮、どうするの?と少し心配したが、ゆでたり、煮たりしたら、目減りしてこれだけになった。

・大鍋はレシビどおり の赤紫蘇の佃煮。少し辛めだが、日持ちがしそう。
・あとの二つは、酢、醤油、砂糖、味醂、酒を適当に混ぜて煮立てた汁に,
 さっと茹でて水気を充分切った赤と青それぞれの紫蘇の実を漬け込んだもの。
 こちらの方が紫蘇の風味がする。日が経つに従い、味が沁みておいしい。
・ビニール袋は、茹でてから、酒と塩にまぶした青紫蘇の実。
 一番、フレッシュかな。



二人暮らしになったので、鍋は小さくていいかと思っていたけれと、収穫が多いので、毎日この8リットルの鍋を一番よく使う。ほんとうはもっと大きい鍋が欲しいけれど、残念ながらガスコンロに載らない。

赤紫蘇も青紫蘇も、我家では、毎年とても重宝する。
赤紫蘇は、毎年梅干しの時期に間に合う頃から収穫し始め、ゆかり、ジュース、穂紫蘇、そして佃煮と。
青紫蘇などほぼ野菜のように、毎日パクパク二,三十枚食ている。
紫蘇も、バジルと同じ様に、切戻しながら、枝ごと切って収穫すると、どんどん若返って、新しい柔らかい葉っぱを次々つけてくれるような気がする。

梅干しがきれいな赤に染まるように、赤紫蘇を一杯いれる。それで、余った赤紫蘇をゆかりにする。手作りのゆかりは、酸っぱくて、少し日向くさい。




実は、まだまだ鍋に何杯も採れそうだけれど・・・・・・
紫蘇の葉は、あとどれくらい、楽しめるかな。
来年用に忘れずに種も採らなくては。

そういえば、おととし、青紫蘇酒を作ったっけ。美味しくなっているかな。



ぺっ、これは、苦い。いかにも薬用酒。青紫蘇を沢山入れすぎたようだ。

コメント (2)
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