七曜工房みかん島

18年間の大三島暮らしに区切りをつけ、
滋賀大津湖西で、新たに木のクラフトと笛の工房
七曜工房を楽しみます

イノシシ算

2008年11月27日 | 無農薬みかん栽培
高齢化、過疎化のしまなみの島・大三島に、イノシシが急増しています。

人間が一生懸命作った農作物を食べて、イノシシがすくすく育ち、
今の大三島は、人間より、イノシシの方が多いかもしれません。

計算に弱い妻ですが、イノシシ算?を実感しています。

今夏、タコ獲りのエサに必要なカニをあまり、見かけなかったのは
日照りのせいではなくイノシシが食べたからだそうです。

サツマイモや小芋をぜん~ぶ食べつくされてしまった畑は数え切れません。

夫は、車を運転中、突然、後から走ってきたイノシシに抜かれ吃驚仰天したそうです。

井戸の上にある柿を食べにきて、井戸に落ちた イノシシを引き上げたこともありました。



柿に気を取られ、井戸に落ちたいのしし (写真提供は、Fさん)


たまたま通りかかり、イノシシの足にロープをかけて、引き上げるのを手伝う夫

  
イノシシ罠にかかったイノシシ肉のお裾分けをいただき、
猪カツにして食べました。


お裾分けのイノシシ肉


我家では、いのカツがお気に入り



しかし、みかん農家である我家は、
いくら、猪カツが美味しくても、イノシシを許せません。

早生温州みかん畑は、今夏のひどい日照りの中
イノシシが、大好物のセミの幼虫を探して、幾度も根を掘り起こしたために、
みかんの木が、すっかり弱ってしまい、
裏年のせいもあり、まったく実をつけてくれませんでした。


11月の早生温州みかん畑 全く実をつけなかった。
まん中がイノシシに掘り起こされた跡


そして、温州みかんの収穫時期を迎えようとする、今
それ程イノシシに荒らされなかった中生晩生みかん畑も
毎晩、イノシシの食堂になっているかのように、
温州みかんが、喰い散らかされています。




イノシシが温州みかんを喰い散らかした跡
イノシシの分際で、温州みかんの皮をむいて食べるとは。


イノシシに折られた枝
イノシシは、後ろ足で立ち上がって、みかんの枝によりかかって折る。

 イノシシよ! みかんの実を食べるのは許すけれど
  枝を折るのは、ルールー違反だぞ!

夫は、心配になり、
木になっている温州みかんの実の数を数え始ました。


晩生みかん畑で、1本ずつ、温州みかんの数を数える夫
 
そして、もうこれ以上
イノシシに食べられてたまるもんかと、
毎晩、ハナと一緒に、イノシシを追い払いに
温州みかん畑の見回りを始めています。

先日は、ハナにも猪カツをやり、
イノシシの匂いを覚えさせました。


初めてのイノシシ肉体験に躊躇するハナ


頑張れ!ハナ


ハナの自己紹介もごらんください。こちらです。



憎きイノシシではありますが、

七曜工房には、 イノシシのブローチがあります。


コクタン ロウ仕上げ

アメリカンチェリー ロウ仕上げ







コメント (3)
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