
フィリピンを襲った台風30号について耳に入って来た事を順不同に書いてみます。
真実と違うこともあるかもしれませんので
予めご了承下さい。
台風30号
国際名 Haiyan
フィリピン名 Yolanda
が強い台風だと言うのは早くからアメリカ(ハワイ)の気象センターから忠告が来ていました。
フィリピンのメディア(テレビ、ラジオ、新聞)はアメリカから忠告を受けて人々に忠告していたのですが、
フィリピンの気象庁(DOST PAGASA)ではそんなに強くないような事を書いていたのです。
ネットではフィリピンの気象庁を信じるか、アメリカの気象庁を信じるか討論などもあって、
私も何度もフィリピンの気象庁のホームページを見ては長女の桜に
「ねえ、そんなに心配しなくていいって書いてあるけどどうなの?
アメリカの気象庁は警告し続けてるよ。
どっちが正しいの?」
と不安に思いながら、むしろ自分に問いかけるようにつぶやいていました。
フィリピンには実は以前から(特に政府で)事なかれ主義が多いのです。
それで「事なかれ主義」って英語で何て言うのかとネットで調べた事があって
確か以前のブログでも書きましたが
「駝鳥主義(Ostrich_policy(ウィキペディア英語記事)」って言うんですよね。
駝鳥は危険が近づくと頭を薮屋穴に隠し、危険を見ないようにする事で危険がないように振る舞うからだとか。
台風が来る・・って時に高波を面白がって波打ち際で遊んでる人なんかもテレビで放送されていて
マニラのゲリラ豪雨でも洪水の中で泳いでる子ども達が必ずいるし
マンホールに吸い込まれたら確実に命はないし
マンホールがなくてもネズミの糞尿から洪水の数日後~1週間くらいで発症するレストスピローシスなんかも命取りになる事もある病気。
子ども達が遊ぶのを親じゃなくても誰か大人が止めたらいいのに
誰も止めないのです。
話しはそれますが最近、物乞いの子が多く
先日も教会の帰りに私が大好きなバロット(孵化する前のアヒルの卵)を買っていたら
子ども達が食べ物買って~と何度も私におねだりし、
でも家の近所に居る子ども達は家もあるし親もいる子ども達なので
物乞いの癖が子どもの頃からついてしまうのは良くないし無視していたら
お店にあるインスタントラーメンをさっとつかんで走って逃げました。
桃ちゃんも見ていたんですが
お店の人は私のおつりを数えていて見てなかったみたいです。
親や学校が道徳を教えないのであれば教会で道徳を教えるのがいいのではないかと思うのですが
フィリピンのカトリック教会には子ども用のミサや教会学校はほぼ皆無です。
昔から道徳は宗教と大きく関わって来たと思います。
神が居るとか居ないとかではなく
何が正しい行いか考えることが大事じゃないかと思います。
そして話しは戻りますが、
アメリカのCNN、イギリスのBBC、日本のNHKでは多くの台風関連のニュースが流れているのに
フィリピンは普段通りドラマやバラエティー番組なども放送し、
台風のニュースは海外に比べたら本当に少ないです。
私などは情報は海外のテレビ局から得ているという感じ。
桜の友達の家族は全員、被害が大きかったタクロバン市に住んでいたんですが
タクロバン市と言っても高級住宅街は津波のような波に飲まれることもなく
洪水もなく、家が壊れる事も殆どなかったみたいで
ただ停電だし、携帯も使えないし、食料も売ってないので
災害が起こった翌日にヘリコプターをチャーターしてセブに一家で避難したんですって。
じゃあお金があれば行ったり来たり出来るってことなんですね。
ただネットで見つけたこのニュース、
ちょっと長いんですが・・
(しかも死体が出て来るのでそういうの見たくない人は見ないで下さい。)
このタガログ語の説明を聞いてると
海の水位が3分ほどの間にビルを飲み込むほど上昇し、
波があるので寄せては返すって感じで
そのせいで多くの人が溺れたようです。
このニュースキャスターやそのグループ全員はそれを見たけど避難して無事だったそうなんですが
タガログ語で怒りながら
「強い台風ってどういう意味か
海面が上昇して何度も波のように襲ってくる
(風だけじゃない)
って予め忠告して欲しかった」
と言ってました。
そしてデパートなど商店の盗難が問題になっていますが、
テレビなどの電化製品を盗み出してる人も多くいて
人によってはタクロバン市だけ戒厳令を敷いたらと言ってるとか。
ここより大きな災害だった日本の311後と比較して
「日本はあの災害で皆決まりを守ってたのにどうしてフィリピン人はこうなる」
とフィリピン人が言ってるほど。
そして津波のような洪水が襲ったのはタクロバン市だったのですが
主人の友人の何人かの住む田舎(ヴィサヤ地方)は死者は殆ど出なかったものの
殆どの家が強い風で破壊され
やはり食料や薬が不足していると助けを求めてきました。
なので今回は主人は自分の友人から助けを求められた2つの地域にお金を送ると言ってました。
それから桜が言ってたんですが
援助物資をお金に換えてる人とかも居るらしいです。
でもそんなのは今の始まったことではないですよね。
自分の物、他人の物と区別があまりない国民なのです。
借りる・・というのは「ちょうだい」と言う意味で使ってる人も多くいます。
借りるつもり・・でも返す気はないので同じ事です。
主人が使ってるタガログ語を聞いてると貸した人に
「Puede ba pahiramin ulit? (Can I borrow it again?)」
(また貸してもらってもいい?)
と聞いているのです。
自分が貸したのに「返して」と言えない文化なんでしょうか。
と言うわけで援助物資や援助金の「管理」は多くの人の手を介入するので簡単ではない筈です。
私も近所のスーパーに行ったら多くの人が箱詰めで援助物資を買っていて
桃ちゃんの学校にも援助物資が山積みだったし
お金を寄付してる人も多いんですが
現地にまだ到達してないのか分かりませんが
現地テレビの放送では状態は落ち着いていて人々は落ち着いていると言っています。
これが事なかれ主義のせいなのか
本当に落ち着いているのか知りようがありませんね。
そしてスマートテレコムは数日中に携帯が通じるようにすると発表しました。
家族の近況を知りたい人たちにとっては携帯が重要なので良かったです。
もっとも携帯が通じても停電なら携帯の充電が出来ないので直ぐには家族と交信出来ないかもしれませんが。
そう言えば、さっき動画を報道した人は
「海面が上昇して波のように押し寄せた」
と言っていてもチーム全員無事だったというのは
津波とはやっぱり全然違いますよね。
突然海面が上昇するのを見ても逃げられたわけですから。
もしかしたら高いビルを拠点としていたのかもしれませんが。
ただこれも桜が言ってたんですが
台風が来ると言うので人々の避難を助ける為に現地に入った兵士の多くが溺れ死んだとかで
本当に人々を助けようとした人達でも逃げ遅れるほどの大水だったのでしょう。
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。
*明日の夜の便でタイのチェンマイに貧乏旅行に5日間出かけます。
貧乏旅行って言ってもツアー代金5万円くらい。
バンコクからチェンマイまでは10時間のバス旅です。
私、桜、桃ちゃんの3人。桃ちゃんは学校から帰ってから行くので大忙し。
桃ちゃんの体調だけがちょっと心配です。
