公務員試験知能、教員採用試験数学解説

ある予備校講師が暇な時間に綴る小さなブログ

13-7とか、苦手です。

2018-04-25 07:58:00 | 整数
繰り上がりがあっても、足し算は得意なんですが、繰り下がりの引き算は、何か苦手です。                    我々の世代の日本人は、子供の頃、塾などはほとんどなく、ソロバンとお習字が二大習い事で、ほとんど親に習わされて(?)いたものです。私もそうです。                    なので、13-7は、10から7を引いたら3で、3に3を足したら6。などとは考えず、頭の中のそろばんを動かして、理屈もへったくれもなく、勝手に6になっちゃうのです。                    しかし、この頭の中のそろばんは、よくバグってしまい、13-7が、7になったり、5になったりして…😰。                    結論。私は繰り下がりの引き算が、大嫌いです。ついでに、分数も大嫌いです。(繰り下がりとは関係ないけど)                    平成20年市役所から。                    1~9の数字から3つを取り出して「ABC」と並べて3ケタの整数とする。以下の条件を満たすとき、Bの数字として考えられるものはどれか。ただし、同じ数字を2回使用することはできない。                    条件1:A、B、Cの数字を並べ替えたところ、最初の数字よりも729小さくなる。                    条件2:A、B、Cの数字を並べ替えて8の倍数にすることができる。                    ①2 ②3 ③4 ④5 ⑤6                     条件1より、                    並べ替えたもの=最初の数字-729です。恐怖の引き算です。ゆえに足し算にします。百の位ですが、729を足したので、Aはもちろん8か9になります。0は使わないので、Aが7になることはありません。すると、次の3通りですね。それぞれやってみます。そして、見事に成功!ついでに、ということで、B=2なので、正解は、肢①です。ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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偶数の素数は2だけだから……

2018-01-15 14:28:00 | 整数
 



 1と、その数自身しか約数を持たない自然数を「素数」といいます。ただし、1は素数から除外します(理由はかなり複雑)。                    ゆえに、一番小さい素数は2ということになります。                     また、2以外の偶数は、1と自分自身の他に、2という約数を持ってしまうので、素数ではなくなります。よって、2以外の素数は全て奇数です。                     それでは問題です。                     平成29年国家一般職(大卒)より。数的推理というより、数学ですねぇ。まずは、-315を右辺に移項して、文字式を因数分解して、この式から、(a+b)も(a+c)も、315の約数だなあと分かります。315の約数(正の約数)って何個あるのかなあ?と気になりますが、公式がありますね。これです。よって、315は、正の約数を12個持ちます。なので、(a+b)(a+c)=315から先は、こうなります。ただし、一番小さい素数が2で、その次に小さい素数が3ですから、(a+b)は、5以上。2つは消去できます。この次がハイライトです。                     残った数は、全て奇数です。ということは、a=2です。なぜだか分からない方は、もう一度この記事のはじめの方を読み直してみて下さいね。                     素数は、ただ1つの例外を除いて、全て奇数です。(例外は2)よって、2つの素数の和は偶数になるはずです。なのに和が奇数なのだから、必ず2という素数が含まれているのです。a=2と決まると、bもcも決まります。3通りあります。正解は、肢2です。                     ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 公務員系資格(公務員試験)PVアクセスランキング にほんブログ村

大阪府公立学校教員採用試験no24(2017.7.7)

2017-10-04 10:26:00 | 整数


パン屋で、アンパン、ジャムパン、カレーパン、メロンパンの4種類のパンを合わせて10個買った。買ったそれぞれのパンの個数について、次のⅠ~Ⅲのことが分かっている。                                         Ⅰ 4種類のパンをそれぞれ少なくとも1個は買った。                    Ⅱ 買ったアンパンの個数とジャムパンの個数は等しい。                    Ⅲ カレーパンをメロンパンよりも多く買った。                    このとき、次のア~エのうち、確実にいえるものを○、そうでないものを×とした場合、正しい組み合わせはどれか。1~5から一つ選べ。                    ア アンパンを2個買ったとすると、メロンパンは1個しか買っていない。                    イ カレーパンを5個買ったとすると、ジャムパンは2個しか買っていない。                    ウ 買った4種類のパンのうち3種類のパンの個数が等しいとすると、アンパンは1個しか買っていない。                    エ メロンパンよりもジャムパンを多く買ったとすると、カレーパンは3個しか買っていない。アンパンとジャムパンをx個、カレーパンをy個、メロンパンをz個買ったとすると、                   Ⅰより、x、y、zは自然数。                   Ⅲより、y>zです。                   まず、x=y=1のときを調べてみます。③の買い方があるので、イは、確実だとはいえません。(ジャムパンが1個のときもある)                   次に、x=y=2のとき。⑤の買い方があるので、アは、確実だとはいえません。(メロンパンが2個のときもある)                   ウも、確実だとはいえません。(アンパンが2個のときもある)                   ④の買い方があるので、エも、確実だとはいえません。(カレーパンが5個のときもある)                   結局、確実にいえるものは、一つもありません。正解は、肢5です。                   もしも、この問題が、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲをすべて満たすような買い方は何通りあるか?」だったら、正解は、6通りですね!ここをポチッとお願いします。→にほんブログ村 資格ブログ 公務員系資格(公務員試験)へ
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東京消防庁1類no15(2017.5.28)

2017-07-31 10:54:00 | 整数




LECオンラインショップ(E学習センター)
青と赤の2つのランプがある。青いランプは計測を始めてから1秒後に点灯し、その後1秒間点灯してから2秒間消えて、また1秒間点灯してから2秒間消えるということを繰り返す。赤いランプは計測を始めてから3秒後に点灯し、その後1秒間点灯してから3秒間消えて、また1秒間点灯してから3秒間消えるということを繰り返す。同時に計測を始めてから5分間計測するとき、2つのランプのどちらか一方だけがついている時間として、最も妥当なのはどれか。①110秒②115秒③120秒④125秒⑤130秒                     青は1秒点灯2秒消えるを繰り返すので、3秒サイクル。赤は1秒点灯3秒消えるを繰り返すので、4秒サイクル。3と4の最小公倍数は12だから、…と考えるのですが、スタートがずれています。青と赤が、同時に点灯するところを見つけなくては…。次に、はじめの12秒間(7秒後から19秒後)を調べると…5分=300秒で、7秒後をスタート(0秒)とすると、300秒後は293秒後です。(300-7)。293÷12=24余り5なので、正解は、肢④です。PVアクセスランキング にほんブログ村


東京消防庁1類no14(2017.5.28)

2017-07-24 09:46:00 | 整数




国内最大級の取り揃え!【ひかりTVブック】
あるクラスの生徒数は42人である。このクラスでは、教室の掃除を月曜日から金曜日までの毎日、出席番号順に8人の当番を決めて行う。ある週の月曜日に出席番号1から8の生徒が掃除をした。次に、この同じ8人が教室の掃除当番になる曜日として、最も妥当なのはどれか。ただし、欠席者はいないものとする。                   ①月曜日②火曜日③水曜日④木曜日⑤金曜日           




警視庁の筆記試験では、漢字の書き取りがありますね。さて、野球で、「打者いちじゅん」とか言いますが、漢字で書けるでしょうか?                   「一巡」だったかな?                 


     例えば、全員が2回ずつ掃除をしたとします。42×2=84ですから、延べ84人が掃除をしたことになります。でも、84は8では割り切れないので、3巡目は、出席番号1~8ではありません。            

 

全員が3回ずつ掃除をしたとします。42×3=126ですから、延べ126人が掃除をしたことになりますが、126は、8で割り切れません。           

このように考えていくと、42と8の最小公倍数を求めるんだな!と気づきます。42と8の最小公倍数は168です。つまり、全員が4回ずつ掃除をすれば、その次に掃除をするのが出席番号1~8の8人です。                   次に、168÷8=21なので、21日掃除をすれば、4巡しますので、22日目の掃除が出席番号1~8の8人です。                   月曜日から金曜日まで5日あります。                 22÷5=4余り2ですから、22日目は、火曜日。正解は、肢②です。PVアクセスランキング にほんブログ村