日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

キラキラと煌めきが見えるような時間帯・・鳥海選手

2022年01月13日 | お気に入りの人たち2016~
NHKのサイトで視聴可能な「東京パラリンピック」競技の配信が昨日で終了した。
パラ後、車いすバスケの見逃した試合をこちらのサイトでたびたび観てきたが
最後なのでTVで録画保存していない予選をまたまた振り返って観た。


私は、スペイン戦(敗戦しているが)3クォーターの鳥海くんが特に鮮やかに印象に残る。
スペイン戦のみ鳥海くんはスタメン出場ではなく(連日出ずっぱりだったからなのか?)
3クォーターより出場している。なんと18点差で負け込んでいる状態からの出場。
で、いきなりポイントを取り、それから彼の加速が止まらない
”バスケが面白くてしょうがない”ような活き活きとした表情が随所に見られる
無垢の少年をそのまま大人にしたような混じり気のないバスケットへの”愉しい”思いが感じられる。
キラキラと星を散りばめるごとく高速で動き回り、ダイナミックに転倒して、軽やかにポイントしていく。
藤本選手等との連携プレーが冴えわたる
アスリートとしてのカテゴリに治まりきらない、
若者の、ひとりの人生の、最も輝ける瞬間を見させて頂いた気分の時間帯だった。

東京パラリンピック時の鳥海選手

もしも・・・
東京パラでの車いすバスケ各試合のDVDが発売されるとしたらどの試合を購入するか?
コロンビア戦、スペイン戦(3クォーターのみでいいのだが)、オーストラリア戦
そしてイギリス戦、の4本かな。

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オリパラ後にアスリートを知る

2021年11月16日 | お気に入りの人たち2016~
東京パラリンピックが終わって2か月半が過ぎた。
正直、パラリンピックをTV観戦したのは東京が初めてだった。
各選手の情報といったら車いすテニスの国枝選手しか知らないという情けない有様で・・。

そんな中、連日のように各種目のアスリートたちの大活躍が報じられていた。
ニュースを見れば競技中の選手たちの映像が続々と目に入ってくる。
誘導されるように各競技をライブ視聴するようになっていた。

そして、9月3日。
車いすバスケットボール男子の対イギリスとの準決勝。
初めて鳥海連志選手を見、目に止め、動きをずっと追い続けることになる。
終始、この選手を追い続けて飽きることがない。
(後にあるフォトジャーナリストさんが「憑かれたようにレンズで彼を追ってずっとワクワクして撮っていた」とコメントしている)
普段、あまりはしゃぐことのない冷静な娘から「見てる?鳥海くんかっこいいねー!」とメールが届いたことにも
驚く。

後日、NHKのサイトで1試合から決勝のアメリカ戦まで全て視聴した。
何度もリピートしてしまうのは1試合目の対コロンビア戦
この初戦の鳥海選手が一番輝いて見える。
なにしろバスケが試合が愉しくてしょうがないという意気込みに溢れている。
パラ後、「夢のような時間を過ごしました」と鳥海くんがコメントを出しているが
まさに実感なんだろうなと思う。そのコメントに重みがズシリとある。
こちらこそ、高濃度のワクワクドキドキの時間を頂けて「夢のようでした」と伝えたい。

という過程を経て、
鳥海選手の選手歴を遡ってみると、これがもう15才頃には既に注目されいて前途有望な子だった。
(コメントもその頃から10代ながらしっかりと落ち着いて話していることに驚く)
新聞記事やユーチューブ等での中継を辿ると、いくつもの優れた又はユニークな各人のコメントに出合う。
お気に入りが古館さんの中継アナウンス(NHKパラのサイトから視聴)です。
2020年の初頭の強化試合だったと思うのだが?・・・
激しい競り合いの中で鳥海くんがボールを獲ると「・・・冷静な鳥海」
得点を入れたすぐ後に「・・・鳥海のクールな流し目
パスが鳥海くんに渡ると「鳥海がボールを持つと怖いゾ!」・・・etc
というように古館節炸裂で笑ってしまうだけど、さすがに的を得てるなァと感心します。

毎日新聞9/4の朝刊スポーツ欄(デジタル版で閲覧できる)の岩壁記者の記事は読みごたえあり。
15才で代表入り(リオで)した時分から5年半も取材を継続している記者の言葉には
真実と思しき鳥海くんが居る。誠実に長きに渡って鳥海選手に向き合ってきた記者だけが書ける記事かなと思う。

まぁ、画像も記事もいいのだけど、やはりアスリートは「試合」だよな、と。
先週、”全日本ブロック選抜車いすバスケットボール選手権大会”(11/12~13)が北九州で開催された(ユーチューブ配信視聴)
鳥海くんは”U23代表”として出場。まだ、チームとしては発展途上の過程での試合だったので,
彼は若手を育てるためのプレーをしていた感があり試合内容は好調とまではいえず、でも1引き分け3勝はさすがです。
その中で強く印象に残る場面があった。
対関東選抜戦。
4クォーター残り時間45秒1   (関東選抜)41:37(U23)
私はここで諦めた・・・が
この後、U23が1点シュートで追加する。
残り時間33秒6       (関東選抜41:39(U23)
ここでタイム時間。鳥海くんがとても厳しい表情で何か・・策を伝えている様子が映る。 
そして、
関東選抜ゴール近辺からの試合開始。 この時間帯の鳥海くんの”圧”が凄かった。
U23を従えた闘将といった風情が漂う。配信のこちらにいてもゾっとする圧であった。
ここからゴール目指してチームみんなが一丸となって突撃する。
                     残り時間3秒1で 41:41に持ち込む ・・結果引き分け。

諦めない気持ち。負けたくない気持ち。ここが強いチームは勝ちにいけるんだなと素朴に思う。


大分さかのぼるが、男子バレーの大ファンだった時期がある。
試合で負けると「この試合、諦めたな」と思わせるような 場面を多くみてきた。 
なので、この土壇場の強さが余計眩しく映ったのかも知れない  

ここからU23代表はもっともっと強くなる、とほぼ確信している。  













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モースと死神くん

2020年11月06日 | お気に入りの人たち2016~
「刑事モース」ーシネフィルwowowと「死神くん」ーテレビ朝日の録画時間が
重なってしまった。
若かりし頃のモースを描いたショーン・エヴァンスと、死神くんの大野智くん
ふたりの演技が大好物なのだ。

モースに至っては「刑事モース」を録画する目的のために新HDDを購入している。
殊にシーズン1が自身にとってショーン・エヴァンス鮮烈の印象を残す(過去記事にいやというほど書いているが
過去13話まではしっかり望みどおりの録画をしていたのだが、それ以降が字幕放送に変換できず悔しい思いをしてきた。
今、またシネフィルwowowで~21話まで放送予定が入っており。しっかり字幕で(モースの声で)録画もできる。
が・・・・なんと
途中から「死神くん」がモース放映中の別局で再放送している。。(以前2局同時録画で失敗経験あり
う~~ん、どちらを優先するか。悩みに悩んで「死神くん」を選んだ。
各話のストーリーは既に分かっているが、もはや大野くんの演技を確認するためだけに観ている感じ・・ですね。
いかにも死神を彷彿させる浮世離れした雰囲気、ときおり魅せる普通のお兄さんな感じ、コケる、諭す、
怒りの場面の声の張りなどなどどれも上質の演技。天上から下界を見下ろす死神くんを見ていると
これが本来の大野くんの姿ではないか?と思えてくる。この鎮静な佇まいは演技以外のもの。
他にもいい役者は多数いるけれど、自身の感性にぴたりと寄り添ってくる役者はそうそう居ない。
なので人それぞれの感性に合った役者を見つけられたら映像から忘我の時間が得られる

どちらも夜間に放送してくれていたら、と切に願った次第である。
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久しぶりにTVドラマに留まる。

2020年06月30日 | お気に入りの人たち2016~

TVドラマは途中で遮断することがよくある。
そんな辛口の私がピタっとTVに釘付けになり、何度も繰り返し確認した場面が約20分ある。

「鍵のかかった部屋」最終回(特別編用として編集あり)6/29日放送
この番組は過日にも触れているが、榎本径(大野智)青砥純子(戸田恵梨香)、芹沢(佐藤浩市)が
描く三者三様の人物像が愉しくて5月の初回から連続して見ていた。
理詰めで場の空気をものともしない微動だにしない榎本の表情。これが、妙にクセになっていた。
じわりじわりと侵食してくる大野くんの演技が好物なんである。
最終回はファンでもある(演技で裏切られたことがほぼない)玉木宏がゲストだった(佐藤学役)

後半約20分を残してふたりが静かに対峙する(この時の玉木に歩み寄る大野の静かなる圧が凄い!)
ふたりの抑えた立ち姿から発せられる緊迫感。
~からの理路整然と事件を解き明かしていく榎本と、徐々に暴かれていく玉木の対比。その心理描写の過程が実に上手い。
榎本のいつもの一色で理路整然と説明するトーンが、ここでは明らかに違ってくる。
この場面で微妙に違って聞こえてくるところがこの役者の凄いところ。犯人に感情移入できている。
玉木もやはり”上手いなぁ”と唸る。各所の声の抑揚、戸惑い・怒り・哀しみを僅かな表情で自然に巧みに表出する。
(次作「竜の道」を愉しみにしている、7/26~)
できれば、玉木をこのまま見逃して欲しいと願ってしまったよ。(翌日、自首する)


数時間経過、続き・・・
対峙する二人のシーンより
榎本が事件の全てを解き明かした後、玉木は犯行を暗黙のうちに認める。
そして、玉木は「君のことは調べさせてもらったよ。君になら分かるだろう俺の気持ちが」と榎本に問う。
その声の抑揚の柔らかさに打たれる。やっと分かってくれるかもしれない相手に出合えた安心感とこれまでの孤独感が滲む。
玉木の問いに榎本は間を置く。その間合いに映し出される榎本の沈黙の表情が過去を能弁に語る(語らずして見る側に悟らせてしまう)
ふたり、向く方向が違えていても根本が相似しているのでとても切ないんですよここが。
あなたは解放されたんですか〈復讐を果たして)と問う榎本に、
「君にはどう見える?」という玉木の問いは真剣そのものだったろう。そんな問いができる相手を得て魂の安らぎを得たような
柔らかささえ哀切の中に見える。もうね、ここの演技素晴らしいんです
双方、僅かに滲む涙は演技を超えていた(と思う)














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例えば、BOXを単品で購入できるなら。

2020年06月07日 | お気に入りの人たち2016~

テレビドラマのDVD/ブルーレイの入手は、10話揃っての「BOXセット」のみでしか購入できない。
もしも、単品で購入出来るのであれば欲しい盤がいくつかある。

例えば、編集版が特別編として放送中の「鍵のかかった部屋」なら、
1話(疑惑の容疑者役で出演の風間杜夫さんファンです。やっぱり惹かれますこの人の演技)
2話(高嶋政宏さんの得体のしれない怖さが
7話(平田満さん出演。1話の風間さんと共に”銀ちゃんヤスさん”以来ずっとファンなのです)
9話 (組長役の岩松了さんがいい味出してます。やくざに対し榎本のままの剽軽さ、青砥・芹沢の戸惑いの対比が愉快!)
最終話(10話~11話)(玉木宏さん、いい役もらいました
このゲスト出演者たちを迎えて、榎本径(大野智)青砥純子(戸田恵梨香)芹沢(佐藤浩市)の三者三様の
演技が非常に上手く絡み合ってくる。
主要3人の関わり方はほぼどの回も面白いのだが、榎本と青砥のほんのりした場面が印象深いのは3話・4話だったかな?
「榎本さん付き合っている人います?」「どうして聞くのですか」「どんな恋をしてきましたか」などなど・・・
シンプルな問いとシンプルな応えがいかにも榎本と青砥らしく、それ以上進まないところが淡い期待を視聴者にもたらす。
榎本の風情からは恋なんて感情はゼロのように見えるので尚更ね・・さじ加減が上手いなぁと思う。
いつの間に忍びよってきたのか、気が付けば榎本径の存在感に侵食されている。これが役者大野智くんの不思議さよ。

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