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雑感想・・・男子フリー

2011年04月29日 | フィギュアスケート
日本勢の明暗がくっきり分かれた結果となる。
衝撃の高橋くんのアクシデント。
もちろん、事前に靴の点検はしていたはず。ビスが外れるなんて。。。
何があったのかな?

気持ち切り替えて
一夜明け、ユーチューブで2位の小塚くんのフリーを何度もリピートして見た。
柔らかいスケーティングが本当に綺麗だ
4回転の後の綺麗な着氷・・これは後ろ向きで見るとその美しさが
よく分かる。
思う存分、伸びやかに滑りきった達成感が終了後のちょっとゴツめの
「やったぜ!!」という表情に表れていた。

3位のガチンスキー(ロシア)はジャンプが凄い!次々としっかり決めてくる。
スケーティングの物足りなさをおどけたような振り付けでカバーし、
なんとか見栄え良く仕上げた。
彼が頑張った結果、これでロシアはオリンピック2枠いけるのかな?

4位のミハル・ブレジナ(チェコ)がかなり好印象。
ダンスセンスがとてもいい。「粋」に踊れる人だ。
4回転も2度軽く跳んでくる。
加えてイケメン、綺麗なプロポーション・・もちろん実力若手注目株だ
(追加)↓は後日エキシビションでの演技です。
ミハエル・ブレジナ エキシビション
洗練されたダンスにシンプルな衣装、ぞっこんです。

↑どうですか?この綺麗なライン。たまたまの一瞬ではなく、ずっとこのように
この人は踊る姿が洒落ている

そして、
優勝のパトリック・チャンはSPとフリー全く文句のつけようがない。
昨日、同様”素晴らしい”の一言

私はこれまでチャンをさほど評価していなかった(上手さに定評があるにも関わらず)
正確に言えばこの人の演技に”眼”が奪われるということがなかった。
それは演技そのものではなく、振り付け・衣装の問題に関わってくる。
演技を魅せるには衣装効果は侮れないと思う。
体型の欠点があるなら衣装である程度カモフラージュ出来る。脚が短かければ
「つなぎ衣装」は無理があり、パンツはストレートライン(裾の靴の辺りでダマが
できないタイプ)を。手袋は見た目の長さを途中で切ってしまうので×。
配色の組み合わせ、切り替えで細長く見せる効果に配慮して欲しい。
日本男子を例に上げると、
織田くんは抜群のプロポで何を着てもいける。
高橋くんは上下別々の衣装の方が安心(?)
小塚くんはシンプル路線をそのまま継続でOK。

いつも衣装で上手い!と唸らせるのがキム・ヨナ。
元々プロポーションの綺麗な人だが、そこを最大限に生かすこの人の衣装センス
は好きだ。
真央ちゃんは微妙、マッチとミスマッチが交互にくる。
安藤さん、然り。

この衣装効果で異彩を放ったのが荒川静香さんのトリノでのフリーの演技。
あの手先にかけて長い幅広の袖は演技を優雅に仕上げるために抜群の効果が
あった。

と、だんだん逸れた話が元に戻せなくなってきた
チャンの素晴らしさにこれまで開眼できなかったのはこの衣装の問題
があったという個人的な偏った嗜好による、という話でした。
加えてカート・ブライアンの振り付けで踊るチャンを見てみたい。


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