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吸い寄せられるような演技・・内村航平

2011年10月10日 | 喜怒☆楽
今、東京体育館で世界体操選手権が開催されている。
昨日、男子の演技(予選)を初めて生で観戦してきた。


1時間遅れて辿り着いたらいきなり内村くんの鉄棒だった
やはりこの人が登場し動き始めると会場の目と関心が内村くんに一気にズームする。
そして鎮まる。その演技は流れるように静かだった。”力瘤”のイメージがほとんどなく曲線をリズミカルに描いていく。あまりにスムーズにこなしているのでド素人の私なんかでは大技の凄さが分からない。分からないけれど、綺麗な流線を描く内村くんの凄さのオーラは伝わってくる。

床演技は軽やかで重量感が感じられない。脚の線が意外に細く綺麗だ(総じて体操選手って脚が細い)床は短パンなので細い筋肉の動きがよく分かる。まるでバネが仕掛けられているように軽快に跳ね廻る。
このハイテクな演技を生の人間がやっている・・ということに改めて驚く。

鞍馬も滞りなく綺麗に流れてフィニッシュ 吸い寄せられるような綺麗な流れだ(私は何度綺麗を連発したのか?)

(画像はディリースポーツより拝借)

演技直前の集中する時間。静かな佇まいの人だ。
この様子を偶然横の角度から見ていたが、この佇まいに胸を打たれた。
沈着冷静というのではない、もっと柔軟で自然な静まりをこの人に感じる。かかる重圧は凄まじいだろうに・・・。






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