日々、思うことをサラサラと。

日頃、イイな、とかおかしいゾ、とかキレイだなと思うことをサラサラと書き出してみたい。

無類の面白さ・・ダウントンアビー

2020年11月29日 | 映画
「ダウントンアビー」イギリス/2020



今更・・・という感じですが。
過去、TV放送中は全く見ていなかった(イギリス初回放送は2010年~)
”全世界を魅了”したという触れ込みを鵜呑みにしたわけではないが、取り敢えず劇場版から入ってみた。
・・結果、たちまちのめり込んでしまった
1920年代、英国の貴族社会が舞台。
伯爵家の家族、使用人の悲喜こもごもを”シーズン1~6””映画版”と総数52話で描いている。
一話それぞれが漏れなく全て面白いということにまず驚く。
伯爵家に関わる事情、使用人の人間関係と毎回難問が勃発し、一話60分がアっという間に過ぎてしまう。
気品溢れ教養も身につけている貴族家族たちの、すっきりクールな策略に翻弄される面白さがある。
「えっ!!」そんなことしちゃうの・・・と、結構辛辣なことを上品な身のこなし・言葉でやり遂げる爽快さが好き。
やがて、どの家族も愛おしく思えてくる。殊にお婆様(マギー・スミス)の風情がとても気に入っている。
使用人それぞれも惹きこまれる。どうしようもない性悪なヤツ(トーマス)が人心を操るのだが彼の存在は作品の中で貴重。
登場人物全員がスピンオフで描けるような見事な脚本だ。(貴族の衣装・華麗な生活様式も目が愉しい)
どれだけ夢中で観ていたかと言うと、
ブルーレイ一枚に2話分挿入されているのだが、2話終わった後「え?もう2話見たの私?」と本気でその時間感覚の短さに驚いた。
寝ずにそのまま見続けていたいのを我慢し、翌朝早朝(4時頃~)すぐに続きを観ていたという入れ込みようだったのです


一気にすべて観る勢いで追いかける愉しさがあった
観てしまった後の脱力感が結構きつい。
こんな面白い作品を観た後、他のどの作品を観てもつまらなく感じてしまっている



コメント