二度目の長期離脱の原因を作った試合で、
途中交代の直前にベンチで遠くを見上げた眼差しに決意のかけらを見た思いがする。
その眼差しに、
これまでの来し方を振り返り”悔いはない”という潔さを感じてしまった。
誰よりも我が事は自分がよく知っているはず。
タイミングの悪さもある。一塁にコンボートするには中田翔の現在のコンディションが良すぎる。
ライトでなら抜群の守備を発揮できることは明らかだが…
やはり、ショートに拘ってほしい気持ちがある。
巨人のショートを守りながらの打撃の凄さを誇るスーパースターとして
終了する選択も充分ありで、すとんと納得できる。
ただ…とても勿体無い。今より楽なポジションでなら40才くらいまで
高成績のままいけるのにと思ってしまう。
不思議なことに、コンボート、移籍、引退、無理をしてでも継続と、
どれを選択しても坂本らしいような気がしてしまうたところだ。
これが、この選手の独特の魅力でもあるのだが。
柔軟そうでも頑固、頑固でも柔軟。
ただ、原監督には選手に対する節操がないのでは?と感じることがある。
26才にして球団の若きキャプテンに任命したのはMLB移籍への足枷となたったのでは?
30才と微妙な年齢での5年契約・・ここで海外移籍は断念か。
他球団の有能なプレーヤーは、師事した監督の身を切るような判断で、あくまで選手の可能性に賭けて手放してくれて
その後がある。
結果が良いも悪いもなく、野球人生に悔いがないことが一番大事なことではないのか。
もしかしたら、今季、原さんの本性を見ることになるかも。